結果

2022年 12月25日(日)

第67回 有馬記念(G1)

中山競馬場 芝2500m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
イクイノックス 2.32.4 8-9-6-3(中団) 35.4
ボルドグフーシュ 2  1/2 14-14-15-6(後方) 35.2
ジェラルディーナ 1  1/2 14-14-11-12(後方) 35.7

レースの上り:35.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12 Lap13
今走 2.32.4 35.9 7.0 11.3 11.7 12.1 12.5 13.1 12.7 12.4 11.8 11.9 12.2 11.4 12.3
過去平均 2.32.74 36.4 6.8 11.4 11.8 11.9 12.1 12.8 12.8 12.6 12.0 12.2 12.3 11.8 12.3
-0.5 0.2 -0.1 -0.1 0.2 0.4 0.3 -0.1 -0.2 -0.2 -0.3 -0.1 -0.4 0.0

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

前半ゆっくり目に入って、後半残り1000mから徐々に加速していく後傾ラップの展開。

有馬記念はおおむね後半1000mからラップが上がるが、前半どう言う流れで後半1000mを迎えるかがポイント。

今年は前半はゆっくり目に入ったために、後半1000mは例年の良馬場平均よりも0.9秒速くなった。

なので、レースの上り時計も例年の良馬場平均より0.5秒速い。

こういう展開なので、基本的には前有利の展開だと思うが、前に行った実力馬はいずれも馬券に絡めなかった。

しかしこれは展開云々よりも、馬の調子に問題があったのだと思う。

勝ったイクイノックスは、道中は中団から、4角では先団に取りついて快勝したが、道中前に行った馬にもう少し元気があれば、ゴール前も際どかったかもしれない。


回顧

1着は1番人気のイクイノックス。

道中は中団9番手の外目を追走。

向正面で徐々に順位を上げて行き、3角は6番手、そして4角では3番手の外で直線に向く。

直線では坂下ではすでに抜け出していて、坂の上りで後続を突き放した。

確かに強い勝ち方だったが、中団にいたこの馬にとっては、おあつらえ向きの流れだったのではないか?

展開も向いたし、上位人気馬は出遅れたり元気がなかったり・・・という感じはする。

イクイノックスの分析

 

2着は6番人気のボルドグフーシュ。

スタート出遅れて道中は後方14~15番手を追走。

3~4角で外を回して一気の進出。

4角は6番手の外で直線。

直線入り口では勝ったイクイノックスの直後から捉えにかかったが、直線ではこれとの差は広がるばかり。

しかし自身もしっかり脚は使っており、2馬身半差の2着は確保した。

後方の馬には向かない展開だったが、2着まで押し上げてきたのは「菊花賞」2着の実力。

スタートさえ改善できれば、来年は面白い存在。

ボルドグフーシュの分析

 

3着は3番人気のジェラルディーナ。

スタート出遅れて道中は後方14番手の外を追走。

3角から押し上げて行ったが反応はいまいちで、4角は12番手で直線。

直線は馬場の3分どころから一気に外へと進路を変えて追い上げてはくるが、先に抜け出していた2頭には届かず0.7差の3着まで。

最後の追い上げは見事だったが、先頭から0.7差離されては、評価できるかどうかは微妙。

ジェラルディーナの分析

 

2番人気のタイトルホルダーは9着。

7枠13番からハナを切る。

道中は13秒台のラップもあるほどで、そこそこ遅い流れ。

残り1000mを切ってからスパートして行くが、4角では後続にほぼほぼ並びかけられて直線。

直線では坂の上りで後続に呑み込まれた格好。

この馬の逃げのかたちは、中盤から後半にかけて後続に脚を使わせないといけないが、今回勝ち馬は、直線に向いても十分に脚が残っていた。

まあ、この馬の走りではない。

タフな馬場で行われた「凱旋門賞」の疲れが抜けきっていなかったと見るのが妥当だろう。

タイトルホルダーの分析