結果

2022年 12月11日(日)

第74回 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)

阪神競馬場 芝1600m(外)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
リバティアイランド 1.33.1 8-8(中団) 35.5
シンリョクカ 2  1/2 8-8(中団) 35.9
ドゥアイズ クビ 12-12(中団後) 35.4

レースの上がり:36.1


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.33.1 36.1 12.1 10.5 11.1 11.5 11.8 11.1 12.5 12.5
過去平均 1.33.60 34.8 12.3 10.7 11.5 12.1 12.2 11.5 11.3 12.0
1.3 -0.2 -0.2 -0.4 -0.6 -0.4 -0.4 1.2 0.5

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

前半速く、中盤もスピードは落ちておらず、ずっと11秒台のラップを刻んでいる。

しかし残り400mからが12.5-12.5で、上りの3Fは36.1秒を要している。

走破時計は例年の良馬場平均より0.5秒速い1.33.1。

前傾ラップで上がりのかかる展開だが、走破時計自体はそれほど速くはならなかった。

しかし勝ち馬は、しっかり先頭との距離を測った上での強い競馬をしているので、走破時計の速い遅いはそれほど重要ではない。

勝ち馬は直線に入ってからも焦る様子はなく、残り400mくらいから追い出しに入って、坂下あたりで楽々と先頭をとらえた。

最後しっかり追ったのは、200mくらいではないか?

レース自体は前傾で、スタミナ、底力が求められたレースといえそうだが、勝ち馬にとっては、スタミナの消耗も、底力も必要ではなかったかのような強い勝ち方だった。


回顧

1着は1番人気のリバティアイランド。

道中は中団馬群のやや前目、8番手の外を追走。

4角は8番手の大外で直線に向くと、直線では残り400mあたりから追い上げに入り、坂下では早くも逃げ粘るサンティーテソーロを交わすと、あとはそのまま突き抜けてゴール。

前走のこともあってか、終始外目の位置取りから、4角も大外を回して安全運転。

それでも末脚が鈍ることはまったくなく、坂下で先頭をとらえると、あとは余裕残しのゴール。

展開自体はタフな展開だったが、この馬にとっては、スタミナの消耗も、底力も必要ではなかったかのような強い勝ち方だった。

 

2着は12番人気のシンリョクカ。

道中は中団馬群の前目、8番手の最内を追走。

4角も8番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の内目からじわじわと伸びてきて2着を確保。

ほぼ勝ち馬と同じ位置取りだが、こちらは最内であっちは外。

4角の位置どりも最内と大外。

それでいて2馬身半の差が開くのだから、力の違いは明らか。

 

3着は10番人気のドゥアイズ。

スタート少し出遅れて、道中は中団の後ろ、12番手の外。

4角は12番手の内目で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入り、そこそこの脚で追い上げてきて3着。

ここまでもずっと、上りのかかる競馬でしぶとさを見せていた。

この馬の場合は展開が向いたのだろう。

 

2番人気のモリアーナは12着。

道中は先行集団の2列目、6番手の外を追走。

4角は7番手の外目で直線に向くが、直線では見せ場なし。

これまで緩い流れしか経験してこなかったので、この失速は仕方がない。

この一戦が経験値として上積みされるかどうか。

 

3番人気のウンブライルは15着。

外枠17番から、スタートで遅れて道中は15番手の外。

4角は14番手の大外で直線に向くが、直線ではいい脚は使えなかった。

この馬の場合は距離かもしれない。