セキトバイーストの脚質

逃げ、先行、中団に控えてからの差し。

下級条件で差し脚を繰り出したことはあるが、基本的に終いの脚はないだろう。

前目につけてしぶとい競馬をする、SP持続力、底力系ではないか?

上がりの速い決着になると後手を踏むが、上りが35秒台に差し掛かってくるとしぶとく粘り込んでくる(チューリップ賞、ロースS)。

自分で逃げて流れを作ることもできるので、ハイラップで逃げて、道中で後続に脚を使わせる競馬ができれば面白いのでは?


セキトバイーストの血統背景

父はデクラレーションオブウォー(ND系ダンチヒ)。

デクラレーションオブウォーは主に欧州で走り、芝のG1を2勝。主要距離はマイルから中距離。

母の父はフットステップスインザサンド(ND系ストームキャット)。

フットステップスインザサンドは欧州で走りデビューから3連勝でG1「イギリス2000ギニー(芝1600m)」を制するが、その後脚部不安で引退し、種牡馬入り。


セキトバイーストの前走

24/9/15 ローズS(G2)

中京 芝2000m 稍重

着順:3着(2.00.1・0.2差)

騎手:藤岡祐介(55キロ)

6枠10番から大逃げを打つが、前半1000mの通過は60.3秒と、見た目ほど速いわけではない。

4角もまだ後続に6~7馬身の差をつけて直線に向き、直線も残り100mあたりまではなんとかかんとか粘っていたが、ゴール前で2頭に交わされての3着。

最後は2着には残って欲しかったが、本番もこのような積極策ができれば、何が起こるか分からない。

ただ、この鞍上は本番に弱い。

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24/10/13 秋華賞(G1)

京都競馬場 芝2000m(内)良

着順:13着(1.58.5・1.4差)

騎手:藤岡祐介(55キロ)

大外15番からハナに立って、その後もグングンと加速して、前半1000mの通過が57.1秒。

4角も後続に5馬身の差をつけて直線に向くが、直線は残り200mまでは何とか粘るが、そこからはズルズルと後退して行った。

ムキになって行った分、息が入らなかったのだろう。

3~4角で息が入っていれば、また違ったのだろうが・・・。

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