ダノンベルーガのキャリアはまだ3戦だけなので、近走のみを振り返る。
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ダノンベルーガの前走
21/11/21 2歳新馬
東京 芝2000m 良
着順:1着(2.01.3・-0.3差)
騎手:石橋脩(55キロ)
レースは8頭立ての小頭数。
6枠6番から道中は中位のやや後ろ、5番手を追走。
4角も5番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りで一気に逃げ粘るバトルボーンとの差を詰めて、残り200mを過ぎたあたりでは先頭に立ち、そのままの勢いで余裕のゴール。2着のバトルボーンとは2馬身差。3着馬には7馬身差。
自身の上りは33.1秒。
ラストは最後までしっかり追っていれば32秒台も出る勢い。
坂の上りでの加速の度合いにはちょっとびっくり。
道中のペースはスローだが、東京2000mの新馬戦としては流れていた方。
圧巻の差し切り勝ちで瞬発力の高さを示した。
【期待される能力】
- 瞬発力
22/2/13 共同通信杯(G3)
東京 芝1800m 稍重
着順:1着(1.47.9・-0.2差)
騎手:松山弘平(56キロ)
外枠10番から、道中は中団6番手の外を追走。
4角は5番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りで先頭との差を詰めていき、ゴール前、逃げ粘るビーアストニッシドを交わしてゴール。
外差し馬場の効果もあったが、決め手勝負ならこの馬だろう。
自身の上りは33.7秒。
良馬場ならさらに切れたことだろう。
22/4/17 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 良
着順:4着(2.00.0・0.3差)
騎手:川田将雅(57キロ)
最内1番枠から道中は5番手の内。
4角は3番手の最内で直線に向き、直線は進路を外目に持ち出して追い上げてくるが、外差し勢の脚には及ばず4着まで。
道中荒れた内目の馬場を通った馬では最先着。
内枠がアダになった印象。
力負けではない。
ダノンベルーガの脚質
中団あたりで脚を溜めて、終いを生かしてくる競馬。
強烈な末脚が武器。
ダノンベルーガの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック、日本ダービー2着、宝塚記念2着)。
母の父はティズウェイ(マンノウォー系)。
ティズウェイは米国で走り、ダートG1を2勝。主要距離はダートの7F~9F(約1400~1800m)。
次走、東京優駿(日本ダービー・G1)に向けて
次走は5月29日(日)、東京競馬場 芝2400mで行われる「東京優駿(日本ダービー・G1)」。
この馬も東京コースへ戻ることは確実にプラス材料。
前走は決して力負けではないはず。
ここでもチャンスはある。
⇒その他、日本ダービー(G1)の出走馬を分析