結果
第50回 高松宮記念(G1)
中京競馬場 芝1200m 重
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | モズスーパーフレア | 1.08.7 | 1-1(逃げ) | 34.5 | |
② | グランアレグリア | 1.08.7 | ハナ | 13-12(後方) | 33.1 |
③ | ダイアトニック | 1.08.7 | 頭 | 4-4(先行) | 33.7 |
レース上り:34.5
※1位入線の11番クリノガウディーは、最後の直線コースで内側に斜行し、3番ダイアトニック(4位入線)および16番モズスーパーフレア(2位入線)の走行を妨害したため、4着に降着となった。
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | |
今走 | 1.08.7 | 34.5 | 12.1 | 10.8 | 11.3 | 11.4 | 11.2 | 11.9 |
過去平均 | 1.07.7 | 34.3 | 11.9 | 10.4 | 11.1 | 11.2 | 11.2 | 11.9 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去4走))
午前中まで降り続いていた雨の影響で、馬場はかなり緩そうな重馬場。
しかしラップ的にはそこまで緩くはなっていない。
上り時計も過去の良馬場平均と0.2秒しか違わない。
考えられるのは、Bコースは、先週使っていないので実質まだ2週目ということ。
馬場に関しては重馬場だが、馬場自体の状態はそんなに悪くはなかったと推察される。
逃げたモズスーパーフレアとしても、重馬場はあったが、いつものような突っ込んだ逃げではなかったように思う。
なのでペースとしても、そんなに速くはなく、遅くもないと言った感じではなかったか。
総じて、重馬場を気にせず先手が取れる先行力と、緩い道悪でも力を出し切れる道悪適正が求められたレースとなった。
回顧
1着は9番人気のモズスーパーフレア。
外枠16番から「宣言」通りの逃げ。
直線の残り200mまで粘りに粘るが、そこで外からクリノガウディー、その内からダイアトニックが捉えにかかる。
ここで問題のクリノガウディーの内への斜行があり、それを気にして一旦追うのをやめた和田騎手と、スピードを削がれてそれを立て直すダイアトニック、更に外を強襲してきたグランアレグリア、そしてモズスーパーフレアがゴール前でハナ面を並べる結果となった。
斜行がなければダイアトニックが突き抜けていた可能性は高いが、モズスーパーフレアとて、外枠16番から逃げ粘っている。
この重馬場での力比べとしては、モズスーパーフレアがダイアトニックに劣っていたとか優れていたとかではなく、ゴール前でハナ面を並べた4頭が、今回のレース環境では力が拮抗していたということなのだと思う。
2着は2番人気のグランアレグリア。
後方一気の33.1秒の末脚は見事。
他にも2頭がグランアレグリアと同じような位置取り(直線は馬場の外目)から33秒台の末脚を使っており、これを見ても、馬場状態、特に外側はそれほど悪化していなかったと思うのだが。
3着は4番人気のダイアトニック。
不利を受けたのは不運ではあったが、これも競馬と諦める他ない。
4着はクリノガウディー。
まったくのノーマークだったが、重馬場もあって、道中のペースがそれほど速くならなかったことと、道悪という要素がこの人気薄の激走を生んだのだと思うが。
1番人気のタワーオブロンドンは12着。
直線はグランアレグリアと同じようなポジションを走っているが、残り200mあたりで力尽きている。
函館や札幌の洋芝の稍重でもそれなりに走っているのに今回の馬場はダメ?
他に敗因があるような気もするが・・・。
3番人気のダノンスマッシュは10着。
この馬もこれまでは稍重馬場を(2-1-0-0)。
道悪が敗因と言うのもあるかもしれないが、それと併せて「左回り」も、やっぱりあまり良くはないのではないか?