2020年6月7日【安田記念】終了時点までのデータをもとに、セイウンコウセイの好走パターンを分析。(ダートを除く)

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セイウンコウセイの距離適性

セイウンコウセイはこれまでに芝1200m~1800mの距離に使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1200m(4-3-1-10)
  • 芝1400m(2-1-0-5)
  • 芝1600m(0-0-0-2)
  • 芝1800m(0-0-0-2)

データを見る限りでは、芝の短距離が一番合っていそうな印象だが、詳細はどうか。

芝1200m

高松宮記念(G1)で1勝、2着1回。他の1200m重賞でも多くの好走歴があり、高いレベルで安定した成績を残している。

この馬のベストの距離と言ってもいいだろう。

芝1400m

1600万条件はこの距離で昇級したが、OPに上がってからは3戦3敗。

1600万下での勝ち上がりが、得意の重馬場だったということもあり、良馬場だとOPでは少し荷が重い距離なのかもしれない。

芝1600m~1800m

良績なし。

距離が長い。

セイウンコウセイの脚質

セイウンコウセイの好走時の脚質は「逃げ」と「先行」

逃げたレースでは(3-2-1-1)と抜群の安定感を誇り、先行策でも「高松宮記念(G1)」を勝っているように、逃げにこだわらず、控えても競馬ができるのは大きな強み。

セイウンコウセイのペース適正

セイウンコウセイの好走時のペースは、ハイ、ミドル、スローとなんでもあり。

気持ちよく逃げることができれば、少々のハイペースでも粘り切ってしまうスピード持続力備えている。

セイウンコウセイの好走、凡走の要因に、ペースはあまり関係しないようだ。

セイウンコウセイのコース適正

セイウンコウセイの競馬場ごとの成績は次の通り;

  • 函館(1-0-0-1)
  • 札幌(0-0-0-1)
  • 福島(1-0-0-1)
  • 東京(1-1-0-6)
  • 中山(0-0-0-3)
  • 中京(1-1-1-2)
  • 京都(2-2-0-5)

中山コース以外では勝ち鞍もあり、どのコースでも平均的に走れそうな印象がある。

中山コースの2敗はどちらも「スプリンターズS(G1)」。

中京でもG1を勝つなど好走歴が複数あるので、中山の急坂が苦手ということはなさそう。

ただ、急坂を上りきるとすぐにゴールという中山の直線の形態が苦手という可能性はある。

同じように急坂を上りきってすぐゴール板がある競馬場は阪神競馬場だが、セイウンコウセイは阪神での出走経験が30戦走ってきたまだ一度もないというのは、単なる偶然か? それとも意識的に外しているのか?

また、中山でのレースはどれも中15週での休み明けでのG1参戦。

勝つ気があるのか疑問(後述)。

セイウンコウセイの持ち時計(ベストタイム)

セイウンコウセイの各距離でのベストタイムは次の通り;

  • 芝1200m:1.07.3 4着(0.5差・函館)
  • 芝1400m:1.20.0 12着(0.5差・東京)
  • 芝1600m:1.33.4 12着(1.8差・東京)
  • 芝1800m:1.52.0 12着(3.5差・福島)

芝1200mに関しては、1.07.4で高松宮記念(G1)2着という成績もある。

1分6秒台の高速決着になると厳しいが、1分7秒台なら展開次第では上のクラスでも勝ち負けできる。

それ以外の距離に関しては、速い時計の決着には対応できそうにない。

セイウンコウセイの重馬場適正

セイウンコウセイの道悪での成績は次の通り;

  • 稍重(1-0-0-6)
  • 重(1-0-0-2)
  • 不良(0-0-1-0)

陣営からも「重い馬場は得意」というコメントが出ているように、セイウンコウセイは基本的には道悪馬場はこなす馬

セイウンコウセイの枠順適正

セイウンコウセイは「逃げ」、「先行」を得意とする馬なので、当然枠順も内目の枠のほうがレース展開に有利に働く可能性が高い。

実際、10番~18番のゲートに入ったときの成績は;

  • (3-1-0-13)

OP昇格後は;

  • (1-1-0-10)

セイウンコウセイの外枠は明らかにマイナス要因だ。

セイウンコウセイの鉄砲実績(休み明け)

セイウンコウセイの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(0-1-1-7)

基本的に休み明けはあまりよくないというデータだが、僅差の競馬も目立つ。

一方で叩いてからは;

  • 2戦目(1-3-0-4)
  • 3戦目(2-0-0-3)
  • 4戦目(0-3-0-2)
  • 5戦目~(4-0-0-2)

