2020年6月6日【鳴尾記念】終了時点までのデータをもとに、エアウィンザーの好走パターンを分析していきます。

エアウィンザーの距離適性

エアウィンザーはこれまでに、芝1800m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1800m(2-1-0-1)
  • 芝2000m(4-4-2-3)
  • 芝2200m(1-0-0-0)
  • 芝2400m(0-0-0-1)

ベストは2000m。

その前後200mは守備範囲。

エアウィンザーの脚質

先団、または中団につけて末脚を生かす競馬が主体。

また、直線だけの瞬発力にとどまらず、中盤から長く良い脚を持続させる持続力にも秀でていると見られる。

4歳冬に勝利した「チャレンジカップ(G3)」は、マルターズアポジーが大逃げを打ち、中盤で約12馬身ほど離されていたが、残り1000m付近からジワジワとその差を詰めて、直線を向くころにはその差は4馬身あるかないか。

あくまで推定だが、このレースの後半1000mのエアウィンザー自体のラップタイムは;

  • 11.6-11.5-10.8-10.6-12.0=56.5秒

驚異のスピード持続力。

エアウィンザーのコース適正

エアウィンザーの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-0-1-0)
  • 新潟(0-0-0-1)
  • 東京(1-0-0-1)
  • 中京(0-0-1-0)
  • 京都(2-3-0-1)
  • 阪神(4-2-0-2)

京都、阪神は、そのほとんどが内回りコースでの成績。

直線が長い外回りコースでも何ら問題はないとは思うが、ガチンコの瞬発力勝負よりは、スタミナ勝負の方が有利と見ているので、ペースが流れやすい内回りコースの方が、戦いやすいのではないか。

エアウィンザーのの持ち時計(ベストタイム)

エアウィンザーの芝1800~2200mでのベストタイムは次の通り;

  • 芝1800m:1.45.4 1着(クビ差・東京)
  • 芝2000m:1.58.3 1着(-0.5差・阪神)
  • 芝2200m:2.16.6 1着(-0.3差・阪神)

どの距離もベストタイムで1着。

高速決着は大歓迎。

エアウィンザーのの重馬場適正

これだけ強いエアウィンザーだが、唯一の弱点と思われるのが道悪。

これまで道悪で走ったのは、稍重まで合わせると2鞍で;

  • 17/11/18 1000万条件戦 2着(0.6差)
  • 19/3/10 金鯱賞(G2)3着(0.3差)

そして、5着に負けた19年の「大阪杯(G1)」も、当時の馬場状態は「稍重」明けで、馬場の状態もあまり良くなかった様子。

道悪が全くダメということではなさそうだが、切れ味が勝負のエアウィンザーのにとっては、その切れを削がれる道悪は、やはりマイナスポイントになるのだろう。

エアウィンザーの休み明け(鉄砲実績)

エアウィンザーの10週(中9週)以上の休み明けでの実績は;

  • (2-1-2-2)

もともと連対率が非常に高いエアウィンザーのなので、あまり参考にはならないが、休み明けも苦にしないというデータ。

馬券圏外はいずれも、約半年以上の長期の休み明け。

エアウィンザーの血統背景

父はキングカメハメハ、母は秋華賞馬のエアメサイアという良血。

全兄は「京都金杯」「富士S」を勝ったエアスピネル。

5代血統内のクロスは;

  • ノーザンダンサー 12.50% 5+5 × 4

エアウィンザーの近走

18/12/1 チャレンジカップ(G3)阪神芝2000m

着順:1着(-0.5差)騎手:M・デムーロ(56キロ)

「脚質」の項で詳しく書いたのでここでは省略。

ただ、内容は圧巻の強い競馬。

19/3/10 金鯱賞(G2)中京芝2000m 稍重

着順:3着(-0.3差)騎手:武豊(56キロ)

稍重馬場の影響もあったかもしれないが、一線級相手に、直線の末脚勝負だけでは、分が悪かったのかも。

19/3/31 大阪杯(G1)阪神芝2000m

着順:5着(-0.2差)騎手:浜中俊(57キロ)

馬場は良馬場ではあるが、「稍重」明けでかなり緩い状態。

直線半ばでは見せ場も作ったが、イマイチ伸びきれず0.2差の5着。

やはりこのような馬場では加速がつきにくく、直線も伸びを欠くのか?

今度は一線級相手に、パンパンの良馬場での競馬を見てみたい。

19/10/6 京都大賞典(G2)

京都 芝2400m 良 17頭

着順:12着(2.25.3・1.8差)

騎手:三浦皇成(56キロ)

道中は中団の前あたりだが、だんだんと順位を悪くして、4角では10番手。

直線でもまったく精彩を欠いて大敗。

約半年ぶりで初距離の2400m。

厳しい条件だが、走り自体にもまったく見るものはなかった。

20/5/10 新潟大賞典(G3・ハンデ)

新潟 芝2000m(外)良 16頭

着順:9着(1.59.8・1.2差)

騎手:三浦皇成(57.5キロ)

道中は中団で脚を溜めるが、直線では不発に終わる。

休み明けで57.5キロのハンデ。

おまけに馬場は雨の影響で「良」発表でも緩めの馬場。

条件がかみ合わなかったと見ていいだろう。

20/6/6 鳴尾記念(G3)

阪神 芝2000m(内)良 16頭

着順:10着(2.01.2・1.1差)

騎手:川田将雅(56キロ)

道中は後方。

直線は前が壁になったと言うことはあるが、進路が開いてからも伸びてこない。

まだまだ体調は万全ではないのだろう。

エアウィンザーの次走

次走の予定は福島競馬場、芝2000mで行われる「七夕賞(G3・ハンデ)」。

近走大敗続きでも、その実績からハンデは57キロのトップハンデ。

体調さえ万全なら走ってきても何ら不思議はないが、積極的には狙えない。