2020年9月19日【ケフェウスS】終了時点までのデータをもとに、ラストドラフトの好走パターンを分析。
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ラストドラフトの距離適性
ラストドラフトはこれまでに芝1800m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-0-0-0)
- 芝2000m(1-1-0-5)
- 芝2200m(0-0-1-0)
まだキャリアが浅いので何とも言えないが、とりあえず2000m前後は守備範囲。
ラストドラフトの脚質
先行押し切り、中団からの抜け出しが好走時の脚質だが、末脚が切れると言うよりも、スピード持続力に長けた馬だという印象。
ラストドラフトのコース適正
ラストドラフトの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(1-0-0-1)
- 中山(1-0-1-2)
- 中京(0-1-0-2)
まだコースによる巧拙は判断できない。
ラストドラフトの持ち時計(ベストタイム)
ラストドラフトの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.49.6 1着(アタマ差・東京)
- 芝2000m:1.59.0 7着(0.9差・中山)
- 芝2200m:2.15.5 3着(0.5差・中山)
時計勝負には向かない感じ。
ラストドラフトの重馬場適正
ラストドラフトの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 重(0-0-0-1)
- 稍重(0-0-1-0)
これだけのデータでは何とも言えないが、母のマルセリーナは道悪は全くダメだった。
ラストドラフトの鉄砲実績(休み明け)
ラストドラフトの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-0-2)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-0)
- 3戦目(0-0-1-0)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(未)
叩いてから、といった感じ。
ラストドラフトの枠順適正
ラストドラフトの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-1-2)
- 5~9番(1-1-0-0)
- 10~14番(0-0-0-3)
- 15~18番(未)
内枠に入って先手が欲しい。
ラストドラフトの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-1-1-0)
- 3~5月(春):(0-0-0-3)
- 6~8月(夏):(未)
- 9~11月(秋):(1-0-0-2)
ラストドラフトの斤量別着度数
- 54キロ(0-0-0-1)
- 55キロ(1-1-1-0)
- 56キロ(1-0-0-2)
- 57キロ(0-0-0-2)
ラストドラフトの好走体重
3着以内の体重は;
- 454~464キロ
ラストドラフトの血統背景
父はノヴェリスト(傍流・重厚なドイツ血統)
ノヴェリストは欧州で走り、「キングジョージⅥ&クイーンエリザベスステークス 」、「バーデンン大賞」などG1を4勝。主戦場は芝2400m。
母は2011年の「桜花賞馬」マルセリーナで、重賞勝ちは芝2000m(13年「マーメイドS」)まで。
母の父はディープインパクト(サンデー系)。
ラストドラフトの近走
19/4/14 皐月賞(G1) 18頭立て
中山 芝2000m 良
着順:7着(1.59.0 0.9差)
騎手:シュタルケ(57キロ)
続けて3度目の中山芝2000m。
しかし過去2走と違ってペースがグンと上がった。
そのためか、中団9~10番手で折り合いに専念。
しかし勝負どころでは弾けずに0.9差の7着。
敗因云々より、これが現状での実力のような印象。
19/10/21 オクトーバーS(L) 13頭立て
東京 芝2000m 良
着順:8着(1.59.9 0.7差)
騎手:ルメール(54キロ)
約半年ぶりの休み明け。
後方待機で脚を溜めるが、直線ではさほど詰まらず0.7差の8着。
3着までを道中1~3番手までが占めるスローの前残りの展開。
終いの脚はメンバー3位の33.6秒を出しているので、休み明けを考慮すればこんなものか。
19/12/7 中日新聞杯・H(G3) 16頭立て
中京 芝2000m 良
着順:2着(1.59.2 アタマ差)
騎手:マーフィー(55キロ)
中団前あたりの6番手からの競馬。
直線は外に出して残り200m過ぎから一気に抜け出してくる。
これで決まりかと思えたが、サトノガーネットの末脚にアタマ差屈した。
しかし軽ハンデの古馬に混じって大健闘。
ゴール前はソラを使った感じ。
このクラスなら力は上位。
20/1/26 アメリカJCC(G2)
中山 芝2200m 稍重 12頭
着順:3着(2.15.5・0.5差)
騎手:マーフィー(55キロ)
2枠2番からスタート五分で中団から。
道中は内の経済コース。
開催最終日で稍重馬場。
ペースも中盤から締まってきて、スタミナ、パワーを要するレースになった。
ラストドラフトは3角過ぎ、勝負どころで外に出して進出を計るが、前にいた馬に故障発生で急ブレーキ、大きく外に振られる不利。
直線は馬場の外目から懸命に追い上げてくるが、前には届かず。
0.5差の3着、あの不利がなければ、勝ち負けだったような感じ。
20/3/15 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:5着(2.02.1・0.5差)
騎手:吉田隼人(56キロ)
道中は中団。
超スローの展開で、4角6番手の外で直線に向くが、前も止まらず5着まで。
位置取りはもう少し前にはならないか?
20/9/19 ケフェウスS(ハンデ)
中京 芝2000m 良
着順:8着(2.00.0・1.3差)
騎手:川田将雅(57キロ)
6枠12番から先団4番手に取り付くが、道中かかり気味に上がってきたポポカテペトルにペースを乱された感じ。
4角は5番手で直線に向くが、なんとか食い下がれたのは残り200まで。
休み明け、トップハンデの57キロ、そして道中ペースを乱されたハイラップ。
ちょっと流れが向かなかった。
ラストドラフトの次走
次走は11月8日、東京競馬場 芝2500mで行われる「アルゼンチン共和国杯(G2・ハンデ)」。
ハンデは56キロ。
2500mは初距離になる。
タフな展開になれば浮上してきそうだが、このレースはそう言う展開になりにくい。