2020年11月21日【アンドロメダS】終了時点までのデータをもとに、クラージュゲリエの好走パターンを分析。
Contents
クラージュゲリエの距離適性
クラージュゲリエはこれまでに芝1800m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-0-2-1)
- 芝2000m(1-1-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
2000m前後が守備範囲。
2400mも「ダービー」の0.6差 6着があるので、あながち走れないとは言い難いが、印象としては2000mがベスト。
クラージュゲリエの脚質
「共同通信杯」の0.8差 3着を見ても、切れる脚がないのは明らか。
現状では「皐月賞」や「ダービー」のときのように、中団前、もしくは先団につけて、SP持続力、スタミナを生かす競馬がベストだと思う。
クラージュゲリエのコース適正
クラージュゲリエの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(1-0-1-0)
- 東京(0-0-1-1)
- 中山(0-0-0-1)
- 京都(1-0-0-1)
- 阪神(0-1-0-0)
まだ競馬場による巧拙はよく分からないが、札幌で重賞を勝っているように、力の要する馬場は得意のような印象。
SP持続力、スタミナ、パワー。この三つがこの馬のキーワード。
クラージュゲリエの持ち時計(ベストタイム)
クラージュゲリエの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.46.6 10着(京都)
- 芝2000m:1.58.7 5着(中山)
- 芝2400m:2.23.2 6着(東京)
自己ベスト計時レースでの着順がどれも悪い。
現状では高速馬場の高速決着、速い上りには対応できないと見ていい。
クラージュゲリエの重馬場適正
クラージュゲリエの稍重も含めた道悪競馬の経験はまだない。
しかし印象としては、道悪は走ってきそう。
クラージュゲリエの鉄砲実績(休み明け)
クラージュゲリエの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-1-1)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-1)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
クラージュゲリエの枠順適正
クラージュゲリエの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-1-0)
- 5~9番(0-0-1-1)
- 10~14番(1-1-0-2)
- 15~18番(未)
クラージュゲリエの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-1-0)
- 3~5月(春):(0-0-0-2)
- 6~8月(夏):(1-0-0-0)
- 9~11月(秋):(1-1-1-1)
クラージュゲリエの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-1-0)
- 55キロ(1-0-0-0)
- 56キロ(0-1-0-1)
- 57キロ(0-0-1-2)
クラージュゲリエの好走体重
3着以内の体重は;
- 462~496キロ
クラージュゲリエの血統背景
父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ)。
母の父はタニノギムレット(ロベルト系)。
近親に2013年の「フローラS(G2・芝2000m)」、「ローズS(G2・芝1800m)」を勝ったデニムアンドルビー。2014年の「弥生賞(G2・芝2000m)」を勝ったトゥザワールド。2019年の「青葉賞(G2・芝2400m)」を勝ったリオンリオンなど。
クラージュゲリエの評価
3歳クラシック戦線では、勝ち負けまでにはいかなかったものの、そこそこの走りは見せた。
古馬になっての成長力次第では、まだまだ期待できる素質は持ち合わせていると思う。
2000m前後の距離で、「上りのかかるタフな展開での先行押し切り」が好走パターンと予想するが・・・。
クラージュゲリエのクラシックでの走り
19/4/14 皐月賞 18頭立て
中山 芝2000m 良
着順:5着(1.58.7 0.6差)
騎手:横山典弘(57キロ)
五分のスタートから中団の前にポジションを取る。
道中のペースは遅くも速くもない平均ペース。
4角は8番手あたりで直線を向き、ジリジリとは伸びてくるが、勝ち負けに加わるほどの脚はない。
しかし6着以下の追い込み勢には抜かせない走り。
もう少し前にいて、セーフティーリードを取りたい。
19/5/26 日本ダービー 18頭立て
東京 芝2400m 良
着順:6着(2.23.2 0.6差)
騎手:三浦皇成(57キロ)
五分のスタートから先団5番手あたりを追走。
リオンリオンが大逃げを打つタイトな展開。
直線は外に出したクラージュゲリエ、ここでもジリジリと伸びてはいるが、勝ち負けには加われない。
ゴール前、追い込み勢にも交わされているだけに、2400mはちょっと長いような気もする。
レースの上りは35.9秒。
2000m前後の距離で、このようなタフな展開になればチャンスはあるかも。
クラージュゲリエの次走
次走は1月17日(日)、中京競馬場 芝2200mで行われる「日経新春杯(G2・ハンデ)」。
前走はアドマイヤビルゴと斤量差2キロでクビ差の2着。
長欠明けから叩き3走目、ここは真価が問われる一戦になる。