結果
2021年 11月7日(日)
第59回 アルゼンチン共和国杯(G2・ハンデ)
東京競馬場 芝2500m 良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | オーソリティ | 2.32.4 | 3-3-3-3(先行) | 33.9 | |
② | マイネルウィルトス | 2.32.8 | 2 1/2 | 10-7-6-6(中団) | 34.1 |
③ | フライライクバード | 2.32.9 | 3/4 | 5-6-6-6(中団前) | 34.2 |
レースの上り:34.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | Lap13 | |
今走 | 2.32.4 | 34.1 | 7.2 | 11.6 | 12.1 | 13.4 | 12.9 | 12.4 | 12.4 | 12.4 | 12.1 | 11.8 | 11.1 | 11.1 | 11.9 |
過去平均 | 2.32.04 | 34.4 | 7.3 | 11.4 | 11.7 | 12.5 | 12.5 | 12.4 | 12.8 | 12.6 | 12.3 | 12.2 | 11.5 | 11.2 | 11.8 |
差 | -0.3 | -0.1 | 0.2 | 0.4 | 0.9 | 0.4 | 0.0 | -0.4 | -0.2 | -0.2 | -0.4 | -0.4 | -0.1 | 0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
前半1000mはかなり緩かったものの、後半はかなり早い段階でペースが上がってきている。
具体的には残り1000m地点あたりから徐々にペースがあがり、息を入れることなくゴール板まで駆け抜けて、上りの3Fも34.1でまとめた。
ペースバランス的にはスローペースと言うことになるが、スローのヨーイドンと言うよりは、そこそこのスピード持続力も持っていないと対応しきれなかった可能性がある。
その証左として、先団グループで掲示板に残ったのは勝ったオーソリティのみ。
今年の「アルゼンチン共和国杯」は、スピードの持続力と瞬発力、双方が求められたレースだったのではないか。
回顧
勝ったのは1番人気のオーソリティ。
6枠10番から道中は3~4番手追走。
4角も3番手で直線に向くと、残り400mの坂の上りでは早くも先頭に立ち、あとは後続を寄せ付けない走りで突き抜けた。
この流れなら楽勝だろう。
ハンデの57.5キロがちょっと心配だったが、この面子なら問題なかったようす。
⇒オーソリティの分析
2着は4番人気のマイネルウィルトス。
外枠12番から序盤は中団の後ろ、10番手あたり。
しかし1角を回るあたりで徐々に順位を上げて行き、向正面では中団6番手の外に収まった。
4角は6番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げを計り、坂の上りでは一瞬オーソリティを捉えるような勢いだったが、そのあとはグンと突き放されて、2馬身半離されての2着。
切れる脚がない分、最後は引き離された。
34.1秒の速い上りに対応してきた格好だが、勝ち馬に2馬身半離されての2着では、メンバーに恵まれた感も否めない。
⇒マイネルウィルトスの分析
3着は3番人気のフライライクバード。
道中は中団の前、5~6番手あたり。
4角も6番手で直線に向き、直線はオーソリティの直後から追い上げを計るが、オーソリティとの差は詰まるどころか開く一方。
ゴール前はマイネルウィルトスにも交わされて3着。
昇級初戦の重賞としては良く走った方だろう。
SPの持続力と瞬発力がまだこのクラスでは少し足りないことが分かっただけでも収穫。
⇒フライライクバードの分析
2番人気のアンティシペイトは8着。
大外15番から道中は2番手追走。
4角では早くも先頭に立って直線に向いた。
直線は馬場の内目から追い出してくるが、坂を上りきったあたりから脚色が鈍った。
画面ではよく分からなかったが、道中かなり引っかかっていた様子。
本来SPの持続力とスタミナはある馬だが、そういうことなら納得も行く。
まだまだ昇級初戦の4歳、これからの馬。
⇒アンティシペイトの分析