結果
2024年 11月10日(日)
第49回 エリザベス女王杯(G1)
京都競馬場 芝2200m(外)良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | スタニングローズ | 2.11.1 | 4-4-4-2(中団前) | 34.0 |
② | ラヴェル | 2 | 8-8-8-9(中団) | 34.1 |
③ | ホールネス | 3/4 | 5-5-5-5(中団前) | 34.4 |
レースの上り:34.4
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.11.1 | 34.4 | 12.5 | 10.6 | 12.1 | 12.2 | 12.2 | 12.5 | 12.6 | 12.0 | 11.7 | 11.1 | 11.6 |
過去平均 | 2.13.40 | 34.6 | 12.5 | 11.3 | 12.9 | 12.7 | 12.4 | 12.5 | 12.6 | 11.9 | 11.6 | 11.3 | 11.7 |
差 | -0.2 | 0.0 | -0.7 | -0.8 | -0.5 | -0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | -0.2 | -0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
逃げたコンクシェルが少し離した逃げを打ったとは言え、全体的に見ても今年の流れは少々速い。
しかし京都の馬場コンディションも、昨週の雨の影響をあまり感じさせないくらい、速めの馬場になっていた。
そう考えると、レース序盤から中盤にかけての速いラップは逃げ馬が作ったもので、逃げ馬から5~6馬身離れて追走していた4番手以降の馬にとっては、さほど速いとは言えないくらいのペースだったと思われる。
そしてレース中盤からは3角の上り坂でまたラップがグッと落ちて、勝負どころは例年通り坂の下りから始まる残り800mのロングスパート戦となる。
結果を見ても、上位3頭は道中4番手以降の馬で、その中でも前目にポジションを取った馬で占められた。
スローのヨーイドンとまでは言わないが、道中4番手以降の馬にとってはそんな感じの流れ。
というか、例年のこのレースでよく見られる展開。
最後の脚は一瞬の脚ではなく、坂の下りからの800mをしっかり高速で走り切るSPの持続力が勝負のカギ。
回顧
1着は3番人気のスタニングローズ。
道中は先頭からは5~6馬身離れた好位の4番手を追走。
3角の下りで先頭との差を詰めて行き、4角は2番手で直線。
直線は馬場の4、5分どころに進路を取って直線入口では早くも先頭。
そのまま突き抜けてゴールした。
前有利の緩い流れで、この馬の実力を持ってすれば最後の直線は余裕の抜け出しだっただろう。
「秋華賞」以来のおよそ2年ぶりの勝利となったが、今回はこの馬向きの流れだったことが大きい。
⇒スタニングローズの分析
2着は12番人気のラヴェル。
外枠16番から、道中は中団8番手の外目。
4角は9番手の大外で直線に向き、直線は勝ち馬の後ろから追い上げに入り、良い脚で伸びてはくるが、2馬身差の2着。
前目有利の展開で、4角は大外を回してよく伸びてはきているが、2馬身差では評価しにくい。
レガレイラがまともなら、3着争いだった可能性が高い。
3着は2番人気のホールネス。
道中は勝ち馬の内、5番手の内目を追走。
4角も5番手の内で直線に向き、直線は馬場の3分どころに出して追い上げに入り、しぶとく脚を伸ばしてくるが、3着争いを制したまで。
展開有利も、キレる脚がない分、最後は後手を踏んだ感じ。
1番人気のレガレイラは5着。
道中は中団8番手。
4角も8番手の内で直線に向き、直線入口では前に小さく開いたスペースに飛び込もうとするが、ここで進路が狭くなり、他馬と大きく接触する不利。
立て直して追い上げてはくるが、3着争いが精一杯。
接触があり減速して、伸びない内目の馬場を通っての5着。
2着とは0.1差だけに、あの不利は痛かった。
不利がなくても、ポジション的に勝ち馬を交わせたかどうかは微妙。
⇒レガレイラの見立て