結果
2024年 6月2日(日)
第74回 安田記念(G1)
東京競馬場 芝1600m 稍重
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ロマンチックウォリアー | 1.32.3 | 6-5(中団前) | 33.4 |
② | ナミュール | 1/2 | 13-13(中団後ろ) | 32.9 |
③ | ソウルラッシュ | ハナ | 10-11(中団) | 33.1 |
レースの上り:33.9
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.32.3 | 33.9 | 12.1 | 11.0 | 11.4 | 11.9 | 12.0 | 11.3 | 11.2 | 11.4 |
過去平均 | 1.31.52 | 33.9 | 12.2 | 10.9 | 11.4 | 11.6 | 11.5 | 11.2 | 11.2 | 11.6 |
差 | 0.0 | -0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.3 | 0.5 | 0.1 | 0.0 | -0.2 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
中盤が極端に緩くなっているが、上りの3Fは過去の良馬場平均と同じ33.9秒。
この33.9秒の上り時計、パッと見は速いように見えるが、おそらく良馬場なら、あと0.2~0.3秒縮まって、33.6秒前後を計時していたのではないか。
中盤が緩いスローの流れだが、道悪の影響で上りもそれなりにかかる。
これが今年の「安田記念」のレース展開。
なので今年の「安田記念」は、最後の上り3Fで、単に33秒台の末脚を出せるだけではなく、力の要る馬場でも33秒台の脚を維持できるパワーが必要で、さらに後方にいた馬も、力の要る馬場で、さらに速い33秒前後の終いが要求された。
瞬発力とパワー、これが今年の「安田記念」のキーワード。
なので、1、2着馬がノーザンダンサー系で占められたのも、おそらく偶然ではないだろう。
レースは香港馬の18年ぶりの勝利に沸いたが、レース展開が瞬発力特化のスピード決着なら、そうはいかなかったかもしれない。
回顧
1着は1番人気のロマンチックウォリアー。
道中は中団の前、5~6番手を追走。
4角も5番手の中ほどで直線に向き、直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、坂の上りでグイグイと先頭に迫ると坂の頂上過ぎで先頭。
あとはナミュールの追撃を半馬身差しのいでゴール。
重めの馬場を味方につけての快勝。
良馬場なら結果はまた違ったと思う。
2着は4番人気のナミュール。
スタート少し出遅れるが、二の脚で盛り返して、道中は中団の後ろ、13番手の外目。
4角も13番手の外目で直線に向くと、直線は進路を馬群の大外に取って追い上げに入り、坂の上りでグングンと伸びて、先に抜け出した勝ち馬を追い上げるが、ゴール前、半馬身及ばずの2着。
出遅れがなければ際どかったかもしれないが、出遅れも含めてのナミュールだけに仕方ない。
この馬も、馬場を味方につけた口だろう。
⇒ナミュールの分析
3着は2番人気のソウルラッシュ。
道中は中団10番手の外目を追走。
4角は11番手の外目で直線に向き、直線も馬群の外目から追い上げに入り、良い脚で伸びてはくるが、イマイチ先頭を捉えきれず、残り200mを切ってからはナミュールに馬体を併されての追い比べにもハナ差敗れての3着。
この馬も良馬場よりは道悪の口。
最後は切れ味でナミュールに屈した。
⇒ソウルラッシュの分析
3番人気のセリフォスは5着。
外枠17番から道中は後方15番手。
4角も15番手の外目で直線に向き、直線も馬群の外目、ナミュールの直後から追い上げに入るが、ナミュールとの差は最後まで詰まらず、5着まで。
ちょっと位置取りが後ろすぎた。
渋った馬場もよくない感じ。
⇒セリフォスの分析