ディナースタのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

ディナースタの近走

22/7/31 積丹特別(1勝クラス)

札幌 芝2600m 良

着順:1着(2.41.2・-0.4差)

騎手:横山和生(54キロ)

大外10番から、スタート出遅れて後方からの競馬になるが、2周目の向正面入り口から動き始めて、3角では2番手、そして4角で先頭に立つと、直線では残り200を切って後続を一気に突き放してゴール。

かなりの中だるみのスローの展開だったとはいえ、残り1000mあたりから長くいい脚を使って、直線も突き抜けた。

なかなかのSP持続力。

22/8/20 札幌日刊スポーツ杯(2勝クラス)

札幌 芝2600m 稍重

着順:1着(2.44.4・-0.2差)

騎手:横山和生(53キロ)

外枠13番から、スタートはフワッとした感じで出て中団のやや後ろ、9番手からの追走。

そしてここでも、残り1000mあたりから動き始めて、3角では早くも先頭に立ち、4角も先頭で直線に向くと、直線は後続を寄せ付けず、ゴール前は外からのナムアミダブツの追撃を1馬身半凌いでゴール。

当日の馬場は時計のかかる、かなり力の要る馬場のような印象。

そんな馬場でも前走同様、残り1000mから捲って行く競馬で快勝。

スピードの持続力とパワーはかなりありそうな雰囲気。

22/10/23 菊花賞(G1)

阪神 芝3000m(内)良

着順:14着(3.06.1・3.7差)

騎手:横山和生(57キロ)

【レース前寸評】

ここまでは粗削りな競馬だが、血統背景も含めて、なにか大物感が漂う。

【結果】

道中は先団3番手。

4角は4番手で直線に向くが、直線入口ではもう脚は余っていなかった。

いつもの戦術から一転して今回は先行策。

展開が展開だけに、いつもの後方からのマクリ上げでどこまでやれたか見て見たかったが・・・。

2022年 菊花賞(G1)のラップ分析&回顧


ディナースタの脚質

道中は後方、または中団あたりから、残り1000mあたりのかなり早い段階でスパートして行き、長くいい脚を使いつつ、直線押し切ってくる競馬。

スピードの持続力とパワーに秀でているような印象。

ただ、こういう競馬なので、距離は長い方がいいだろう。

反面、レースの上りが速くなってしまえば、馬群に沈むリスクも内在。

道悪馬場もかなり強そう。


ディナースタの血統背景

父はドゥラメンテ(ミスプロ系キングマンボ/皐月賞、日本ダービー、ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念2着)。

代表産駒にタイトルホルダー(菊花賞、春天、宝塚記念)、スターズオンアース(桜花賞、オークス)。

母の父はアンブライドルズソング(ミスプロ系ファピアノ)。

アンブライドルズソングは米国で走り、「フロリダダービー」などダートG1を2勝。主戦場はダートの中距離。

母父アンブライドルズソングの活躍馬としては、2020年の無敗の三冠馬コントレイル

ディナースタの半兄にはジャックドール(金鯱賞、札幌記念)。

血統的にはまさに、「今が旬の血統」という印象。