デシエルトの脚質

そこそこのペースで逃げて後続に脚を使わせて、直線で粘り込む競馬でOPクラス2連勝。

SPの持続力、スタミナ、底力。

芝で結果が出ずにダートに転向したが、そこでもイマイチでまた芝に戻されたところで結果を出してきた。

良血だけに、本格化したなら今後が楽しみ。


デシエルトの血統背景

父はドレフォン(ND系ストームキャット)。

ドレフォンは米国で走り、ダートG1を3勝。主戦場はダートの短距離。

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/東京優駿、NHKマイルC)。

母方の6代前、パロクサイドからのラインは、ダイナカールエアグルーヴへと続く名門牝系。

このファミリーにはルーラーシップアドマイヤグルーヴドゥラメンテオレハマッテルゼフォゲッタブルなど多士済々。


デシエルトの前走

24/12/7 中日新聞杯(G3・ハンデ)

中京 芝2000m 良

着順:1着(1.58.4・-0.4差)

騎手;岩田康誠(58キロ)

4枠8番からの逃げ。

前半の1000m通過が58.8秒と速めのラップを刻んで、4角も先頭で直線。

直線は馬場の最内から粘り込みを計り、坂の上りでは後続を2~3馬身引き離し、残り200mからも脚色は衰えずに、後続に2馬身差をつける快勝。

後続の末脚も道中で脚を使わされているせいか弾けない。

力強い競馬で芝に戻ってからの2連勝。

遅れてきた良血が5歳の暮れに開花し始めた。

2024年 中日新聞杯(G3)のラップ分析&回顧