結果

第58回アルゼンチン共和国杯 18頭立て

東京競馬場 芝2500m

馬場状態:良

クッション値:9.6(標準)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
オーソリティ 2.31.6 3-3-3-3(先行) 34.4
ラストドラフト 2.31.8 1  1/2 7-8-7-9(中団) 34.2
サンアップルトン 2.31.9 クビ 12-12-12-12(中団後) 34.1

レースの上り:34.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12 Lap13
今走 2.31.6 34.9 7.3 11.3 11.1 11.8 12.2 12.1 12.8 12.9 12.6 12.6 11.3 11.2 12.4
過去平均 2.31.42 34.7 7.3 11.4 11.6 12.4 12.5 12.3 12.6 12.4 12.2 12.2 11.5 11.3 11.8
0.2 0.0 -0.1 -0.5 -0.6 -0.3 -0.2 0.2 0.5 0.4 0.4 -0.2 -0.1 0.6

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去8走))

走破時計や上り600mの時計は、過去の良馬場平均とほぼ似通ったタイムが出ているが、レースの内容としては過去平均とは少し違った。

序盤から中盤(前半)あたりまで(Lap6まで)は逃げたミュゼエイリアンが軽快なラップで飛ばしていたため、ペースはそこそこ速くなっている。

しかし1200m(Lap7)あたりからはペースは一気に落ち着いた。

この中だるみのラップがおよそ800m続き、残り600mを切って、馬群も一気に凝縮して、またしてもペースが一気に上がって、スローの瞬発力勝負の様相を呈した。

前にいた組は、中盤(後半)800mでかなり楽が出来ているので、最後もそこそこ残っても良いように思うが、前にいた組で掲示板に残ったのは、勝ったオーソリティのみ。

上り600mのタイムも一件平均的ながら、最後の200mは12.4秒を要しており、そこそこの消耗戦になっていたことが窺える。

また、馬場も内ラチ沿いはかなり荒れてきていて、道中内側を通った馬は、それなりにスタミナが削られていた可能性もある。

総じて、今年のアルゼンチン共和国杯は、瞬発力と底力、双方が求められたレースとなったのではないか。


回顧

1着は3番人気のオーソリティ。

終始3番手でレースを進め、直線では残り300mあたりで抜け出すと、そのまま押し切ってゴール。

先行グループで掲示板に残ったのはこの馬1頭。

ハイラップの「青葉賞」を勝ち切った実力はやはり本物。

オーソリティの分析

 

2着は6番人気のラストドラフト。

道中は中団、直線は外に持ち出して鋭く伸びた。

中団で脚を溜め、直線は馬場の良い外側に出して追い込んだのが嵌った。

キレッキレの瞬発力勝負より、今回のようなタフな馬場の末脚比べが向いている印象。

ラストドラフトの分析

 

3着は9番人気のサンアップルトン。

道中は中団の後ろ寄り。

直線は外に出して追い上げるが3着まで。

確かな末脚がここでも炸裂したが、頭を取るにはもう少し上りがかかってほしかったか。

サンアップルトンの分析

 

1番人気のユーキャンスマイルは4着。

勝ち負けのレベルにはあったが、最後はタフな展開にもなり、そうなると斤量の58キロが効いた感じ。

それにしても今回も含めて58キロは(0-0-0-4)。

今後のG1戦線ではちょっと心配なデータになった。

ユーキャンスマイルの分析

 

2番人気のサンレイポケットは6着。

道中は中団。

4角では各馬外へ殺到して、とても外へ進路が取れる状況ではなかった。

仕方なく馬場の悪い内側を狙って追い込んで来て、残り200mでは先頭を捉える勢いだったが、そこから失速しての6着。

この馬場では内からでは伸びようがない。

決して力負けではない。

サンレイポケットの分析