2022年4月2日【ダービー卿CT】終了時点までのデータをもとに、ギルデッドミラーの好走パターンを分析。
Contents
- 1 ギルデッドミラーの距離適性
- 2 ギルデッドミラーの脚質
- 3 ギルデッドミラーのコース適正
- 4 ギルデッドミラーの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ギルデッドミラーの重馬場適正
- 6 ギルデッドミラーの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ギルデッドミラーの枠順適正
- 8 ギルデッドミラーの季節別着度数
- 9 ギルデッドミラーの斤量別着度数
- 10 ギルデッドミラーの好走体重
- 11 ギルデッドミラーの血統背景
- 12 ギルデッドミラーの近走
- 12.1 19/7/13 2歳新馬
- 12.2 19/9/29 サフラン賞(2歳・1勝)
- 12.3 19/10/26 萩S(2歳・L)
- 12.4 20/2/16 こぶし賞(3歳・1勝)
- 12.5 20/3/7 3歳1勝クラス
- 12.6 20/4/18 アーリントンカップ(G3)
- 12.7 20/5/10 NHKマイルカップ(G1)
- 12.8 20/7/19 中京記念(G3・ハンデ)
- 12.9 20/10/18 信越S(L・ハンデ)
- 12.10 20/12/12 リゲルS(L)
- 12.11 21/2/20 京都牝馬S(G3)
- 12.12 21/4/10 阪神牝馬S(G2)
- 12.13 21/6/26 TVh賞
- 12.14 21/10/30 スワンS(G2)
- 12.15 21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
- 12.16 22/2/19 京都牝馬S(G3)
- 12.17 22/4/2 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
- 13 次走、京王杯スプリングC(G2)に向けて
ギルデッドミラーの距離適性
ギルデッドミラーはこれまでに芝1400m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(0-0-0-1)
- 芝1400m(1-1-0-2)
- 芝1600m(1-2-3-4)
- 芝1800m(0-0-0-1)
折り合いに問題があるので、1600mより長くなるとちょっとしんどい。
ギルデッドミラーの脚質
中団あたりで脚を溜めて、直線で差し切る競馬。
瞬発力というよりSP持続力で勝負する感じの馬。
なので位置取りがあまり後ろになりすぎると辛い。
底力もそこそこあるので、タフな展開にも対応できる。
ただ、一番大きな問題が折り合い。
オルフェーブル産駒だけに、気性に難のある馬なので、道中しっかり折り合いうことが最低条件。
ギルデッドミラーのコース適正
ギルデッドミラーの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-1)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(0-0-1-0)
- 中山(0-0-2-1)
- 中京(1-0-0-0)
- 京都(0-1-0-1)
- 阪神(1-2-0-5)
パワーはありそうなので、直線急坂コースはプラス要因。
ただ、現状ではコースよりもペース、折り合い重視。
スローになりやすいコース形態、メンバー構成は注意。
ギルデッドミラーの持ち時計(ベストタイム)
ギルデッドミラーの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.08.1 (5着・阪神)
- 芝1400m:1.20.3 (2着・阪神)
- 芝1600m:1.32.4 (7着・阪神)
- 芝1800m:1.51.4 (5着・京都)
時計勝負はちょっと苦手かも。
ギルデッドミラーの重馬場適正
ギルデッドミラーの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-1-1-1)
- 重(0-1-0-0)
道悪を苦にすることはなさそう。
ギルデッドミラーの鉄砲実績(休み明け)
ギルデッドミラーの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-2-1-4)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-1-3)
- 3戦目(0-1-0-1)
- 4戦目(0-0-1-1)
- 5戦目~(未)
ギルデッドミラーの枠順適正
ギルデッドミラーの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-1-2)
- 5~9番(1-1-1-3)
- 10~14番(0-1-0-2)
- 15~18番(0-1-1-2)
