結果
2021年 12月10日(土)
第58回 中日新聞杯(G3・ハンデ)
中京競馬場 芝2000m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | キラーアビリティ | 1.59.4 | 12-13-12-13(中団後) | 34.0 |
② | マテンロウレオ | クビ | 5-5-5-4(中団前) | 34.6 |
③ | アイコンテーラー | クビ | 3-3-3-3(先行) | 34.9 |
レースの上り:35.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 1.59.4 | 35.1 | 12.7 | 11.3 | 13.2 | 12.7 | 12.0 | 11.3 | 11.1 | 11.2 | 11.5 | 12.4 |
過去平均 | 1.59.54 | 34.9 | 12.6 | 11.0 | 12.6 | 12.4 | 12.1 | 12.1 | 12.0 | 11.6 | 11.4 | 12.0 |
差 | 0.2 | 0.1 | 0.3 | 0.6 | 0.3 | -0.1 | -0.8 | -0.9 | -0.4 | 0.1 | 0.4 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
前半はユルユルの流れだったが、残り1000mから11.3-11.1-11.2と立て続けに11秒台前半のハイラップ。
直線に入ってもその流れは緩むことなく、Lap9で11.5。
しかし最後の200mではさすがにダレて12.4秒を要した。
後半1000mのラップは速かったものの、前半がユルすぎるので、ちょっと評価に悩むところ。
レース全体を見てみれば、上り3Fが35.1秒で例年の良馬場平均とさほど変わらない。
走破時計も例年の良馬場平均とほぼ同じ。
前からの馬は前半がユルい分最後もそこそこ粘れるはずだし、後ろからの馬も、レースが動くのが早かった分、最後の追い込みが効いただろう。
ハンデ戦らしく、7着までが0.2差の僅差で、力が抜けていると思えた馬もいなかった。
というわけで今年の中日新聞杯は、至極平均的な内容だったと言えそう。
回顧
1着は5番人気のキラーアビリティ。
スタート少し出遅れたが、枠順を利して道中は中団のやや後ろ、12、3番手の最内。
4角も13番手の内目で直線に向くと、直線は馬場の2~3分どころから追い上げに入り、坂の頂上あたりで先頭集団を射程圏に捉えると、ゴール前、先行勢の脚が少し甘くなったところをクビ差捉えてゴール。
「ホープフルS」以来、約一年ぶりの勝利となったが、内容としては並。
「復活」といえるほどの材料はない。
⇒キラーアビリティの分析
2着は4番人気のマテンロウレオ。
外枠16番から、道中は中団の前、好位の5番手追走。
4角は4番手の内目で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の上りで先頭を射程圏に捉えると、残り100mあたりで先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えたが、ゴール前、キラーアビリティの差し脚にクビ差屈しての2着。
そう悲観する内容ではないが、前半がユルかった分、力があるならゴール前は押し切れていたはず。
クラス並の内容。
⇒マテンロウレオの分析
3着は10番人気のアイコンテーラー。
道中は先団3番手の最内。
4角も3番手の最内で直線に向くと、直線も粘りに粘って残り100mでは先頭を窺う感じで伸びたが、ゴール前で少し甘くなっての3着。
終始先団の最内で、前半がユルい流れなら、52キロの斤量が生きた。
⇒アイコンテーラーの分析
1番人気のプログノーシスは4着。
出遅れもあって、道中は後ろから2頭目の17番手を追走。
4角も16番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目から懸命に追い上げてはくるが、クビ-クビ-ハナ差の4着まで。
いくら終いの脚に自信があると言っても、あの位置どりから追い上げるのではリスクがある。
前半ユルユルの流れの中で、もう少しポジションを上げる工夫はできたのではないか。
折り合い重視だけでは勝てるものも勝てない。
2番人気のカントルは12着。
スタート少し出遅れて、道中は中団の前、6番手の外目を追走。
4角は7番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、直線ではまったく伸びず。
1角で他馬と接触したこともあって、スムーズさを欠いた感じ。
直線急坂もよくない。
⇒カントルの分析
3番人気のトゥーフェイスは17着。
道中は中団の前、6番手の外を追走。
道中かなり外々を回って、4角も8番手の大外を回して直線に向くが、直線では脚が残っていなかった感じ。
終始外々を回した距離ロスが大きかったのでは?