2022年12月24日【阪神カップ】終了時点までのデータをもとに、ラウダシオンの好走パターンを分析。(ダートは除く)
Contents
- 1 ラウダシオンの距離適性
- 2 ラウダシオンの脚質
- 3 ラウダシオンのコース適正
- 4 ラウダシオンの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ラウダシオンの重馬場適正
- 6 ラウダシオンの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ラウダシオンのローテーション適正
- 8 ラウダシオンの枠順適正
- 9 ラウダシオンの季節別着度数
- 10 ラウダシオンの斤量別着度数
- 11 ラウダシオンの好走体重
- 12 ラウダシオンの血統背景
- 13 ラウダシオンの近走
- 13.1 19/10/12 もみじS(2歳OP)
- 13.2 19/12/15 朝日杯FS(G1)
- 13.3 19/2/1 クロッカスS(L)
- 13.4 20/3/14 ファルコンS(G3)
- 13.5 20/5/10 NHKマイルC(G1)
- 13.6 20/10/24 富士S(G2)
- 13.7 20/11/22 マイルCS(G1)
- 13.8 21/1/31 シルクロードS(G3・ハンデ)
- 13.9 21/3/28 高松宮記念(G1)
- 13.10 21/5/15 京王杯SC(G2)
- 13.11 21/6/6 安田記念(G1)
- 13.12 21/9/12 セントウルS(G2)
- 13.13 21/10/23 富士S(G2)
- 13.14 21/12/25 阪神C(G2)
- 13.15 22/2/26 1351ターフスプリント(G3)
- 13.16 22/3/26 アルクオーツスプリント(G1)
- 13.17 22/5/14 京王杯スプリングC(G2)
- 14 22/10/22 富士S(G2)
ラウダシオンの距離適性
ラウダシオンはこれまでに芝1200m~芝1600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(1-0-2-3)
- 芝1400m(3-1-1-2)
- 芝1600m(1-1-0-5)
現状ではベストは1400~1600m。
1200mはちょっと忙しそう。
ラウダシオンの脚質
中団から差す競馬も出来るが、前々から押し切る競馬でも強さを見せる。
瞬発型と言うよりはスピード持続型。
切れ味勝負に持ち込まれるとやや後手を踏む感じ。
ラウダシオンのコース適正
ラウダシオンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(3-1-0-4)
- 中京(0-1-1-2)
- 京都(1-0-0-0)
- 阪神(1-0-1-3)
- 小倉(0-0-1-0)
- 海外(0-0-0-2)
東京は得意そう。
「朝日杯FS(G1)」までは4戦続けて右回り。
しかし「朝日杯FS(G1)」8着後は、4戦続けて左回りコース。
そしてまた「マイルCS]を挟んで6戦連続左回りコース。
これは、たまたまそうなっただけなのか?
左右回りどちらもこなすが、右回りの馬券圏内はいずれもレベルがそう高くはないレース。
ラウダシオンの持ち時計(ベストタイム)
ラウダシオンの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.08.2 13着(中京)
- 芝1400m:1.19.8 1着(東京)
- 芝1600m:1.32.5 1着(東京)
スピード勝負が得意という感じではない。
ラウダシオンの重馬場適正
ラウダシオンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 重(0-1-1-1)
- 不良(1-0-0-0)
道悪は基本的には悪くはない。
ラウダシオンの鉄砲実績(休み明け)
ラウダシオンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-2-1)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-0-5)
- 3戦目(1-0-1-2)
- 4戦目(1-0-0-2)
- 5戦目~(1-1-0-1)
使いつつ良くなるタイプか?
ラウダシオンのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(0-0-0-1)
- 中3~5週(1-1-0-3)
- 中6~8週(3-0-1-6)
中3週で挑んだ2020年の「マイルCS」は1.2差の15着に負けている。
2021年の「安田記念」も中2週で2.8差の14着。
間隔はあまり詰めない方が良さそう。
ラウダシオンの枠順適正
ラウダシオンの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-0-2-2)
- 5~9番(2-0-0-4)
- 10~14番(3-2-1-4)
- 15~18番(0-0-0-1)
前々で持ち味を発揮する馬だけに、枠順も内側が欲しいだろう。
ラウダシオンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-2-3)
- 3~5月(春):(2-1-0-3)
- 6~8月(夏):(1-0-0-1)
- 9~11月(秋):(1-1-1-4)
ラウダシオンの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-1-0)
- 55キロ(1-0-0-1)
- 56キロ(1-1-0-1)
- 57キロ(2-1-2-8)
- 58キロ(0-0-0-1)
ラウダシオンの好走体重
3着以内の体重は;
- 488~526キロ
ラウダシオンの血統背景
父は2011年の「安田記念」の勝馬、リアルインパクト(サンデー系ディープインパクト)。
母父はソングアンドアプレイヤー(ミスプロ系)。
ソングアンドアプレイヤーは米国で走り、ダートG1を1勝。主戦場はダートの短距離~中距離。
ラウダシオンの近走
19/10/12 もみじS(2歳OP)
京都 芝1400m(外)不良 11頭
着順:1着(1.24.1・0.2差)
騎手:ルメール(55キロ)
不良馬場ながら、道中はそこそこのペースで推移。
ラウダシオンは中団で脚を溜めて、直線は馬場の外目から加速してきたて先に抜け出したロータスランドを差し切ってゴール。
上りはメンバー最速の35.5秒。
不良馬場での余裕勝ち。
コースは小回りより広いコースの方が良さそう。
19/12/15 朝日杯FS(G1)
阪神 芝1600m(外)良 16頭
着順:8着(1.34.0・1.0差)
騎手:ルメール(55キロ)
大外16番から中団あたりにポジションを取る。
4角は6番手で直線に入り、狭いところをこじ開けて出てくるが、残り200mあたりから脚色が鈍くなる。
大外枠という不利を考慮しても、ちょっと距離が長いような印象。
19/2/1 クロッカスS(L)
東京 芝1400m 良 10頭
着順:1着(1.21.2・0.3差)
騎手:武豊(56キロ)
8枠9番からスタートを決めてハナを切る。
このクラスとしては平均的なラップを刻んで直線に入る。
直線もしぶとく粘り、追い上げてきた2着馬に迫られると、そこからまた二の脚を使って突き放した。
上りはメンバー3位の33.5。
前につけてしぶとい競馬、1400mで安定感。
20/3/14 ファルコンS(G3)
中京 芝1400m 重 18頭
着順:2着(1.21.5・0.2差)
騎手:武豊(57キロ)
道中先頭とは離れた4番手。
直線で外へ出して追い出すが、ゴール前シャインガーネットに外から差されて2着。
道悪だけに、57キロの斤量も影響したのかも。
20/5/10 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 良
着順:1着(1.32.5・-0.2差/9番人気)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
6枠11番から、序盤はレシステンシアとハナを競うが、やがて控えて道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くと、残り200mまでは半馬身差でレシステンシアをぴったりと追走、残り200mを過ぎたあたりで抜け出して、そのまま1馬身半離してゴール。
1600mの距離不安を一蹴しての見事な勝利。
20/10/24 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:2着(1.33.6・0.2差)
騎手:M・デムーロ(56キロ)
道中は3番手で、直線残り200mで先に抜け出したが、その外からヴァンドギャルドに交わされて2着。
馬体重+16キロは成長分としても、3歳牡馬で56キロの斤量。
直線はかなりフラフラしていたが、それでもこの着順。
今後を見据えれば、まずまずと言ったところ。
20/11/22 マイルCS(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:15着(1.33.2・1.2差)
騎手:武豊(56キロ)
道中は2番手。
4角も2番手で直線に向くが、坂下で完全に置かれてしまって15着。
レースの上りは33.5秒、この馬の上りが34.6秒。
上りが速すぎたにしても、ちょっと敗けすぎ。
21/1/31 シルクロードS(G3・ハンデ)
中京 芝1200m 良
着順:3着(1.08.5・0.2差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
道中はライトオンキューと同じような位置取りだが、こちらは外。
直線も馬群の外目から伸びてくるが、斤量57.5キロのライトオンキューも交わせず3着まで。
1200mの距離に対応したと言えば対応したのかもしれないが、ペースもさほど速くはなく、道中の位置取りも有利に働いた。
1200mの方が良いと言う意見には少し懐疑的にならざるを得ない。
21/3/28 高松宮記念(G1)
中京 芝1200m 重
着順:14着(1.10.1・0.9差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
5枠10番から道中は先団2番手を追走。
4角も3番手で直線に向くが、坂の上りあたりで失速。
鞍上は「脚を取られた」とコメントを残している。
21/5/15 京王杯SC(G2)
東京 芝1400m 良
着順:1着(1.19.8・クビ差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
道中は先頭からは4~5馬身離れた2番手追走。
直線は逃げ粘るビオグラフィーをジワジワと追い詰めて、残り100mあたりで捉えると、ゴール前はトゥラヴェスーラの強襲を凌ぎきってコール。
この馬にとってはそこそこ楽な展開ではなかったか。
この面子ならこれくらい走って当然の馬。
ゴール前迫られたのは斤量の分か。
21/6/6 安田記念(G1)
東京 芝1600m 良
着順:14着(1.34.5・2.8差)
騎手:M・デムーロ(58キロ)
道中は先団3番手。
4角も3番手で直線に向くが、直線は坂を上るのが精一杯と言った感じで、残り200mで力尽きたようす。
そんなに速いペースでもなく、ちょっとこれは負け過ぎ。
中2週のローテが堪えたか。
21/9/12 セントウルS(G2)
中京 芝1200m 良
着順:13着(1.08.2・1.0差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
道中は中団の前、6番手あたりを追走。
4角も6番手の内で直線に向いて、直線は内ラチ沿いを追い出してきて、坂の上りまでは良い感じで先団を追い詰めて行ったが、坂を上って残り200mで失速。
やはり千二は忙しそう。
21/10/23 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:8着(1.33.9・0.7差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
道中は先団5~6番手の内。
4角は4番手の内で直線に向き、直線は馬群の真ん中から追い上げて、坂の上りでは先頭を捉えるような勢いはあったが、坂を上りきってからが失速気味の後退。
展開がやや瞬発戦に振れた分、最後は切れ負けした感じか?
