2019年8月18日【北九州記念】終了時点までのデータをもとに、アレスバローズの好走パターンを分析していきます。
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アレスバローズの距離適性
アレスバローズはこれまでに、芝1000m~芝2000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1000m(0-0-1-0)
- 芝1200m(6-4-2-14)
- 芝1400m(0-0-1-0)
- 芝1600m(1-0-0-2)
- 芝2000m(0-1-0-1)
芝1400m~芝2000mに使われたのは主に3歳まで(正確には4歳の1月)。
それ以降は新潟の千直に一度使われているが、それ以外は芝1200mのスプリント路線。
芝1200mの内容は、重賞を2連勝するなど、適性の高さを示している。
その他の距離に関しては、出走数が少ないので、なんとも言えない。
アレスバローズの脚質
アレスバローズの好走時の主な脚質は、中団馬群からの「差し」。
たまに先行する競馬も見せるが、上のクラスではあまり通用していない。
アレスバローズのコース適正
アレスバローズの競馬場ごとの着度数は次の通り(芝1200m限定);
- 福島(1-1-1-1)
- 新潟(1-0-0-1)
- 中山(1-0-0-3)
- 中京(1-2-0-1)
- 京都(0-0-0-4)
- 阪神(0-1-0-1)
- 小倉(2-0-1-3)
福島、中京、小倉あたりを得意としている一方で、京都では全く結果が出ていない。
3角から急な下りを下りてきて4角を回り直線に入る京都コースを苦手にしている馬はいるようなので、アレスバローズもその口かもしれない。
ただ、同じように下ってきて直線を向く中京競馬場は、さほど苦にならない様子。
これはアレスバローズの左右回りの得手不得手に関係していると見る。
アレスバローズの左右回りの実績は(芝1200m限定);
- 右回り(4-2-2-12)
- 左回り(2-2-0-2)
連対率にしてみると、左回りが圧倒的に良い。
アレスバローズは、右回りが走らないというわけではないが、左回りの方が戦いやすいのかもしれない。
アレスバローズの重馬場適正
アレスバローズの道悪競馬の実績は;
- 稍重(0-1-0-3)
- 不良(0-1-0-0)
走ったり走らなかったり。
ただ、不良馬場をこなしたのは中京競馬場での「CBC賞(G3)」。
稍重馬場で3着以内を外した3鞍は、どれも右回りコース。
ここら辺にも、さっきの左右回りの巧拙が関係している可能性は大いにある。
アレスバローズの持ち時計(ベストタイム)
アレスバローズの芝1200mでのベストタイムは;
- 北九州記念(G3)1着(-0.2差)1.06.6
この時計は結構速い。高速対応は可能と見て良いだろう。
アレスバローズの馬体重の目安
アレスバローズは、ほぼ490キロ台でレースに挑んで来るが(OP昇格後)、たまに500キロ以上で出走してくるときがある。
そんなときは今まで馬券に絡んだためしはないので、一定の注意は必要だろう。
アレスバローズの近走診断
19/3/24 高松宮記念(G1)中京芝1200m
着順:9着(0.7差)騎手:川田将雅(57キロ)
スタート良く中団の前につけるが、3角あたりでダノンスマッシュの斜行のあおりを受けて大きく手綱を引く場面があった。
レース後川田騎手は「あれでは競馬になりません。かわいそうでした」とコメント。
得意の中京で川田ジョッキーの手綱だっただけに、不利かなければ良い線行っていた可能性もある。
19/6/30 CBC賞(G3)中京芝1200m 不良
着順:2着(クビ差)騎手:川田将雅(57.5キロ)
五分のスタートで中団の内をキープ。
直線は内を突いてジワジワと抜け出すが、最後は外から交わされて惜しい2着。
前走の嫌な流れを断ち切った感じ。
19/8/18 北九州記念(G3)小倉芝1200m
着順:6着(0.4差)騎手:菱田裕二(57.5キロ)
発馬後に躓いて後方からの競馬になる。
3角過ぎて、外を回って追い込んで来るが、4角は馬幅9頭分くらい外を回して直線へ。
外から上り最速の脚を使ってグイグイと伸びては来るが、0.4差追い詰めるのが精一杯。
躓いて、トップハンデで大外を回して、トータルで考えれば力は示した。
デキ落ちはない。