結果
第67回 産経賞オールカマー(G2)
2021年 9月26日(日)
中山 芝2200m(外)良
クッション値:10.2(やや硬め)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ウインマリリン | 2.11.9 | 2-2-3-3(先行) | 35.1 | |
② | ウインキートス | 2.12.2 | 1 1/2 | 6-6-8-5(中団前) | 35.1 |
③ | グローリーヴェイズ | 2.12.2 | クビ | 14-15-4-3(マクリ) | 35.2 |
レースの上り:35.3
回顧
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.11.9 | 35.3 | 12.6 | 11.1 | 12.4 | 12.2 | 12.4 | 12.1 | 12.0 | 11.8 | 11.5 | 11.7 | 12.1 |
過去平均 | 2.12.16 | 34.9 | 12.6 | 11.1 | 12.6 | 12.4 | 12.5 | 12.2 | 12.1 | 11.8 | 11.5 | 11.4 | 11.9 |
差 | 0.4 | 0.0 | 0.0 | -0.2 | -0.2 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.2 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
レースは例年の良馬場平均よりもやや速めのラップを刻んでいる。
それでも、3コーナー前後の勝負どころでは例年と同じような加速を見せている。
それでもさすがに4コーナーを回るあたりから減速加減、しかし最後の200mは坂の上りがあっても12.1秒でまとめられており、大幅な減速にはなっていない。
今年の「オールカマー」は、スピードの持続力と、キツイ流れでも減速せずに急坂を上りきるパワーが求められたレース。
回顧
1着は2番人気のウインマリリン。
道中は2番手追走。
4角も先団3番手の内で直線に向き追い出しにかかるが、坂の手前、ちょうどスピードが乗ってきたところで、ロザムールとレイパパレが壁になってなかなか抜け出すことができ手綱を引くが、その間に外からグローリーヴェイズが先に抜け出して行く。
仕方なく進路を外にとって再度追い出しにかかり、先に抜け出したグローリーヴェイズを坂の途中で捉えると、そのまま抜け出してゴール。
坂の途中で一旦手綱を引いて減速し、そこからまた立て直して前を捉え切るというなかなかの強い内容。
あの不利がなければさらに突き抜けていた可能性も高い。
中山巧者ということは間違いないが、パワーとスタミナを要する場面では破格の強さを見せる。
⇒ウインマリリンの分析
2着は5番人気のウインキートス。
道中は中団の前、6番手の内。
4角は5番手の内で直線い入ると、直線はグローリーヴェイズの外に進路を取ると、坂の上りで同馬を抜き去って2着。
この馬も中山は強いが、締まった流れではどうか? という不安はあった。
しかし今回の走りを見ると、それは杞憂だった感じ。
なかなか堅実な走りをする馬だけに、今後の活躍にも注目したい。
⇒ウインキートスの分析
3着は3番人気のグローリーヴェイズ。
スタートで出遅れて道中は後方、15番手から。
しかし3角手前、馬群の外からかなり早めの進出を見せ、3角4番手、4角は3番手で直線。
直線は先に抜け出していたレイパパレを坂の途中で捉えたが、それと同時にウインマリリンに内をすくわれ、外からはウインキートスに交わされて3着。
出遅れはしたが、早め進出から見せ場は作った。
坂でウインの2頭に交わされたのは、早仕掛けのためか? それとも以前から指摘している急坂の不安か?
⇒グローリーヴェイズの分析
1番人気のレイパパレは4着。
道中は2番手追走。
4角も2番手から直線に向き、直線入口では早くも先頭に立ち、坂の上りで突き放しにかかるが、そこから伸びが怪しくなる。
このメンバーなのでなんとか4着は確保できたが、やはりベストは2000mだろう。
⇒レイパパレの分析