2020年3月29日【六甲S】終了時点までのデータをもとに、ランスオブプラーナの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
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ランスオブプラーナの距離適性
ランスオブプラーナはこれまでに芝1600m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(1-2-0-0)
- 芝1600m(0-0-0-2)
- 芝1800m(2-0-1-3)
- 芝2000m(0-0-0-1)
1400mを走ったのはデビューから3戦目まで。
それからは主に1800m、そして1600mが少し。
2000mは「皐月賞」一鞍で、これは距離が長そう。
ベストは1800mで、1600mも適正条件下(「道悪適正」の項で詳述)ならそこそこやれそう。
ランスオブプラーナの脚質
脚質的には「逃げ」、「先行」で力を発揮。
ランスオブプラーナのコース適正
ランスオブプラーナの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 福島(0-0-0-1)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(0-2-0-0)
- 京都(0-0-1-1)
- 阪神(3-0-0-2)
- 小倉(0-0-0-1)
逃げ馬としては珍しいが、内回り、小回りコースがあまり良くない。
ランスオブプラーナの持ち時計(ベストタイム)
ランスオブプラーナの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.20.9 2着(中京)
- 芝1600m:1.35.0 6着(阪神)
- 芝1800m:1.47.2 1着(阪神)
- 芝2000m:2.00.8 18着(中山)
高速決着には縁がなさそう。
ランスオブプラーナの枠順適正
逃げと先行で持ち味を発揮する馬なので、枠順は内目が欲しい。
ランスオブプラーナの鉄砲実績(休み明け)
ランスオブプラーナの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-0-2)
これだけのデータでは何とも言えない。
ランスオブプラーナの重馬場適正
ランスオブプラーナの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-1)
- 不良(0-0-0-1)
稍重馬場で勝っているのは「未勝利戦」だが、基本的に緩い馬場、荒れた馬場はダメだと思う。
その理由としては、「毎日杯(G3)」以降の成績。
ランスオブプラーナは「皐月賞(G1)」へ向けた東上最終便「毎日杯(G3)」に勝利して以降まったく良いところがない。
「皐月賞」は距離も長かったかもしれないが、まだ力が追い付いていなかった。
そしてその後のレースについては;
- ラジオNIKKEI賞:不良馬場 2.0差15着
- カシオペアS:稍重あがりの時計のかかる馬場 1.1差9着
- リゲルS:良馬場 3.0差15着
- 小倉大賞典:開催最終週の荒れ馬場 2.4差13着
- 六甲S:稍重馬場 0.9差6着
「リゲルS」は良馬場でもダメだったのだが、このレースは初の1600mで、ペースも速く、3番手で追走していたランスオブプラーナは最後はバテて馬群に沈んだ。
しかしこのレースは先行勢は全滅で、上位4頭までが後ろからの追い込み勢が占めた。
展開が向かなかったと考えて良い。
その他は、道悪、荒れた馬場でまったく結果が出ていない。
途中ダートも1鞍走っているが、2.2差の10着とまったく振るわなかった。
以上のことが、ランスオブプラーナが緩い馬場、荒れた馬場はダメだと思う理由。
3歳時には「毎日杯(G3)」を逃げて勝った実力馬だけに、良馬場でならまだまだ力は出せるのではないか?
ランスオブプラーナの次走
次走は京都競馬場 芝1600m(外)で行われる「読売マイラーズカップ(G2)」。
開幕週で馬場は良好。
枠順も内枠をゲットした。
脚質的に同型の馬はいない。
先行脚質の馬も少ない感じ。
前走は苦手の道悪でも、逃げて0.9差の6着と踏ん張った。
調子は良いはず。
ここで走らなければ、今後の上がり目はちょっと厳しい。