結果
2023年 6月25日(日)
第64回 宝塚記念(G1)
阪神競馬場 芝2200m(内)良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | イクイノックス | 2.11.2 | 16-16-13-9(後方) | 34.8 |
② | スルーセブンシーズ | クビ | 17-17-16-12(後方) | 34.6 |
③ | ジャスティンパレス | 1 | 12-13-11-9(中団後ろ) | 35.1 |
レースの上り:35.5
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.11.2 | 35.5 | 12.4 | 10.5 | 11.1 | 12.6 | 12.3 | 12.4 | 12.5 | 11.9 | 11.7 | 12.0 | 11.8 |
過去平均 | 2.11.94 | 35.4 | 12.5 | 11.2 | 11.6 | 12.7 | 12.4 | 12.2 | 12.1 | 11.7 | 11.5 | 11.7 | 12.2 |
差 | 0.1 | -0.1 | -0.7 | -0.5 | -0.1 | -0.1 | 0.2 | 0.4 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | -0.4 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
序盤3Fはかなり速く入ったので、意図的に控えた馬も多かったのではないか。
しかし中盤では息を入れてペースはグッと落ち着き、3角の下りが始まるあたりでいつもの通りペースアップして行って、上りの3Fへと入って行く。
Lap9、Lap10と例年に比べてラップは落ち気味だが、これは序盤飛ばした影響で、前の馬がくたびれてきた証拠。
しかし後方の馬は余力たっぷりなので、残り200mで先頭に立ったイクイノックスは、最後の上りを含む200mを11.8秒のラップで駆け上がって快勝。
中盤で息が入ったとは言え、前の馬には厳しい展開。
また当日は内が伸びる馬場傾向だったが、11Rを迎えてその傾向が一気に外有利の馬場に変わった印象もあるので、前の馬、直線で内を通った馬は重ねて苦戦を強いられた格好。
一方後方待機の馬にとっては、中だるみのスローに似た展開で、勝ち馬のように終いのキレを有する馬が一番力を発揮できる馬場、展開になったのではないか。
回顧
1着は1番人気のイクイノックス。
序盤、中盤は後ろから2頭目。
3角手前あたりで進出を開始して、4角は中団9番手の大外で直線。
直線は馬群の大外から追い上げに入り、グングンと伸びて坂下で先頭に立つと、そのまま押し切ってゴール。
展開が向いたと言えばそれまでだが、どんな展開でもしっかり勝つ強さは凄まじい。
現状では、あのディープインパクトの走りを彷彿とさせる域にまで来ているのではないか?
⇒イクイノックスの分析
2着は10番人気のスルーセブンシーズ。
道中最後方から、4角も12番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、内からジオグリフに寄られて進路を塞がれてブレーキを踏む不利。
しかしそこから立て直して、内に切れ込んで坂の上りでは素晴らしい伸びを見せての2着。
着差がクビ差だけに、あの不利がなければ際どかったか?
遠征競馬が苦手な馬だったが、栗東で滞在しての追い切りが奏功した格好。
⇒スルーセブンシーズの分析
3着は2番人気のジャスティンパレス。
道中は中団の後ろ、13番手あたりを追走。
イクイノックスの一列前、と言うような感じで3角を回るが、3~4角ではイクイノックスと比べて手応えがまったく違った。
4角は9番手の大外で直線に向き、直線も馬群の大外からイクイノックスに食らいついて行くが、坂下では明らかに劣勢。
それでも、後退することなく最後まで食らいついていったあたりは確かに力は示したが、今回は展開が向いたという感じも否めないところ。
いつもより位置取りが後ろになったことへの評価が分かれるところだろうが、今回の展開なら、前々からでは3着もなかっただろう、とは思う。
⇒ジャスティンパレスの分析
3番人気のジェラルディーナは4着。
道中は後方14番手を追走していたが、3角あたりで動いて行って、4角は3番手の外で直線。
直線も馬群の外目から追い上げを計るが、坂下でイクイノックスに並びかけられると、抗うことはできなかった。
しかし、早仕掛けながら最後まで踏ん張って4着を死守。
力のあるところは示した。
⇒ジェラルディーナの分析