2021年9月19日【ローズS】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、エイシンヒテンの好走パターンを分析。
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エイシンヒテンの距離適性
エイシンヒテンはこれまでに芝1200m~芝2000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(1-1-0-0)
- 芝1400m(0-1-0-1)
- 芝1600m(1-0-0-3)
- 芝2000m(0-2-0-1)
2000m前後が合ってそうにも思う。
エイシンヒテンの脚質
父親譲り、前につけて押し切る競馬がベスト。
逃げればしぶといだけに、出来れば逃げたい。
エイシンヒテンのコース適正
エイシンヒテンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-1)
- 東京(0-0-0-1)
- 中京(0-1-0-0)
- 阪神(1-2-0-3)
- 小倉(1-1-0-0)
エイシンヒテンの持ち時計(ベストタイム)
エイシンヒテンの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.07.8 2着(小倉)
- 芝1400m:1.21.5 11着(阪神)
- 芝1600m:1.33.5 4着(東京)
- 芝2000m:1.58.2 2着(阪神)
二千の時計は3歳牝馬OPの「忘れな草賞」で、そこそこ速い。
エイシンヒテンの重馬場適正
エイシンヒテンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(未)
- 重(未)
- 不良(未)
エイシンヒテンの鉄砲実績(休み明け)
エイシンヒテンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-0-1)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-1)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(0-1-0-0)
エイシンヒテンの枠順適正
エイシンヒテンの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-0-1)
- 5~9番(1-1-0-1)
- 10~14番(0-2-0-1)
- 15~18番(0-0-0-2)
脚質的に、内枠が欲しい。
エイシンヒテンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-2)
- 3~5月(春):(0-1-0-1)
- 6~8月(夏):(0-2-0-2)
- 9~11月(秋):(2-1-0-0)
エイシンヒテンの斤量別着度数
- 52キロ(0-0-0-1)
- 54キロ(2-4-0-4)
エイシンヒテンの好走体重
3着以内の体重は;
- 442~452キロ
エイシンヒテンの血統背景
父はエイシンヒカリ(サンデー系ディープインパクト/香港C、イスパーン賞、毎日王冠、エプソムC)。主要距離は芝の中距離。
母の父はエイシンワシントン(ダマスカス系/セントウルS、CBC賞、スプリンターズS2着)。主要距離は芝の短距離。
父、母の父ともに、「逃げ」で鳴らした名馬。
エイシンヒテンの近走
21/2/13 クイーンC(G3)
東京 芝1600m 良
着順:4着(1.33.5・0.2差)
騎手:団野大成(54キロ)
6枠11番からハナへ。
道中はそこそこ締まったラップを刻み、4角も先頭で直線。
直線は坂を上って残り200m過ぎまでは何とか粘ったが、そこからが少し甘くなった。
しかし前に行った組ではこの馬が唯一掲示板。
そこそこの持続力は示せたのではないか。
21/3/14 フィリーズレビュー(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:11着(1.21.5・0.8差)
騎手:団野大成(54キロ)
外枠15番から痛恨の出遅れ。
4角10番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
前につけてこその馬。
この出遅れは痛かった。
21/4/11 忘れな草賞(L)
阪神 芝2000m(内)良
着順:2着(1.58.2・0.2差)
騎手:団野大成(54キロ)
7枠8番からハナへ。
道中はそこそこ良いペースを刻みながら4角は後続に3馬身の差をつけて直線へ。
直線も内ラチ沿いを軽快に逃げて、そのまま押し切るかに見えたが、ゴール前ステラリアに交わされて2着。
道中のペースを考えれば、この2着は及第点だろう。
この先中距離でも目処が立ったのではないか。
21/8/15 藻岩山特別(3歳上・2勝C)
札幌 芝2000m 良
着順:4着(2.01.5・1.0差)
騎手:団野大成(52キロ)
休み明けの+8キロ。
2枠2番からハナへ。
マイペースの逃げだったが、ソーヴァリアントが番手からしっかりマーク。
3角過ぎてからのペースアップではソーヴァリアントも手応え十分。
逆にエイシンヒテンの手応えが怪しくなって4角ではハナを譲る格好に。
しかし直線ではそのままズルズルとは行かず、何とか掲示板は確保。
前走のペースを考えると、ここでも決して引けを取ることはないはずだが、休み明けの+8キロを考えると、早めに来られたのが堪えたか?
21/9/19 ローズS(G2)
中京 芝2000m 良
着順:2着(2.00.2・0.2差)
騎手:松若風馬(54キロ)
5枠10番からスタート良くハナを切った。
抜群のスタートでハナを切ったため、競る相手もなく、テンの200mが13.1秒。
労せずハナを切ることができて、あとはマイペースの逃げから直線。
直線も馬場の内目には行かず、馬場の3~4分どころをひた走る。
坂で勝ち馬に交わされてからも、道中の貯金からか脚色は衰えず、アールドヴィーヴルの強襲を半馬身差凌いで2着を確保。
気持ちよく逃げることができれば、これくらいは走る馬。
他に逃げそうな馬がいない中、12番人気はちょっと舐められすぎ。
次走、秋華賞(G1)に向けて
次走は10月17日(日)、阪神競馬場 芝2000m(内)で行われる「秋華賞(G1)」。
今回も逃げ馬らしい逃げ馬はこの馬一頭か?
さすがに今回は前走ほど楽には逃がしてはくれないだろうが、それでも展開次第では楽しみはある。
⇒その他、2021・秋華賞(G1)の出走馬を分析