結果

2022年 4月3日(日)

第66回 大阪杯(G1)

阪神競馬場 芝2000m(内)良

4月3日(日)阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ポタジェ 1.58.4 5-5-5-4(中団前) 35.3
レイパパレ 1.58.5 クビ 3-3-3-3(先行) 35.6
アリーヴォ 1.58.5 ハナ 12-10-9-6(中団後) 35.0

レースの上り:35.8


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 1.58.4 35.8 12.3 10.3 12.0 12.2 12.0 12.1 11.7 11.5 11.8 12.5
過去平均 1.59.16 34.5 12.7 11.3 12.4 12.2 12.0 12.2 11.7 11.4 11.3 11.8
1.3 -0.4 -1.0 -0.4 0.0 0.0 -0.1 0.0 0.1 0.5 0.7

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

ジャックドールとアフリカンゴールドがハナを競ったことで、序盤600mのラップがかなり速くなった。

中盤やや落ち着くが、それでも12秒台中盤まで落ち込むことはなく息は入らない。

それでもレースが動くタイミングは例年通りで、残り800mから11秒台のラップを刻んで行く。

しかし、さすがにラスト400mは11.8秒、12.5秒と上りを要する展開。

レース全体としては、前傾ラップの消耗戦。

底力が求められたレースとなった。


回顧

1着は8番人気のポタジェ。

道中は中団の前、5番手の内を追走。

4角は4番手で直線に向くと、直線は馬群の外に進路を取って追い上げに入る。

坂の上りで、先に抜け出していたレイパパレに迫り、ゴール前でクビ差交わしてのゴール。

距離、コースともにベストの条件で、展開もこの馬向きのタフな流れになったのが良かった。

強い競馬、完勝と言える。

ポタジェの分析

 

2着は3番人気のレイパパレ。

道中は3番手追走から、4角も3番手で直線に向き、直線は坂下で先頭に立つと、坂の上りでグイグイと後続を突き放しにかかったが、ポタジェんに食い下がれ荒れての惜しい2着。

ここは力を出し切っての2着。

この馬もタフな展開は強い。

レイパパレの分析

 

3着は7番人気のアリーヴォ。

序盤は中団の後ろ、10番手あたりを追走。

3角あたりからジワジワと順位を上げて行き、4角は6番手で直線。

直線もジワジワと先頭との差を詰めて行き、坂の上りで一気に伸びて前を捉えにかかるが、クビ-ハナ差の惜しい3着。

スタミナ、持続力のあることは分かっていたが、直線急坂コースに課題ありと見ていた。

それがこのタフな展開で、直線急坂コースで逆に伸びた。

これはフロックではなく明らかに実力。

アリーヴォの分析

 

1番人気のエフフォーリアは9着。

道中は中団8番手。

しかし勝負どころの3~4角では手応え悪く、順位も落として、4角は10番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げに入るが、まったくもって伸びを欠いた。

明らかにこの馬の走りではなかった。

初めての関西圏への長距離輸送、エピファネイア産駒早熟説など、いろいろ言われているが、本当のところは藪の中。

次走立て直してこられるかどうかが正念場。

エフフォーリアの分析

 

2番人気のジャックドールは5着。

2枠4番からスピードに乗ってハナに立とうとするが、外からアフリカンゴールドもハナを主張。

しばし並走するが、アフリカンゴールが譲るかたちでジャックドールがハナに立つ。

道中はずっとアフリカンにプレッシャーをかけられ続けるかたちで前半1000mは58.8秒。

4角も先頭で直線に向き、直線は坂下まではなんとか粘ったが、坂の上りで4頭に交わされての5着。

この展開での5着はよく頑張っているとは思う。

このタフな流れを経験したことで、馬がどう変わってくるのか? はたまたこないのか?

いずれにしても次走に注目したい。

ジャックドールの分析