使われつつ良くなる傾向。

ローテーションは中3~5週の(5-1-0-5)が最も良い。

セイウンコウセイの季節別着度数

※ダート含む

  • 12~2月(冬):(1-4-0-2)
  • 3~5月(春):(3-2-0-4)
  • 6~8月(夏):(2-0-1-5)
  • 9~11月(秋):(1-1-0-9)

セイウンコウセイの斤量別着度数

  • ~52キロ(未)
  • 52.5~54キロ(1-0-0-2)
  • 54.5~56キロ(3-5-0-4)
  • 57キロ~(2-2-1-14)

セイウンコウセイの連対体重

  • 482~504キロ

セイウンコウセイの血統背景

父はアドマイヤムーン(ミスプロ系フォーティーナイナー)、母の父はカポーティ(ナスルーラ系ボールドルーラー)。

母の父は米国で走り、ダートG1(8.5F)を2勝。

セイウンコウセイの敗因分析

ここまでの分析をもとに、セイウンコウセイがOP昇格後に3着以内を逃したレースの敗因を推理してみる。

17/6/18 函館スプリントS(G3)4着(0.5差)

このレースは中12週で挑んだレース。

鉄砲駆けが利かないセイウンコウセイにしては、0.5差の4着なら上々だろう。

17/10/1 スプリンタースS(G1)11着(0.5差)

中山競馬場の苦手意識もあるが、G1を戦うのに、中15週というぶっつけローテーションにも問題があったか?

17/10/28 スワンS(G2)14着(1.0差)

距離不安もあるが、別定重量58キロは出走馬の中では最も重い斤量。

17/11/26 京阪杯(G3)7着(0.2差)

得意な京都で得意な距離、叩き3走目と条件は揃っているように見えたが・・・。

松田大作騎手への乗り替わりもあったが、テン乗りではない。

ちなみに馬体重は498キロ。

セイウンコウセイは馬体樹が500キロを切るとパフォーマンスがグッと落ちる(後述)。

18/3/25 高松宮記念(G1)6着(0.3差)

馬体が減っていた。490キロ(-14キロ)での出走。

OP昇格後、500キロを切った馬体で好走したのは、OP昇格直後の「淀短距離S(OP)」1着の1鞍だけ(494キロ)。

18/5/12 京王杯スプリングC(G2)12着(0.5差)

1400mの距離不安

18/9/30 スプリンターズS(G1)12着(0.9差)

苦手の中山競馬場と、今回も中15週での参戦。

2年連続でこれなら、このレースは叩き台に使っている印象すらある。

19/1/27 シルクロードS(G3)15着(1.3差)

中12周での競馬で初ブリンカー装着。

ブリンカーも合わなかったか?

19/8/25 キーンランドC(G3)6着(0.5差)

セイウンコウセイは実績のある馬なので、G3の別定戦では重い斤量を背負うことになる。

今回もタワーオブロンドンと同じ58キロの斤量。

勝ったダノンスマッシュが57キロの斤量なのだから、0.5差の6着なら頑張った方。

また、ペースが少し速かったことも、前目につけたセイウンコウセイにしてみればキツかったのかもしれない。

19/9/29 スプリンターズS(G1)12着(1.0差)

道中前の馬が下がってきてうまく捌けなかった様子。あとは直線も前が塞がるなどチグハグな競馬に。運がなかった。

19/10/26 スワンS(G2)8着(0.7差)

大外18番から果敢に行って2番手追走。

しかしゴール前あと100mくらいのところで一杯。

やはり1400mは長いこともあるが、大外枠も効いたと思う。

20/2/2 シルクロードS(G3)5着(0.2差)

どちらかと言えば苦手な休み明け、そして何よりトップハンデの58キロ。枠順も外枠14番ゲートから果敢に出して行って道中は2番手を追走。

それで0.2差の5着に粘るのだから、調子は良いはず。

20/3/29 高松宮記念(G1)7着(0.4差)重

結果的に0.4差。

外目の12番ゲートから果敢に2番手を追走したが、ここら辺の距離ロス、スタミナのロスが微妙に響いている感じだが、年齢的な面からも、そろそろG1の舞台では入着は難しくなってきている印象もある。

20/5/16 京王杯SC(G2)5着(0.3差)稍重

ここでも0.3差の5着と惜しい競馬をしている。

この馬の競馬はしているが、やはりこれは力の差。

1400mではこれが精一杯だろう。少し馬場が渋ったのも良かった。

20/6/7 安田記念(G1)12着(1.8差)稍重

これは距離が長い。

セイウンコウセイの次走

次走は9月13日、中京競馬場 芝1200mで行われる「セントウルS(G2)」。

中京開催はこの馬にとっては追い風。

休み明けに不安はあるが、このクラスならなんとかならないか。

 

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