2021年12月25日【阪神C】終了時点までのデータをもとに、タイセイビジョンの好走パターンを分析。
Contents
- 1 タイセイビジョンの距離適性
- 2 タイセイビジョンの脚質
- 3 タイセイビジョンのコース適正
- 4 タイセイビジョンの持ち時計(ベストタイム)
- 5 タイセイビジョンの重馬場適正
- 6 タイセイビジョンの鉄砲実績(休み明け)
- 7 タイセイビジョンの枠順適正
- 8 タイセイビジョンの季節別着度数
- 9 タイセイビジョンの斤量別着度数
- 10 タイセイビジョンの好走体重
- 11 タイセイビジョンの血統背景
- 12 タイセイビジョンの近走
- 12.1 19/6/2 2歳新馬 11頭立て
- 12.2 19/7/21 函館2歳S(G3)16頭立て
- 12.3 19/11/2 京王杯2歳S(G2)10頭立て
- 12.4 19/12/15 朝日杯FS(G1)16頭立て
- 12.5 20/4/18 アーリントンカップ(G3)
- 12.6 20/5/10 NHKマイルC(G1)
- 12.7 20/10/24 富士S(G2)
- 12.8 20/11/22 マイルCS(G1)
- 12.9 21/1/5 京都金杯(G3・ハンデ)
- 12.10 21/5/15 京王杯SC(G2)
- 12.11 21/7/4 CBC賞(G3・ハンデ)
- 12.12 21/9/12 セントウルS(G2)
- 12.13 21/10/3 スプリンターズS(G1)
- 12.14 21/11/28 京阪杯(G3)
- 12.15 21/12/25 阪神カップ(G2)
- 13 次走、阪急杯(G3)に向けて
タイセイビジョンの距離適性
タイセイビジョンはこれまでに芝1200m~芝1600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(0-2-0-3)
- 芝1400m(2-0-0-2)
- 芝1600m(1-1-0-4)
1600mへの出走は多いが、古馬になってからの印象では、1600mは基本的に長いと思う。
現状では折り合いのつく1200mがベスト、1400mも折り合いさえつけばそこそこやれる。
タイセイビジョンの脚質
中団~前目にポジションを取って、終いを伸ばしてくる競馬。
終いの脚は良いものを持ってはいるが、スローの流れだと力みが見られるので、スローよりは締まった流れの方が終いは生かしやすい。
タイセイビジョンのコース適正
タイセイビジョンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 函館(0-1-0-0)
- 東京(1-0-0-3)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(0-0-0-2)
- 阪神(2-2-0-2)
- 小倉(0-0-0-1)
タイセイビジョンの持ち時計(ベストタイム)
タイセイビジョンの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.06.3 4着(小倉)
- 芝1400m:1.20.5 12着(東京)
- 芝1600m:1.32.8 4着(東京)
2歳重賞では1400mでレコードを計時したこともある。
古馬になってからはレコード結着の「CBC賞」に0.3差の4着。しかしこれはトップハンデでもあり、直線で不利もあった。
速い時計は問題ないと思う。
タイセイビジョンの重馬場適正
タイセイビジョンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-0)
現状では稍重まで。
タイセイビジョンの鉄砲実績(休み明け)
タイセイビジョンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-3)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-4)
- 3戦目(0-1-0-1)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(未)
タイセイビジョンの枠順適正
タイセイビジョンの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-4)
- 5~9番(2-3-0-2)
- 10~14番(0-0-0-3)
- 15~18番(未)
タイセイビジョンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-1-0-2)
- 3~5月(春):(1-0-0-2)
- 6~8月(夏):(1-1-0-1)
- 9~11月(秋):(1-1-0-4)
タイセイビジョンの斤量別着度数
- 54キロ(1-1-0-1)
- 55キロ(1-1-0-0)
- 56キロ(1-0-0-4)
- 57キロ(0-1-0-4)
タイセイビジョンの好走体重
3着以内の体重は;
- 454~474キロ
タイセイビジョンの血統背景
父はタートルボウル(ノーザンダンサー系)。
タートルボウルは欧州で走り、マイルG1を1勝。
母の父はスペシャルウィーク(サンデー系)。
スペシャルウィークは1998年の「日本ダービー」他、G1をトータル4勝。
近親にダートG1を4勝したユートピア。
タイセイビジョンの近走
19/6/2 2歳新馬 11頭立て
阪神 芝1400m 良
着順:1着(1.23.0 -0.4差)
騎手:石橋脩(54キロ)
中団から捲って行って4角では外から先頭に並びかける。
直線は坂下で先頭に立ち、坂で後続を突き放した。
この日は若干時計のかかる馬場。
スピード持続力とパワーの一端を示したレース。
19/7/21 函館2歳S(G3)16頭立て
函館 芝1200m 良
着順:2着(1.09.5 0.3差)
騎手:ルメール(54キロ)
少し出遅れて後方から。
4角は内をついて直線に出るが、ちょっと窮屈。
進路が開いてからはズバッと伸びた。
千二のペースはちょっと忙しそう。
しかし終いのキレは鋭い。
19/11/2 京王杯2歳S(G2)10頭立て
東京 芝1400m 良
