結果
第57回 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 重
クッション値:8.2(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ギベオン | 2.01.8 | 1-1-1-1(逃げ) | 36.8 | |
② | デアリングタクト | 2.01.8 | クビ | 6-6-6-6(中団) | 36.1 |
③ | ポタジェ | 2.01.9 | 1/2 | 3-3-3-3(先行) | 36.4 |
レースの上り:36.8
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 2.01.8 | 36.8 | 13.0 | 11.5 | 12.6 | 12.4 | 11.9 | 11.7 | 11.9 | 12.1 | 11.9 | 12.8 |
過去平均 | 1.59.62 | 34.9 | 12.7 | 11.1 | 12.5 | 12.3 | 12.2 | 12.1 | 11.9 | 11.7 | 11.3 | 11.9 |
差 | 1.9 | 0.4 | 0.4 | 0.1 | 0.1 | -0.3 | -0.4 | 0.0 | 0.4 | 0.6 | 1.0 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去6走))
序盤は重馬場なりに緩めのペースで入ったが、中盤あたりから、早い段階でペースが上がり始めている。
その分上り3Fは時計を要してはいるが、Lap9の坂の上りでは再加速も見られ、逃げたギベオンも、あながち前残りのフロック的な逃げ切りではなかったことがうかがえる。
総じて、今年の「金鯱賞」は、道悪適正に加えて、パワーとスタミナ、底力が求められたレースとなった。
回顧
1着は殿人気のギベオン。
5枠5番からハナを切り、最後の直線も粘りに粘って逃げ切った。
決してスローの楽な逃げと言うことではなかっただろう。
前走から調子の良さはうかがえていた。
コース相性と道悪への適正、そして、重馬場ではあったが、開催二日目の綺麗な馬場も逃げ切りを後押しした感はある。
⇒ギベオンの分析
2着は1番人気のデアリングタクト。
道中は中団の外目。
4角は6番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目を追い上げてくるが、ギベオンの粘りにクビ差届かず2着。
斤量的に不利があったかもしれないが、そこは3冠馬、このような展開ならきっちり差し切っておきたかった。
ここは完敗と言っていいだろう。
今後の戦いにおいて、必ずしも抜けた存在ではないことは心得ておきたい。
⇒デアリングタクトの分析
3着は6番人気のポタジェ。
道中3番手追走から粘り込んだ。
1勝クラスからの4連勝はダテではなかった。
瞬発戦より持久戦になったことも、この馬には良かった。
⇒ポタジェの分析
2番人気のグローリーヴェイズはハナ差の4着。
この馬も道中は前目の3番手。
直線はポタジェと一緒に伸びて来るが、ゴール前ハナ差競り負けての4着。
「香港ヴァーズ」を勝っているG1ホースとしては、たとえ斤量が1キロ重くても、ポタジェに競り負けてはダメ。
この敗戦の敗因は「馬場」なのか?
「直線急坂」と言う線も大いにあると思う。
⇒グローリーヴェイズの分析
3番人気のキセキは5着。
スタートはまずまずだったが、最後方に下げて脚を溜めた。
4角も最後方から直線に向き、馬群の外目を追い上げて来るが5着まで。
最後方からの末脚一気は無理がある。
上りはメンバー最速の脚を出しているだけに、もう少し持続力を生かせれば・・・。
⇒キセキの分析