結果

2024年 2月25日(日)

第98回 中山記念(G2)

中山競馬場 芝1800m(内)稍重

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
マテンロウスカイ 1.48.1 3-3-3-2(先行) 37.2
ドーブネ 2 1-1-1-1(逃げ) 37.9
ジオグリフ クビ 4-5-6-4(先行) 37.3

レースの上り:37.6


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.48.1 37.6 12.7 11.2 11.7 11.6 11.4 11.9 12.5 12.3 12.8
過去平均 1.46.04 35.8 12.5 11.4 11.6 11.6 11.5 11.7 11.8 11.6 12.4
1.8 0.2 -0.2 0.1 0.0 -0.1 0.2 0.7 0.7 0.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

稍重の馬場だが、前半、中盤と良馬場平均とさほど変わらないラップ。

しかしその分、上り3Fは37.6秒を要するかなりの消耗戦。

しかし開幕週の馬場だけに、馬場のコンディション自体は悪くはなく、前に行って内を通った馬が残れる馬場。

一方、後ろから外を回して追い込んできた馬には不利な馬場となった。

奇しくも道中馬場の最内を追走した馬のワンツースリー。

過酷な消耗戦になったため、道中の距離損を抑えられた馬が上位に絡んだ格好。

近走で重賞ではイマイチだが、力自体はあって、時計がかかって良い実績馬という共通項もありそう。


回顧

1着は7番人気のマテンロウスカイ。

道中は先団3番手の最内を追走。

4角も3番手の内で直線に向き、直線は坂の上りで逃げ粘るドーブネを捉えると、そのまま突き抜けてゴール。

適距離で、右回りで、時計のかかる展開で、しっかり前目にポジションが取れるとここまでやれる。

この馬の好走パターンを地で行った勝利。

マテンロウスカイの分析

 

2着は10番人気のドーブネ。

4枠7番からの逃げ。

悪い馬場ながら前半1000mの通過が58.6秒と、これは速い。

4角も先頭で直線に向くが、直線は坂の上りで勝ち馬に交わされた。

しかしそこからズルズルと後退しないのは地力がある証拠。

2馬身離されたが、2着はしっかり確保。

瞬発力、持続力勝負では怪しい馬だが、ここまで上りがかかる底力勝負になると強いところを示した。

ドーブネの分析

 

3着は4番人気のジオグリフ。

道中は中団の前、5~6番手の最内を追走。

4角も4番手の内で直線に向き、直線は馬場の3分どころに出して追い上げ。

坂下では上位3頭がほぼ横一線での追い比べとなったが、坂の上りでイマイチ伸びきれず、逃げたドーブネも捉えきれずに3着どまり。

1キロ重い斤量が若干影響した感じ。

この馬も時計がかかって良いタイプ。

「皐月賞」以来の馬券圏内だが、今回は馬場と展開に恵まれた感じ。

まだ「復活」したとは思えない。

ジオグリフの分析

 

1番人気のソールオリエンスは4着。

道中は中団の後ろ、12番手あたりを追走。

4角は12番手の大外を回して直線に入り、直線は馬群の大外から追い上げを計り、良い脚で伸びてはくるが0.5差の4着まで。

「皐月賞」はこんな展開を大外からまとめて交わして行ったが、今回は道中のペースも速く、終いの脚も36秒台。

いずれにしてもこの位置取りから、終いの脚もそこまで切れないとなると、勝ち切るにはどうしても展開の助けが必要になってくる。

ソールオリエンスの分析

 

2番人気のエルトンバローズは7着。

道中は中団の前、5番手を追走。

4角は4番手の中で直線に向き、直線は馬群の真ん中から追い上げを計るが、直線では伸びを欠いた。

ちょっと負け過ぎで内容も悪い。

こういう馬場は良くなさそう。

エルトンバローズの分析

 

3番人気のヒシイグアスは11着。

道中は中団7~8番手。

4角は9番手の外で直線に向くが、直線では伸びを欠いた。

昨年の覇者だが、この馬も道悪はよくない。

ヒシイグアスの分析