結果

2022年 5月15日(日)

第17回 ヴィクトリアマイル(G1)

東京競馬場 芝1600m 良

5月15日(日)東京競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ソダシ 1.32.2 4-4(先行) 33.4
ファインルージュ 1.32.5 2 6-6(中団前) 33.4
レシステンシア 1.32.5 クビ 2-2(先行) 34.1

レースの上り:34.2


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.32.2 34.2 12.5 10.8 11.4 11.6 11.7 11.1 11.3 11.8
過去平均 1.31.10 34.2 12.1 10.7 11.2 11.5 11.4 11.2 11.3 11.7
0.0 0.4 0.1 0.2 0.1 0.3 -0.1 0.0 0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

レース前半は例年の良馬場平均と比較しても明らかにスロー。

しかしレース後半もさほどラップは伸びず、レースの上りは例年の良馬場平均通り。

前半のペースが緩かったこともあり、道中前目にポジションを取った馬が着順の上位を占めている。

18番人気で逃げたローザノワールが4着に粘っていることからも、前有利の展開だったことは間違いない。

ただし、上りが伸びなかったところを見ると、最後の直線で求められたのは、瞬発力にプラスして、そこそこのパワーだったのではないか?

今年の「Vマイル」は、良馬場ならが力の要る馬場状態、瞬発力以外にも、パワーが求められたレースだったと推察する。


回顧

1着は4番人気のソダシ。

道中は先団4番手の最内を追走。

4角も4番手の内で直線に向くと、直線は馬場の3分どころに進路を取って追い出しにかかり、坂の上りで逃げ粘るローザノワールを捉えると、ゴール前は後続に2馬身をつけて快勝。

走破時計が1分32秒台で、さほど瞬発力を要しない馬場となればこの馬の独壇場。

今回の展開、馬場では強さを示したが、この勝利は額面通りには受け取れない側面もある。

ソダシの分析

 

2着は3番人気のファインルージュ。

道中は中団馬群のやや前目、6番手の外あたりを追走。

4角も6番手で直線に向き、直線は馬群の外目に進路を取って追い上げに入ろうとした矢先に、前を行くクリノプレミアムと接触はしないまでも進路がやや塞がった感じで躓いている。

そこから立て直して進路をやや内目に取って再度追い上げに入り、そこからはグングンと強烈な伸びを見せて、ゴール前では2着争いを制してゴール。

坂を上りきった辺りでは、前には到底追いつけないようなポジションだったが、ゴール前、ソダシは捉えきれなかったにしても、2着に入ったのは力の証し。

躓きがなければ際どかっただろう。

ファインルージュの分析

 

3着は6番人気のレシステンシア。

道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、直線は坂の上りでソダシと併せ馬の状態で坂を上ってくるが、坂を上りきったあたりでソダシに突き放されるが、そこからズルズルとは行かず、3着は確保。

久々の千六の距離だったが、時計が少しかかったことで3着は確保した。

しかし、前有利の展開だったことは事実で、評価できる3着か否かは微妙。

レシステンシアの分析

 

1番人気のレイパパレは12着。

スタートで躓いて、落馬寸前のところまで行くが、なんとか立て直して、二の脚で先団に取りつく。

道中は先団3番手を追走。

4角も3番手で直線に向き、直線は馬群の外目から、あとは追い上げるだけという場面だったが、坂の上りで伸びを欠き、坂の頂上付近からは後続に呑み込まれて行った。

スタートのアクシデントがあったにしても、道中の流れはそう速くはなく、二の脚で先団に取りついたことが、最後の伸びを欠いたとは考えにくい。

たとえそうだとしても、12着は負け過ぎ。

躓いたことによる精神的なストレスか?

いずれにしても敗因はよく分からない。

レイパパレの分析

 

2番人気のソングラインは5着。

道中は中団馬群の中、9番手を追走。

3角でちょっと躓くような仕草、そこで若干ポジションを下げた感じだったが、4角は8番手で直線。

直線は馬群の中ほどから追い上げに入り、そこそこの脚で伸びてはくるが、2着争いにはクビ-ハナ-ハナ差の5着まで。

今回は位置取りがいつもより少し後ろだったような印象。

できればもう少し前目のポジションで押し切りたかったのではないか。

ソングラインの分析