ギルデッドミラーは、10番ゲートより内側(10番含む)では(2-2-2-5)。11番より外のゲートで(0-1-1-4)。
折り合うために、前に馬を置いて壁を作りたい同馬にとって、現状では外枠は鬼門となる。
逆に内枠ならそこそこ堅実。
ギルデッドミラーの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-2-1-2)
- 3~5月(春):(1-1-1-2)
- 6~8月(夏):(1-0-0-2)
- 9~11月(秋):(0-0-1-3)
ギルデッドミラーの斤量別着度数
- 51キロ(0-0-0-1)
- 52キロ(0-0-0-1)
- 53キロ(0-0-0-2)
- 54キロ(2-3-2-5)
- 55キロ(0-0-1-0)
ギルデッドミラーの好走体重
3着以内の体重は;
- 468~486キロ
ギルデッドミラーの血統背景
父はオルフェーブル(サンデー系ステイゴールド/牡馬三冠、有馬記念2勝、宝塚記念、凱旋門賞2着)。
母の父はティズナウ(マンノウォー系)。
ティズナウは米国で走り、ダートG1を4勝。主戦場はダートの8.5F~10F(約1700~2000m)。
半兄に2018年の「鳴尾記念(G3)」を勝ったストロングタイタン(父はリーガルランサム)。
ギルデッドミラーの近走
19/7/13 2歳新馬
中京 芝1600m 稍重 11頭
着順:1着(1.36.6・クビ差)
騎手:川田将雅(54キロ)
少し出遅れた感じだが、さほど影響はなく中団あたり。
道中は緩い流れで直線へ。
直線は内にもたれながらもジワジワ伸びて、ゴール前逃げ粘るステラドーロをクビ差交わしてゴール。
平均的な勝ち上がり。
19/9/29 サフラン賞(2歳・1勝)
中山 芝1600m 良 9頭
着順:3着(1.34.6・0.3差)
騎手:川田将雅(54キロ)
ここでも出遅れ、最後方からの競馬になる。
3角過ぎて仕掛けて行ったが、ゴール前伸びきれずに3着。
同じく出遅れたマルターズディオサと序盤は似たような位置取りだが、そのマルターズディオサに0.3差つけられての3着。
出遅れをなんとかせねば・・・
19/10/26 萩S(2歳・L)
京都 芝1800m(外)稍良 7頭
着順:5着(1.51.4・0.6差)
騎手:シュタルケ(54キロ)
ここでも出遅れて後方から競馬。
道中ではジョッキーが手綱を引いて行きたがるのをなだめるくらいの緩いペース。
4角最後方、直線に向いて追い出すが、伸びない。
3戦連続しての出遅れに、道中のひっかかり。
オルフェーブル産駒によく見られる気性面の課題。
20/2/16 こぶし賞(3歳・1勝)
京都 芝1600m(内)重 7頭
着順:2着(1.38.9・クビ差)
騎手:福永祐一(54キロ)
スタート直後外に大きくふくれて後方からの競馬。
道中もかかりぎみで、ジョッキーが手綱を抑えてなだめる仕草。
3角あたりでは抑えきれずに2番手進出。
4角も2番手で直線を向き、馬場の外目から抜け出すが、ゴール前、外から来たサトノインプレッサの末脚にクビ差屈して2着。
潜在能力は高いかもしれないが、まずは気性面の改善が急務。
20/3/7 3歳1勝クラス
阪神 芝1400m 良 10頭
着順:1着(1.20.6・-0.4差)
騎手:福永祐一(54キロ)
今走はしっかりとスタートを決め、その後もかかることなく馬群の中団あたりを追走。
4角は外へ持ち出して残り200mで先頭に立ち、そのあとは楽な手応えで後続を突き放して快勝。
能力通りに走ればこんなもの。
1400mのペースならしっかりと折り合える。
20/4/18 アーリントンカップ(G3)
阪神 芝1600m 稍重 12頭
着順:2着(1.34.6・0.3差)
騎手:岩田望来(54キロ)
スタートはしっかり出て、道中は中団の外でしっかりと折り合う。
直線は外に出して追い上げるが、内をついて伸びたタイセイビジョンに2馬身離されての2着。
稍重ながら締まったペースになったことでしっかり折り合いがついた。
終始外目を回っていたとは言え、しっかり折り合ってなお、タイセイビジョンに2馬身離されたのはちょっと不満。
20/5/10 NHKマイルカップ(G1)
東京 芝1600m 18頭
着順:3着(1.32.8・0.3差)
騎手:福永祐一(55キロ)
道中はしっかり前に馬を置いて折り合いに専念。
3角過ぎに最内にポジションを取り、4角も5番手の内。
直線も馬場の内目からしっかり伸びて3着を確保。
今回はベストに近い乗り方のように見えたが、それでも0.3差の3着。
適距離はもう少し短いところにあるのかも。
20/7/19 中京記念(G3・ハンデ)
阪神 芝1600m(外)
着順:6着(1.33.0・0.3差)
騎手:北村友一(51キロ)
5着にはクビ差。
先団で競馬をした馬の中では最上位。
51キロのハンデもあるが、3歳牝馬でこの走りなら上出来。
やはり力はある。
20/10/18 信越S(L・ハンデ)
新潟 芝1400m(内)良
着順:12着(1.21.7・0.8差)
騎手:岩田望来(52キロ)
道中は中団のやや後ろ。
4角は中団8番手で直線に向くが、直線では良い脚は出せず。
休み明け、長距離輸送などが応えたか?
