アヴェラーレのキャリアはまだ2戦だけなので、近走のみを振り返る。

アヴェラーレのここまでの走り

20/10/31 2歳新馬

東京 芝1400m 良

着順:1着(1.22.7・-0.2差)

騎手:ルメール(54キロ)

少し出遅れ気味だが二の脚で中団をキープ。

4角は8番手で馬群の中。

出すところを探りながら、坂の途中で前が開くと、そこから一気に加速して行き、先に抜けだしていたアルトヴォラーレをしっかり捉えて1馬身差のゴール。

新馬戦としてはそこそこ流れたが、この馬の上りは33.8秒と優秀。

【期待できる能力】

  • 瞬発力

21/2/6 春菜賞(3歳1勝C)

東京 芝1400m 良

着順:1着(1.22.1・-0.2差)

騎手:ルメール(54キロ)

スタートはしっかりと出て、道中は好位の4~5番手。

4角は5番手の内で直線。

直線は馬場の内目からじっと進路が開くのを待つかたちで、坂を上りきったあたりで外が開くと、そこからスッと外へ出すと、あとはグングンと加速して、先に抜け出していたタイニーロマンスを、並ぶ間もなく抜き去ってゴール。

スローの流れだったとは言え、自身の上りは33.3秒。

ルメール騎手絶賛の末脚。


アヴェラーレの脚質

終いの脚は一級品。好位抜け出しが板に付くと、さらに安定感が増しそう。


アヴェラーレの血統背景

父はドゥラメンテ(ミスプロ系キングマンボ/皐月賞、日本ダービー 他)。

母はアルビアーノ(フラワーC、スワンS、NHKマイルC2着)。

母の父はハーランズホリデー(ND系ストームキャット)。

ハーランズホリデーは米国で走り、「フロリダダービー」など、ダートG1を3勝。主戦場はダートの中距離。

牝系は日本でクラシックホース2頭を輩出した米国牝系。

その2頭はノーリーズン(皐月賞)、ワンアンドオンリー(日本ダービー)。

アヴェラーレの次走

次走は4月10日(土)、中山競馬場 芝1600mで行われる「ニュージーランドT(G2)」。

千六、右回りが初めてとなるが、ここでも快勝してくるようなら、本番も突き抜けそうな逸材。