結果

2024年 3月9日(土)

第42回 中山牝馬S(G3・ハンデ)

中山競馬場 芝1800m(内)稍重

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
コンクシェル 1.49.0 1-1-1-1(逃げ) 36.2
ククナ 12-12-7-6(マクリ) 35.8
シンリョクカ 3-3-5-3(先行) 35.9

レースの上り:36.2


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.49.0 36.2 13.0 12.0 12.4 12.2 11.9 11.3 11.9 11.7 12.6
過去平均 1.48.14 35.0 12.5 12.0 12.5 12.4 11.8 11.9 11.9 11.4 11.7
1.2 0.5 0.0 -0.1 -0.2 0.1 -0.6 0.0 0.3 0.9

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤をゆっくりめに入って、その後もさほどペースは上がらず、前半1000mの通過が1分1秒5の緩い流れ。

この流れを嫌ったルメール騎手鞍上のフィアスプライドが3角手前(残り800m)で捲って行って、先団4頭で並走してペースアップして残り3Fを迎えるが、早めスパートの影響か、ペースはその後さほど上がらず、最後の200mは逆に12.6秒を要する消耗戦。

全体的にはスロー基調のレースだったが、3角手前からの早めのペースアップと、緩い馬場も相まって、最後は上りのかかる消耗戦となった。

こういう流れだと後ろからの馬が有利になるのだが、緩い馬場の影響と追い込み勢の力のなさもあってか、伸びてきたのは2着に入ったククナのみで、軽ハンデ馬の逃げ切り勝ちを許した。


回顧

1着は5番人気のコンクシェル。

4枠7番からハナに立ち、前半1000mの通過が1.01.5とマイペースの逃げ。

3角手前でフィアスプライドに捲って来られてペースが上がるが、4角も先頭で直線。

直線に向いても脚色は衰えず、ゴール前、ククナの強襲を半馬身凌いでゴール。

展開の妙と、軽いハンデでつかみ取った勝利だろう。

 

2着は4番人気のククナ。

序盤は中団の後ろ12番手に控えるが、向こう正面でフィアスプライドと一緒に捲って行って3角は7番手、4角は6番手の大外で直線。

直線は馬群の大外から追い上げに入り、逃げ粘るコンクシェルを追いかけるが、半馬身届かずの2着。

早めのスパートから長く良い脚。

ここまでは緩い流れに強い、スタミナ、底力のない馬だと思っていたが、とんだ見立て違い。

スタミナ、底力もしっかりとあった。

しかしこれがラストランとのこと。

少しもったいないような気もするが、お疲れさまでした。

ククナの分析

 

3着は6番人気のシンリョクカ。

道中は先団3番手の最内。

3角手前のペースアップ時は5番手に控えて、4角は再び3番手の最内で直線。

直線も馬場の最内から追い上げに入り、内をスルスルと伸びてきて3着を確保。

道中そして直線と、最内の経済コースを通れたのが良かったのだろう。

54キロのハンデも微妙に効いていそう。

 

1番人気のフィアスプライドは9着。

序盤は中団のやや後ろから、向正面で捲って行って、3角では2番手、4角3番手で直線に向き、直線も坂下までは前々で粘っていたが、坂の上りで失速。

早めのスパートが堪えたというより、鞍上がコメントしているように、距離が1F長いのかもしれない。

 

2番人気のヒップホップソウルは16着。

道中は先団3番手、4角も3番手で直線に向くが、直線入口ではすでに余力がない状態。

休み明けでの緩急のある競馬が堪えたのだろう。

しかしちょっと負け過ぎの感はある。

早熟の心配も出てきた。

ヒップホップソウルの分析

 

3番人気のコスタボニータは5着。

道中は中団の前、5~6番手。

4角も6番手の外目で直線に向いて、ジリジリと伸びてはいるが、5着まで。

最後も決して止まっていない。

道中もう一列前で競馬ができていれば、また結果も違っただろう。