先行した組が全滅の中、この馬はその中では最上位ではある。
21/12/25 阪神C(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:11着(1.21.3・1.0差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
道中は2番手追走。
4角も2番手の外で直線に向くが、坂の上りで大きく失速。
右回りならこんなものか?
22/2/26 1351ターフスプリント(G3)
サウジ 芝1351m 良
着順:4着(1.18.6・0.6差)
騎手:C・デムーロ(57キロ)
道中は中団馬群の後ろ、10番手あたりの外目を追走。
4角も同じような位置取りで直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、なかなかの脚で追い上げてはくるが0.6差の4着まで。
スタート直後に両脇から挟まれて位置取りが悪くなった。
最後は良い脚で追い上げているだけに惜しい競馬。
22/3/26 アルクオーツスプリント(G1)
メイダン 芝1200m(直線) 良
着順:9着
騎手:C・デムーロ(57キロ)
1200mの直線競馬。
道中の位置取りは後方あたりで、最後の伸びもさほどなく終わる。
勝手が違う直線競馬、まあこんなものか。
22/5/14 京王杯スプリングC(G2)
東京 芝1400m 良
着順:5着(1.20.5・0.3差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
【レース前寸評】
昨年も57キロで勝ち切っているレース。
左回りの1400mなら、調子さえ戻っていれば勝ち負けできるはずだが。
【結果】
外枠10番から、道中は先団2番手を追走。
4角も2番手で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の上りで先頭に立つが、坂を上りきったあたりで外からきたメイケイエールに交わされると、そのまま立て続けに3頭に交わされて5着まで。
敗れはしたが、先頭とは0.3差。
海外遠征から帰ってきて、斤量も一頭だけ57キロ。
そしてトラックバイアスも若干外差し馬場に振れていた感じ。
この馬としてはしっかり走ってはいる。
22/10/22 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:8着(1.33.1・1.1差)
騎手:菅原明良(57キロ)
【レース前寸評】
前々走を見る限り、力が落ちているとはまだ思えない。
引き続き57キロの斤量は背負うが、展開次第では上位に食い込んでくる力はまだあるはず。
【結果】
道中は先団3番手の外を追走。
4角は5番手の外で直線に向き、直線は坂の上りまでは先団に食らいついてはいたが、残り200mで脱落。
確かに前に行った組には厳しい展開だったが、もう少し踏ん張れてもいい馬ではある。
もう往年の力は期待できないのか?
22/12/24 阪神カップ(G2)
阪神 芝1400(内)良
着順:3着(1.20.3・0.1差)
騎手:ムルザバエフ(57キロ)
スタートで出遅れて道中は後方16番手の内を追走。
4角は15番手の内で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入り、
前が開かないと見るや外へ外へと進路を移し、最後は併せ馬状態の1、2着馬の後ろに取り付いて、そこから一緒に伸びてきた。
上りがかかって、走破時計もさほど速くならなかったなど、展開が向いた3着ではあるが、1400mならまだまだやれそう。
23/2/25 1351ターフスプリント(G3)
サウジ 芝1351m 良
着順:9着(1.18.4・1.0差)
騎手:ムルザバエフ(57キロ)
道中は中団の後ろ、6~7番手あたりを追走。
4角も6~7番手あたりで直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、伸びずバテずの9着どまり。
鞍上は前走3着のイメージで競馬をしたのかもしれないが、この馬は基本的に切れ味で勝負する馬ではない。
道中のポジションが後ろ過ぎると思う。
(※このあとUAE「ゴドルフィンマイル(G2・ダート1600m)」で11着。)
23/5/13 京王杯SC(G2)
東京 芝1400m 良
着順:7着(1.20.7・0.4差)
騎手:岩田康誠(57キロ)
道中は先団2番手追走。
4角も2番手で直線に向くと、直線は坂の上りで逃げ粘るベレヌスを捉えて交し、残り200mで粘り込みを計るが、ゴール前甘くなって7着まで。
鞍上は仕掛けのタイミングが早かったとコメントしているが、逃げるベレヌスが遅かれ早かれバテることを考えると、そうなのかもしれない。
いずれにしてもこの馬、前からの方が力は出せる。