2021年6月13日【エプソムC】終了時点までのデータをもとに、ガロアクリークの好走パターンを分析。
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ガロアクリークの距離適性
ガロアクリークはこれまでに芝1800m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-0-1-1)
- 芝2000m(1-0-1-1)
- 芝2200m(0-0-1-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
- 芝3000m(0-0-0-1)
血統的にあまり長い距離はどうかと思ったが、中距離あたりまでは大丈夫そう。
3000mはさすがに長かった。
ガロアクリークの脚質
中団あたりにポジションを取って、最後は終いを生かす競馬がメインだが、ここまでの好走パターンは、そのほとんどが上りのかかる展開での食い込み。
現状では、上りがかかってナンボ。
ガロアクリークのコース適正
ガロアクリークの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(1-0-0-2)
- 中山(1-0-3-2)
- 京都(0-0-0-1)
上り時計が比較的かかりやすい中山の内回りコースを得意とする。
ガロアクリークの持ち時計(ベストタイム)
ガロアクリークの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.46.5 12着(東京)
- 芝2000m:2.01.4 3着(中山)
- 芝2200m:2.13.4 4着(中山)
- 芝2400m:2.25.0 6着(東京)
- 芝3000m:3.07.5 9着(京都)
スピード勝負には向かない感じ。
ガロアクリークの重馬場適正
ガロアクリークの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-1-0)
ガロアクリークの鉄砲実績(休み明け)
ガロアクリークの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-1-0)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-2)
- 3戦目(0-0-1-0)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
ガロアクリークのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(1-0-0-0)
- 中3~5週(0-0-1-4)
- 中6~8週(0-0-1-1)
ガロアクリークの枠順適正
ガロアクリークの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-0-0-2)
- 5~9番(1-0-1-1)
- 10~14番(1-0-1-2)
- 15~18番(0-0-1-0)
ガロアクリークの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-1-1)
- 3~5月(春):(1-0-1-2)
- 6~8月(夏):(0-0-0-1)
- 9~11月(秋):(1-0-1-1)
ガロアクリークの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-0-0)
- 55キロ(0-0-0-1)
- 56キロ(1-0-2-2)
- 57キロ(0-0-1-2)
ガロアクリークの好走体重
3着以内の体重は;
- 496~502キロ
ガロアクリークの血統背景
父はキンシャサノキセキ(サンデー系/高松宮記念連覇、スプリンターズ2着2回、NHKマイルC3着)。
母の父はキングマンボ(ミスプロ系キングマンボ)。
キングマンボは欧州で走り、芝のG1を3勝。主要距離は芝1400~1800m。
ガロアクリークのここまでの走り
19/11/17 2歳新馬
東京 芝2000m 良 15頭
着順:1着(2.04.5・-0.2差)
騎手:野中悠太(☆54キロ)
減量騎手を背に、スローペースを中団から。
終い33.5秒の脚で勝利。
ラップタイム、走破時計ともに特に強調材料はない。
19/12/28 ホープフルS(G1)
中山 芝2000m 良 13頭
着順:11着(2.04.0・2.6差)
騎手:丸山元気(55キロ)
中団から、4角ではすでに順位を落として9番手で直線へ。
直線でも順位を落として、見せ場なく11着。
時計的には新馬戦程度は走っている。
新馬戦とはレースのレベルが違いすぎただけ。
