2023年7月16日【函館記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、キングオブドラゴンの好走パターンを分析。(ダートは除く)
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キングオブドラゴンの距離適性
キングオブドラゴンはこれまでに芝2000m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝2000m(2-2-0-5)
- 芝2200m(1-5-1-4)
- 芝2400m(1-2-0-2)
- 芝2500m(0-0-0-2)
- 芝2600m(0-0-2-0)
- 芝3000m(0-0-0-1)
中距離あたり、伸びても2500m前後までか?
キングオブドラゴンの脚質
1勝クラスをウロウロしていたころは、前に行ったり控えたりで一貫性がなかったが、1勝クラスを「逃げ」の手で勝ち上がると、あとは逃げの一手でオープンクラスまで一気に駆け上がってきた。。
ハナに立つとそこそこしぶとい。
しかし、下手にペースを落としてしまうと、キレ味勝負では後手を踏む。
レースの上りは最低でも35秒台は欲しいところ。
行き切って粘りきる競馬が合っているが、OPクラスではなかなか先手が取れない。
逃げたい馬が複数いるときは競らないので、逃げたい馬がこの馬一頭のときが狙い目か?
キングオブドラゴンのコース適正
キングオブドラゴンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-1-0)
- 函館(0-0-0-2)
- 福島(0-1-0-0)
- 新潟(0-1-0-0)
- 東京(0-0-0-2)
- 中山(2-1-0-4)
- 中京(0-5-1-1)
- 京都(0-1-0-2)
- 阪神(2-0-0-4)
- 小倉(0-0-1-0)
コースによる巧拙はなさそう。
キングオブドラゴンの持ち時計(ベストタイム)
キングオブドラゴンの持ち時計は次の通り;
- 芝2000m:1.58.0 5着(中京)
- 芝2200m:2.12.4 1着(中山)
- 芝2400m:2.25.2 8着(阪神)
- 芝2500m:2.35.3 18着(東京)※アクシデントあり
- 芝2600m:2.39.9 3着(札幌)
- 芝3000m:3.05.7 6着(阪神)
キングオブドラゴンの重馬場適正
キングオブドラゴンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-2-0-5)
- 重(未)
- 不良(0-0-0-1)
道悪はあまり得意ではなさそう。
キングオブドラゴンの鉄砲実績(休み明け)
キングオブドラゴンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-2-0-4)
叩いてからは;
- 2戦目(1-1-1-2)
- 3戦目(0-1-1-2)
- 4戦目(1-1-0-1)
- 5戦目~(1-1-1-1)
キングオブドラゴンのローテーション適正
- 連闘(1-1-0-0)
- 中1~2週(2-2-1-4)
- 中3~5週(0-0-2-4)
- 中6~8週(1-2-0-2)
詰めて使っても結果は残す。
キングオブドラゴンの枠順適正
キングオブドラゴンの馬番別着度数は;
- 1~4番(2-1-1-4)
- 5~9番(1-4-2-8)
- 10~14番(1-4-0-1)
- 15~18番(0-0-0-1)
キングオブドラゴンの斤量別着度数
- 53キロ(0-0-0-1)
- 54キロ(0-1-1-1)
- 55キロ(1-3-0-0)
- 56キロ(0-1-1-9)
- 57キロ(3-4-1-3)
キングオブドラゴンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-4-1-3)
- 3~5月(春):(1-3-0-4)
- 6~8月(夏):(0-0-1-3)
- 9~11月(秋):(2-2-1-4)
キングオブドラゴンの好走体重
3着以内の体重は;
- 478~508キロ
キングオブドラゴンの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック、日本ダービー2着、宝塚記念2着)。
母の父はコロナドズクエスト(ミスプロ系フォーティーナイナー)。
コロナドズクエストは米国で走り、ダートG1を2勝。主要距離はダートの短距離~中距離。
キングオブドラゴンの近走
22/3/20 阪神大賞典(G2)
阪神 芝3000m(内)良
着順:6着(3.05.7・0.7差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
5枠6番から思惑通りハナへ。
前半1000m通過は63.1秒とかなり緩いペースに落とすことができた。
4角は後続に約1馬身半の差をつけて直線に向くが、直線早々にディープボンドに並びかけられる。
しかし坂下まではなんとか抵抗して食らいついていたが、坂の上りで力尽きた。
昇級初戦ということもあるが、あの流れで掲示板を確保できないようならば、距離が長いということかも。
22/6/4 鳴尾記念(G3)
中京 芝2000m 良
着順:5着(1.58.0・0.3差)
騎手:岩田望来(56キロ)
【レース前寸評】
このメンバーで逃げてどこまで粘れるか?
