結果
第28回 函館スプリントS(G3)
札幌競馬場 芝1200m 良
クッション値:7.7(やや軟らかめ)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ビアンフェ | 1.07.6 | 1-1(逃げ) | 34.8 | |
② | カレンモエ | 1.07.6 | クビ | 2-3(先行) | 34.5 |
③ | ミッキーブリランテ | 1.07.6 | ハナ | 10-9(中団) | 33.9 |
レース上り:34.8
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | |
今走 | 1.07.6 | 34.8 | 11.7 | 10.3 | 10.8 | 11.1 | 11.4 | 12.3 |
過去平均 | 1.08.54 | 34.7 | 12.0 | 10.7 | 11.2 | 11.5 | 11.4 | 11.7 |
差 | 0.1 | -0.3 | -0.4 | -0.4 | -0.4 | 0.0 | 0.6 |
今年の「函館SS」は札幌開催なので、過去平均は、同じく夏の札幌で開催される「キーンランドC」の過去5鞍の良馬場平均を掲載した。
ただ、「キーンランドC」が2回札幌の4日目に開催されるのに対し、今回の「函館SS]は1回札幌の2日目。
例年の「キーンランドC」と比べると、馬場状態は今回の方が断然良いのは当然で、時計の出やすい馬場状態だったことは頭に入れておかないといけない。
しかし、それらのことを加味しても、今年の「函館SS」はかなりの前傾ラップ。前半は10秒台のラップが2つ並んだ。
しかし後半は、急に失速することもなく、Lap4ではまだ11.1秒のラップを刻み、ラスト200mこそ12.3秒かかってはいるが、上り全体では34.8秒でまとめられており、走破時計の1.07.6は、馬場状態を考えても、かなり優秀な時計だったのではないか。
今年の「函館SS」は、スピードの持続力と底力が求められたレースとなった。
回顧
1着は5番人気のビアンフェ。
7枠14番からハナを切り、かなりキツいラップを自ら刻んだにも関わらず、4角は後続を2馬身離して直線に向くと、直線はカレンモエの猛追を振り切ってゴール。
昨年の「スプリンターズS」では、同じようなラップを2番手追走で殿負け。
前傾ラップはイマイチかと思っていたが、やっぱり逃げ馬、ハナに立つと違うのか。
いずれにしても今日は強い勝ち方。
今後の活躍も楽しみになる内容。
⇒ビアンフェの分析
2着は1番人気のカレンモエ。
大外16番から道中は2番手。
4角も3番手で直線に向くと、直線は逃げ粘るビアンフェを猛追するが、クビ差捉えきれずに2着。
大外枠からのスタートになったが、それは逃げたビアンフェも同じような条件。
ここまで2着が続くと、「惜しい」だけでは済まされない。
勝ち切れない「何か」があるのかも。
⇒カレンモエの分析
3着は4番人気のミッキーブリランテ。
道中は中団のやや後ろ、10番手あたり。
4角も9番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から素晴らしい追い上げを見せたが僅差の3着。
千二の距離は2度目だが、このペースに対応できたのなら適正はあるはず。
今後も千二では侮れない存在。
⇒ミッキーブリランテの分析
2番人気のシゲルピンクルビーは9着。
道中は後方13番手からの追走になった。
4角も後方13番手で直線に向くと、直線は馬場の内目を突いて進出を計るが、途中で前が詰まって手綱を引く場面もあり、伸びきれずの9着。
位置取りが後方になったのは、ジョッキーの手腕もあるが、馬が速いラップに戸惑った面もあったのではないか?
力負けと言うよりも、まだまだこれからの馬だろう。
⇒シゲルピンクルビーの分析
3番人気のケープコッドは6着。
道中は先団5番手。
4角も5番手の内で直線。
直線は馬場の内目から先頭を追うが、バテず、伸びずの6着。
どちらかと言えば流れ込んだだけというような印象が強い。
今回のようなペースではちょっと苦しそう。
⇒ケープコッドの分析