着順:1着(1.20.8 -0.3差)※レコード
騎手:ルメール(55キロ)
中団後ろくらいから、途中かかる場面も見られたがなんとかなだめる。
直線を向くと、残り200mで先頭を捉え、あとは並ぶ間もなく交わし去った。
あらためて、終いのキレは鋭い。
19/12/15 朝日杯FS(G1)16頭立て
阪神 芝1600m 良
着順:2着(1.33.4 0.4差)
騎手:武豊(54キロ)
五分のスタートから控えて中団の後ろ。
ペースはかなり流れて、4角では順位を若干押し上げて、外目から直線へ。
直線は先に抜け出しているサリオスを懸命に追うが、差は詰まらず0.4差の2着。
速いペースで、後方からの差しが決まらないのだから、道中3番手で押し切ったサリオスは間違いなく強い。
しかしタイセイビジョンも終いだけの馬ではない。
スタートも悪くなかっただけに、もう少し前目で競馬をしていたら、結果もまた違ったかもしれない。
20/4/18 アーリントンカップ(G3)
阪神 芝1600m 稍重 12頭
着順:1着(1.34.3・-0.3差)
騎手:石橋脩(56キロ)
道中は後方で脚を溜めて、直線は最内を突いて抜け出した。
稍重、ハイペースもなんのその。
どんな馬場でも、確実に繰り出せるこの馬の末脚は大きな武器。
20/5/10 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 良
着順:4着(1.32.8・0.3差/2番人気)
騎手:石橋脩(57キロ)
これまでとは違って道中は3番手だが、ペースは今まで戦ったマイル戦の中では一番緩かった。
そのためか、序盤は少し行きたがる。
3角では他馬との接触もあったようで、それらのことが重なって最後の末脚を鈍らせたのかもしれない。
中2週の競馬で、馬体重も-6キロ。
遠征競馬でもあり、ここら辺が応えた可能性もある。
20/10/24 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:5着(1.34.0・0.6差)
騎手:石橋脩(54キロ)
道中は中団あたりで折り合いはついていた感じ。
4角は4番手で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げたが、終いの脚はイマイチ。
休み明け、緩い馬場も応えたか?
20/11/22 マイルCS(G1)
阪神 芝1600m(外)
着順:14着(1.33.2・1.2差)
騎手:石橋脩(56キロ)
道中は中団で折り合いはついた、
4角は8番手で直線に向くが、直線ではサッパリ脚が出ない。
中盤が緩やかなラップを刻んでラスト3Fが速くなった。
レースの上りが33.5秒。
こう言う展開だとここまで負けるのか?
21/1/5 京都金杯(G3・ハンデ)
中京 芝1600m 良
着順:4着(1.33.4・0.3差)
騎手:石橋脩(56キロ)
道中は3番手。
4角も3番手で直線に向き、直線はジワジワと伸びてはくるが4着まで。
どうしてもスローの流れではこういう惜しい競馬を繰り返してしまう。
21/5/15 京王杯SC(G2)
東京 芝1400m 良
着順:12着(1.20.5・0.7差)
騎手:ルメール(56キロ)
外枠14番から道中は後方。
4角も12番手で直線に向くが、良い脚は出せずに12着。
意識的に後ろからの競馬をしたようだが、この馬の持ち味はそういうキレではないと思うが。
21/7/4 CBC賞(G3・ハンデ)
小倉 芝1200m 良
着順:4着(1.06.3・0.3差)
騎手:川田将雅(57キロ)
1枠1番から道中は中団のやや後ろ、8番手の内。
4角も8番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げてくるが、残り100mあたりでヨカヨカが内に切れ込んできてブレーキ。
再度立て直すが4着まで。
あの不利がなければ2着は脅かしていただろう。
トップハンデの57キロでこの競馬。
この馬も久々の千二だったが、スプリント適正は高そう。
21/9/12 セントウルS(G2)
中京 芝1200m 良
着順:7着(1.07.7・0.5差)
騎手:石橋脩(56キロ)
出遅れがあって道中は後方15番手から。
4角も最後方に近い15番手で直線に向き、直線も自慢の末脚で追い込んでは来るが、0.5差の7着が精一杯。
開幕週であの位置からだと勝負にならない。
21/10/3 スプリンターズS(G1)
中山 芝1200m 良
着順:12着(1.08.3・1.2差)
騎手:三浦皇成(57キロ)
スタート出遅れた上に、メイケイエールに寄られて外に弾かれる不利。
道中は最後方を追走し、4角も最後方の大外を回して直線。
直線では上り最速の脚で追い込んでくるが、あの位置取りからでは勝負にならない。
21/11/28 京阪杯(G3)
阪神 芝1200m(内)良
着順:2着(1.08.9・0.1差)
騎手:幸英明(57キロ)
道中は後方の14番手で脚を溜める。
しかしこの馬の方が勝ったエイティーンガールよりも若干動き出しが早かったような感じ。
着差はその分の差だろう。
しかし幸騎手も、ゆめゆめ10番人気のエイティーンガールに差されるとは思っていないだけに、動き出しが遅れれば前の人気馬に届かない。
なので動き出しの早い遅いは誰にも責められない。
21/12/25 阪神カップ(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:4着(1.20.7・0.4差)
騎手:三浦皇成(57キロ)
1枠1番からだが、ポジションを取る気はさらさらなく、道中は後方15番手の内。
3~4角で故障馬のあおりを受けて大きく手綱を引く場面あり。
立て直して4角も15番手の内で直線に向き、直線は馬群の中ほどから良い脚を使って伸びてはくるが0.4差の4着まで。
3~4角でのブレーキがなければ、3着はあったかも? という競馬。
次走、阪急杯(G3)に向けて
次走は2月27日(日)、阪神競馬場 芝1400m(内)で行われる「阪急杯(G3)」。
1400mは微妙な距離だが、今回の面子ならそこそこやれていい。
幸ジョッキーに手が戻るのも好感。
⇒その他、阪急杯(G3)の出走馬を分析