2020年5月3日【天皇賞・春】終了時点までのデータをもとに、ミライヘノツバサの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)

ミライヘノツバサの距離適性

ミライヘノツバサはこれまでに芝1800m~芝3400mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1800m(0-0-1-4)
  • 芝2000m(1-1-1-4)
  • 芝2200m(3-0-1-2)
  • 芝2500m(0-1-0-0)
  • 芝2600m(0-0-0-2)
  • 芝3000m(0-0-0-1)
  • 芝3200m(0-0-0-1)
  • 芝3400m(1-0-0-0)

距離の融通は比較的効くタイプ。

この馬の場合、距離よりも展開(後述)。

ミライヘノツバサの脚質&好走条件

前につけてもしぶとく、中団からでも差してくる。

しかしミライヘノツバサの好走条件には一つだけ注文がつく。

それは展開。

道中比較的締まったペースで推移して、上りが36秒を超えてきた場合はこの馬の出番。

3歳戦を除いて、古馬になってからの3着以内に入ったレースは現時点では5レース。

そして、そのすべてのレースがの上り3Fのタイムが36秒以上。

その距離は1800m~3400mと言うように、距離は問わない。

上り3Fが36秒以上でも3着以内に来ていないレースも2鞍あるが、その敗因は;

  • 2019年4月「福島民報杯」0.7差・6着:3ヵ月の休み明け
  • 2019年9月「丹頂S」2.3差・12着:熱中症の症状が見られた

ミライヘノツバサは、10週以上(中9週)の休み明けは;

  • (2-0-1-5)

と、あまり良くはなく、暑い時期の7~9月の成績も;

  • (0-0-1-5)

と、優れない。

以上のことから、ミライヘノツバサの好走条件は;

  • 上り3Fが36秒以上かかるようなタフな展開
  • できるだけ涼しい季節
  • 長期休み明けはあまり好ましくない

というようになる。

ミライヘノツバサのコース適正

ミライヘノツバサの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-0-0-2)
  • 福島(0-0-1-2)
  • 東京(1-0-0-2)
  • 中山(4-2-2-3)
  • 京都(0-0-0-4)

上り時計が比較的かかる傾向にあるコースでの良績が目立つ。

ミライヘノツバサの重馬場適正

ミライヘノツバサの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-0-1-1)

稍重程度なら気にすることはなさそう。

ミライヘノツバサの鉄砲実績(休み明け)

ミライヘノツバサの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-0-1-5)

あまりよくない。

ミライヘノツバサと寒暖差

ミライヘノツバサの、寒い時期と暖かい季節をザックリ二つに分けたときの着度数は次の通り;

  • 4~9月(1-0-1-8)
  • 10~3月(4-2-2-5)

寒いのはいくら寒くてもOK。

しかし暑いのはダメ、というデータ。

ミライヘノツバサの評価

スタミナとパワーは相当なものを持っていそうだが、キレる脚がまったくと言っていいほどない。

なので、好走できるレースも限られてくる(前述)。

上りが36秒以上かかるレースを狙い撃ちしたいものだが、レース前にそんなことは分からない。

レース前には、そのメンバー構成や、上りがかかりやすいコース、馬場状況などを精査する必要がある。

ミライヘノツバサの近走診断

19/9/1 丹頂S(ハンデ)

札幌 芝2600m 良 14頭

着順:12着(2.43.1・2.3差)

騎手:横山武史(55キロ)

道中は3番手追走も、勝負どころの3~4角ですでに手応えが怪しくなる。

そして直線ではもうあっぷあっぷ。

後日陣営からは「熱中症の症状がみられた」というコメントも出ている。

この日の札幌は最高気温が27.8度。

ミライヘノツバサにとっては厳しい天候だったのかもしれない。

(このあとダート競争を挟むが、3.2差の11着と適性を示すことが出来ずに大差のシンガリ負け)

20/2/1 白富士S(L)

東京 芝2000m 良 14頭

着順:8着(1.59.7・0.6差)

騎手:木幡巧也(56キロ)

道中は珍しく前にはつけずに中団後ろあたり。

直線は馬場の外目を懸命に追い込んで来るが8着まで。

ゴール前少し進路が狭くなったようだが、大勢には影響はなかっただろう。

レースの上りは34.7秒。

苦手な展開にしては頑張った方。

20/2/22 ダイヤモンドS(G3・ハンデ)

東京 芝3400m 良 16頭

着順:1着(3.31.2・ハナ差)

騎手:木幡巧也(54キロ)

この日も道中は中団あたり。

ペースは中盤あたりからかなり速いラップを刻み、最後の直線は消耗戦の様相。

ミライヘノツバサは4角を馬群の中ほどの内目から直線。

直線は残り200mで先頭に立ち、追ってきたメイショウテンゲンとの激しい追い比べをハナ差制してゴール。

上り3Fは38.1秒、ラスト200mが13.0秒。

こういう展開になれば強い。

20/5/3 天皇賞・春(G1)

京都 芝3200m(外)良 14頭

着順:12着(3.18.7・2.2差)

騎手:木幡巧也(58キロ)

レースの上りは36.0秒を計時しているが、これはレース中盤で大逃げのかたちになったキセキが最後にバテたことによるもの。

後続馬にとってはスローの瞬発力勝負。

ミライヘノツバサに出る幕はなかった。

ミライヘノツバサの次走

次走は東京競馬場 芝2500mで行われる「目黒記念(G2・ハンデ)」。

ダービーが行われる週なので、コース替わりがある。

相当極端な展開にならない限り、この馬の出番はなさそう。

ここのところ気温も上昇傾向にあるので、それもこの馬にとってはマイナスだろう。