ジャスティンロックのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
Contents
ジャスティンロックの近走
21/10/9 2歳未勝利
阪神 芝1800m(外)良
着順:1着(1.48.2・-0.1差)
騎手:松山弘平(55キロ)
7頭立ての小頭数。
3枠3番からスタートは少し出遅れて序盤は後方5番手追走。
前半1000m通過が62.3秒の緩い流れの中、3角あたりの残り800mから動いて行って、4角は2番手で直線。
直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の途中で内のサトノアヴァロンを捉えると、およそ半馬身の差をつけてゴール。
スローの流れだけに、レースの上りは33.9秒と速くなったが、この馬は残り800mあたりから動いて行っただけに、そこそこ長い脚は使っている。
それでいて上りはメンバー最速の33.8秒。
キレ、SP持続力ともに期待できそう。
【期待される能力】
- 瞬発力
- SP持続力
21/11/27 京都2歳S(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:1着(2.03.3・-0.1差)
騎手:松山弘平(55キロ)
スタートでまた少し遅れて、道中は最後方近くの9番手追走。
このレースも道中は緩い流れで、前半1000mは62.8秒。
ここでも残り800mを過ぎたあたりから動いて行って、4角は2番手まで押し上げて直線。
直線は前で粘るビーアストニッシドとフィデルを懸命に追い、坂の上りは3頭の猛烈な追い比べになったが、ゴール前、ジャスティンロックが半馬身抜け出してゴール。
大きな括りでは前走と同じような勝ち方になったが、今回はレースの上りが35.7秒を要している。
当日の馬場は時計のかかる馬場だったが、この馬の末脚は鈍ることはなかった。
終いは相当確実なだけに、スタートが遅いのが気になる。
22/3/6 弥生賞(G2)
中山 芝2000m 良
着順:4着(2.00.7・0.2差)
騎手:川田将雅(56キロ)
1枠1番から、道中は中団の後ろ、8番手あたり。
序盤はちょっと頭を振って力み加減の走りだったが次第に落ち着く。
3角手前からのペースアップでもしっかり反応はできていて、4角は5番手の外まで順位を上げて直線。
直線は馬群の外目からジワジワと追い上げてはくるが、0.2差の4着まで。
休み明けの+10キロ。
次につながる走りはできた。
22/4/17 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 良
着順:7着(2.00.3・0.6差)
騎手:戸崎圭太(57キロ)
出遅れて道中は後方15~16番手の内目を追走。
4角も16番手だが内を突いて直線に向かう。
直線は馬場の内目から追い上げに入り、進路は十分に取れていたためあとは伸びるだけだったが、0.6差の7着が精一杯。
道中最短コースから直線は内を突いたのは良かったが、この日の馬場は内は伸びない。
4角同じような位置取りで、大外を回してきたドウデュースは3着に入った。
ここら辺は位置取りの妙だろう。
ジャスティンロックの脚質
スタートが遅い馬だけに、後方からの追い込み、マクリが主な戦術になってくるが、終いの脚は相当切れて、持続力も十分。
スタートさえ五分なら、いい線行きそうな馬。
ジャスティンロックの血統背景
父はリオンディーズ(ミスプロ系キングマンボ/朝日杯FS、弥生賞2着)。
母の父はアッミラーレ(サンデー系)。
近親にはホクトベガ(エリザベス女王杯)。
次走、東京優駿(日本ダービー・G1)に向けて
次走は5月29日(日)、東京競馬場 芝2400mで行われる「東京優駿(日本ダービー・G1)」。
この馬の脚質だと、展開が大きく向いても、3着が精一杯といったところだろう。
⇒その他、日本ダービー(G1)の出走馬を分析