結果

2024年 9月29日(日)

第58回 スプリンターズS(G1)

中山競馬場 芝1200m(外)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ルガル 1.07.0 3-3(先行) 34.2
トウシンマカオ クビ 7-6(中団) 33.5
ナムラクレア クビ 12-12(中団後ろ) 33.2

レースの上り:34.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6
今走 1.07.0 34.9 11.8 9.9 10.4 11.0 11.6 12.3
過去平均 1.07.66 34.7 11.8 10.3 10.9 11.3 11.4 12.0
0.2 0.0 -0.4 -0.5 -0.3 0.2 0.3

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

引き続き高速馬場の中山芝コースではあるが、これは明らかに速い前傾ラップ。

特筆すべきは2ハロン目の9.9秒と言う10秒を切るラップ。

こんなラップはそうそうお目にかかれない。

いくら逃げたピューロマジックが離して逃げていたと言っても、舞台はスプリント戦、後続の馬もそれに準ずる速い脚での追走を余儀なくされている。

勝ち馬以外の上位勢は、みんな内枠から道中内目を回った馬で占められている。

この速い流れで、道中外目を回ることは、内目の馬よりもさらに速いスピードでの追走を余儀なくされるわけで、この距離ロス、スタミナのロスは大きい。

SPの持続力と底力が勝敗を決した要因ではあるが、道中のポジショニングも、上位食い込みには大きな要素だったように思う。


回顧

1着は9番人気のルガル。

道中は先団3番手を追走。

4角も3番手で直線に向き、直線では坂下で逃げ粘るピューロマジックを射程圏に捉えると、坂の途中でこれを交わすと、あとは追い込み勢の差し脚をクビ差しのいでゴール。

前傾ラップで前の組には楽な展開ではなかったが、最後はクビ差で粘り切った。

前走「宮記念」の大敗は、やはりのちに判明した骨折の影響があったのだろう。

パワー系の馬場、コースはイマイチと見ていたが、これは大きな見立て違いだった感じ。

ルガルの分析

 

2着は5番人気のトウシンマカオ。

1枠2番から道中は中団7番手の最内。

4角も6番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の最内から追い上げに入り、良い脚で伸びてきて勝ち馬に迫るが、クビ差届かずの2着。

この速い流れを、道中最内の経済コースで追走できたことはかなりのアドバンテージになったはず。

前傾ラップで、基本後ろからの馬の方が有利ではあったので、この2着は枠と展開に恵まれての2着、という側面もありそう。

トウシンマカオの分析

 

3着は4番人気のナムラクレア。

道中は中団の後ろ、後方寄りの12番手の内目。

4角も12番手の内目から、直線は進路を外に取って追い上げを計り、メンバー最速の脚で伸びてはくるが3着まで。

この馬有利の展開ではあったが、得意の「差し届かず」の結末。

あと一列前のポジションなら、結果も変わっただろう。

ナムラクレアの分析

 

1番人気のサトノレーヴは7着。

外枠12番からスタートがイマイチで、道中は中団8番手の外。

4角は6番手まで順位を上げて、6番手の外で直線に向いたが、直線では伸びを欠いた。

この速い流れで道中外目からの追走では、直線ではもう脚は残っていなかったのだろう。

枠順とスタートがすべて。

サトノレーヴ分析

 

2番人気のママコチャは4着。

道中は中団の前、5番手を追走。

4角も5番手の中ほどで直線に向き、直線は進路を外目に取って追い上げを計るが、クビ-クビ-クビ差の4着まで。

いつもよりポジションが一列後ろ。

得意の展開ではあったが、前々で粘ってくる馬だけに、位置取りが悪かった。

ママコチャの分析

 

3番人気のマッドクールは12着。

道中は中団6番手。

4角も6番手で直線に向くが、直線では伸びを欠くどころか、失速して行った。

昨年2着した時くらいの走りはできているが、着順が大きく後退した。

決して速い時計に対応できない馬ではないのだが・・・。

息がきついときにもうひと踏ん張りできる底力に欠けているのか?

マッドクールの分析