20/3/1 水仙賞(3歳・1勝)
中山 芝2200m 良 8頭
着順:4着(2.13.4・0.3差)
騎手:池添謙一(56キロ)
6枠6番から中団の後ろ。
道中は逃げ馬が大逃げを打った関係で、ラップタイムは速いラップを刻んでいる。
しかし2番手以降も、それに伴い、そこそこの締まったペースで追走していた模様。
ガロアクリークは3角過ぎてスパートを開始して、4角は3番手の内で直線へ入る。
直線では先頭を追うがその差は詰まらず。
ゴール前ではインをついて追い込んできたサペラヴィに交わされて4着。
しかし早めに動いて4着に粘った今走は、前走に比べれば大きな進歩。
走破時計も悪くない。
鞍上はレース後に「距離不安」をほのめかしている。
昨年の冬に比べると大きな成長がうかがえるだけに、2200mが長いとすると、2000m以下で期待が持てる。
20/3/22 スプリングS(G2)
中山 芝1800m 良 10頭
着順:1着(1.49.8・-0.2差)
騎手:ヒューイットソン(56キロ)
中団からの競馬。
4角は外を回して直線はヴェルトライゼンデとの追い比べを制して勝利。
勝ちはしたものの、レース内容は超スローの上り勝負。内容的にはあまり評価できるものではないが、
上りはメンバー最速33.8秒で、メンバー2位サクセッションの34.1秒を0.3秒上回っている。
ここにきて大きく成長している印象はある。
20/4/19 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 稍重 18頭
着順:3着(2.01.4・0.7差)
騎手:ヒューイットソン(57キロ)
道中は中団から、直線では馬場の外目から脚を伸ばして、最後までバテずに3着を確保。
外枠から距離がどうかと思ったが、楽々クリアー。
ただ、2着馬には3馬身半離されているだけに、距離が合うのか否かは微妙なところ。
20/5/31 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:6着(2.25.0・0.9差)
騎手:川田将雅(57キロ)
道中は中団の前あたり。
4角は外を回して直線に向き、直線は馬場の外目を追い上げるがピリッとした脚は使えなかった。
この馬向きのスローの瞬発力勝負になったが、6着と健闘はしているが、やはりこの距離は主戦場ではない印象。
20/9/21 セントライト記念(G2)
中山 芝2200m(外)良
着順:3着(2.15.4・0.4差)
騎手:川田将雅(56キロ)
6枠7番から先団に取り付く。
道中は中盤以降そこそこペースアップしていったが、4角は2番手でしっかりと先団をキープ。
直線も逃げるバビットに食らいついて行ったが、坂で置かれて3着まで。
良馬場発表ながら、馬場はかなりタフな状態。
先団追走で3着に粘りきるあたり、パワーとスタミナは確かにある。
20/10/25 菊花賞(G1)
京都 芝3000m(外)良
着順:9着(3.07.5・2.0差)
騎手:川田将雅(57キロ)
道中は前の3頭とは離れた先団4番手を追走。
2周目3~4角で順位を押し上げ、4角は2番手で直線に向くが、残り200mあたりで一杯になったもよう。
さすがに3000mは長かったか。
20/12/20 ディセンバーS(L)
中山 芝1800m 良
着順:3着(1.49.7・0.5差)
騎手:田辺裕信(56キロ)
道中は中団9番手の外。
3~4角で順位を押し上げ、4角は7番手の大外から直線。
直線は馬群の外目からグイグイと追い上げたが、前の2頭には届かず3着まで。
時計がかかって上りもかかる展開はこの馬向き。
初めての古馬との一戦でも何とかかたちにはなった。
21/5/15 都大路S(L)
中京 芝2000m 良
着順:競争除外
馬場入場後に疾病〔右前肢跛行〕を発症したため競走除外。
21/6/13 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 良
着順:12着(1.46.5・1.4差)
騎手:野中悠太(56キロ)
道中は中団の前、5~6番手の外を追走。
4角は8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、まったく伸びる気配はなかった。
道中そこそこ流れる展開を、外枠14番から前目に取りついて、終始最内から4~5頭分外目を回って直線に向いた。
スタミナと距離のロスが大きかったのだろう。
次走、中山記念(G2)に向けて
次走は2月27日(日)、中山競馬場 芝1800mで行われる「中山記念(G2)」。
中山の1800mはコース的には合っている。
あとは約8ヵ月ぶりの実戦がどうか?
まずは静観が妥当か。
⇒その他、中山記念(G2)の出走馬を分析