【結果】
4枠4番からハナへ。
前半1000mの通過が60.1秒。
4角も後続に1馬身の差をつけて直線に向き、ゴール前までは3番手で粘っていたが、ゴール前で2頭に交わされて5着。
開幕週の馬場で、ちょっと上りが速くなった。
しかし大健闘、力はつけている感じ。
22/9/25 オールカマー(G2)
中山 芝2200m(外)良
着順:10着(2.14.4・1.7差)
騎手:三浦皇成(56キロ)
【レース前寸評】
同型が一頭いるが、向うは長期の休み明け。
行き切る競馬さえできれば、チャンスはある。
【結果】
スタートよくハナを窺うが、外からバビットに主張されて控える。
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くが、直線では早々に粘りを欠いてズルズルと後退。
ハナを切ってこその馬。
序盤、もう少し抵抗する場面があってもいいのでは?
22/10/10 京都大賞典(G2)
阪神 芝2400m 稍重
着順:8着(2.25.2・0.9差)
騎手:川田将雅(56キロ)
【レース前寸評】
中1週での参戦だが、詰めて使うローテは問題ない。
ハナさえ切れればうるさい馬だが、逃げたい馬がもう一頭いる。
【結果】
スタートして、横のディアスティマがハナを狙うが、こちらは行く気なく控えて、道中は4番手追走。
4角も4番手の内で直線に向き、直線は馬場の最内から坂下までは粘っていたが、坂の上りで粘り切れなかった。
ハナが切れないとこういう感じ。
22/11/6 アルゼンチン共和国杯(G2・ハンデ)
東京 芝2500m 良
着順:18着(2.35.3・4.2差)
騎手:坂井瑠星(54キロ)
【レース前寸評】
ハナさえ切れれば一発を秘める。
【結果】
1枠1番からハナへ。
道中は後続に5~6馬身の差をつけて軽快に逃げるが、4角を先頭で回ったところで内側に逃避して内ラチに衝突。
そのまま立て直してレースはやめなかったが、大差の殿負け。
まあ、参考外のレースにはなったが、あのまま先頭で逃げてどこまで行けたか見てみたかった。
⇒2022年 アルゼンチン共和国杯(G2)のラップ分析&回顧
23/1/15 日経新春杯(G2・ハンデ)
中京 芝2200m 稍重
着順:2着(2.14.3・0.1差)
騎手:坂井瑠星(55キロ)
6枠10番から道中は2番手追走。
4角も2番手だだ、直線は多くの馬が進路を馬場の外目に取る中、この馬は馬場の最内から追い上げに入り、ゴール前あと一歩のところまで粘ってはいたが、ゴール前、59キロの勝ち馬に交わされて2着。
普通なら最後に切れ負けするスローの展開だったが、今回は馬場がタフだった分、上りもそこそこかかって2着に粘れた。
フロックではなく、ちゃんと理由のある2着。
23/2/12 京都記念(G2)
阪神 芝2200m(内)良
着順:4着(2.11.8・0.9差)
騎手:岩田望来(57キロ)
道中は先団3番手の最内を追走。
4角も3番手の最内で直線に向き、直線も馬場の内目から追い上げに入るが、0.9差の4着まで。
この緩い流れなら残りたいところだが、勝ち馬はともかく、2、3着馬にもキレ負け。
レースの上りが34秒台ではしんどい。
23/3/25 日経賞(G2)
中山 芝2500m(内)不良
着順:7着(2.39.1・2.3差)
騎手:松岡正海(57キロ)
道中は先団3番手追走。
4角も3番手で直線に向くが、直線では粘れず、坂下で脱落。
馬場が悪すぎたと、鞍上のコメント。
23/7/16 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 稍重
着順:7着(2.01.9・0.5差)
騎手:富田暁(56キロ)
大外16番から道中は先団4番手。
4角も3番手で直線に向くが、直線では粘り切れず。
大外枠から前目につけて、最後もそこそこ粘っている。
前にはきつい展開だったが、そこそこの出来にはあったのではないか。