20/12/12 リゲルS(L)
阪神 芝1600m(外)
着順:14着(1.34.0・0.9差)
騎手:福永祐一(53キロ)
道中は中団だが、かなり掛かり気味。
4角5番手で直線に向くが、直線ではすでに余力なし。
依然として気性面が課題。
21/2/20 京都牝馬S(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:2着(1.20.3・0.3差)
騎手:福永祐一(54キロ)
道中は中団の後ろの方。前にしっかり2頭を置いて壁を作って折り合いに専念。
4角10番手で直線に向き、直線は馬群の外目を一気に追い上げて来たが、速い上りで逃げる勝ち馬には1馬身半届かず。
外枠からだったが、前に2頭馬を置けて、ペースもそこそこ流れたので折り合いを欠くことなく直線に向けた。
普通に走ればこれくらいの力はある馬。
21/4/10 阪神牝馬S(G2)
阪神 芝1600m(外)良
着順:7着(1.32.4・0.4差)
騎手:池添謙一(54キロ)
2枠2番から先団につける。
前に馬を置いての追走だったが、首を左右に激しく振って、かなり引っかかっていた様子。
4角も先団5番手で直線に向くが、坂の上りで完全に後続馬群に呑み込まれた。
折り合いがすべて。
21/6/26 TVh賞
札幌 芝1200m 良
着順:5着(1.08.1・0.3差)
騎手:池添謙一(54キロ)
道中は中団7番手の外。
前半600m33.5秒の流れでは引っかかることもなさそうな感じ。
4角も7番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げてくるが、前も止まらず5着まで。
休み明けの+10キロが影響したかどうか?
しかし1200mの距離で、そこそこカタチは作れたのではないか。
21/10/30 スワンS(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:11着(1.21.2・0.5差)
騎手:団野大成(54キロ)
4枠8番から道中は後方15番手の内。
4角は15番手の内で直線に向いたが、直線では良い脚は出なかった。
映像でもあまり確認はできないが、少し力んでいたようにも見える。
前に馬を置いて折り合いに専念したいのは分かるが、ちょっと位置取りも後ろすぎた感じ。
21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 稍重
着順:3着(1.33.1・0.3差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
道中は中団馬群の外、7番手あたりを追走。
4角は6番手で直線に向くと、直線は馬群の外目からジワジワと追い上げて3着を確保。
道中流れたことにより、折り合いがついた感じ。
折り合いさえつけば、これくらいは走る馬。
22/2/19 京都牝馬S(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:6着(1.20.5・0.8差)
騎手:福永祐一(54キロ)
道中は中団9番手あたりを追走。
3~4角でごちゃついて順位を11番手に下げて直線。
直線は馬群の中ほどから追い出しにかかるが、いきなり前をビップウインクにカットされて進路が塞がるロス。
立て直して追い上げてはくるが6着まで。
道中は馬群の中に収まって、なんとか我慢できているようだったが、3~4角、そして直線と、それがアダになってしまったようなレース。
このレースはある程度度外視できそう。
22/4/2 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:5着(1.32.7・0.4差)
騎手:石橋脩(53キロ)
内枠5番から道中は中団馬群6~7番手の内。
序盤少し力んでいたが、向正面では落ち着いていた。
4角は7番手の内で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、いい感じで伸びては来たが、0.4差の5着まで。
当日は外差し馬場。
内から追い上げてきているのはこの馬一頭だけ。
まずまずの内容と見ていい。
次走、京王杯スプリングC(G2)に向けて
次走は5月14日(土)、東京競馬場 芝1400m で行われる「京王杯スプリングC(G2)」。
今回はメンバーレベルがそんなに高くはない。
折り合いさえつけば、上位食い込みも狙えそう。
⇒その他、京王杯スプリングC(G2)の出走馬を分析