レガレイラの脚質

ここまで7戦して出遅れが5回とスタートが課題。

しかし、スタートさえ五分に出られれば、SPの持続力、スタミナ、パワーはなかなかありそう。

出遅れて後方からの競馬になると、直線でまとめて差し切るだけの末脚となれば、2戦目の「アイビーS」では勝ち馬にキレ負けしたような印象があるだけに、どうだろう?

「ホープフルS(G1)」では牡馬を蹴散らして勝利を挙げたが、あのレースも上りのかかる底力勝負。

スタート五分でも、上りの速い切れ味勝負になるとちょっと心配。


レガレイラの血統背景

父はスワーヴリチャード(サンデー系ハーツクライ/大阪杯、JC、金鯱賞、アルゼンチン共和国杯、共同通信杯)。

母の父はハービンジャー(ND系デインヒル)。

ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。


レガレイラの近走

23/12/28 ホープフルS(G1)

中山 芝2000m(内)良

着順:1着(2.00.2・-0.1差)

騎手:ルメール(55キロ)

スタート一息で道中は後方14番手

3角手前あたりでジワジワと上がって行って、4角は10番手の大外近くで直線。

直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂の上りで前馬まとめて交わしてゴールした。

ゴール前はまだ少し余裕があったような感じで、牝馬が初めて「ホープフルS」を制した。

SPの持続力に加えて、なかなかのスタミナ、パワーがありそうな走り。

2023年 ホープフルS(G1)のラップ分析&回顧

24/4/14 皐月賞(G1)

中山 芝2000m(内)良

着順:6着(1.57.6・0.5差)

騎手:北村宏司(55キロ)

スタートは五分だったが、横の馬に寄られる感じで行き脚を削がれて後方からになる。

道中は後方14番手から、4角も後方から大外を回して直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入るが、0.5差の6着まで。

レースの上りがそこそこかかったとはいえ、今日の芝状態では、4角あの位置取りからではノーチャンス。

また、上りはメンバー最速の33.9秒を出してはいるが、この馬、どちらかと言えば末脚で勝負する馬ではないのかも。

2024年 皐月賞(G1)のラップ分析&回顧

24/5/26 東京優駿(G1)

東京 芝2400m 良

着順:5着(2.25.0・0.7差)

騎手:ルメール(55キロ)

道中は中団の後ろ後方寄り、11番手の内を追走。

4角は13番手の最内で直線に向き、直線は馬群の大外に進路を取って追い上げを計るが、0.7差の5着まで。

メンバー最速33.2秒の末脚を出してはいるが、今回は展開が向かなかった。

2024年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧

24/9/15 ローズS(G2)

中京 芝2000m 稍重

着順:5着(2.00.3・0.4差)

騎手:ルメール(55キロ)

大外15番から、スタートでダッシュがつかず、道中は最後方からの競馬。

4角も最後方の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを計るが、先頭とは0.4差の5着まで。

今回の流れでは、最後方からでは話にならない。

力のある馬だが、スタートがやはり鬼門。

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24/11/10 エリザベス女王杯(G1)

京都 芝2200m(外)良

着順:5着(2.11.6・0.5差)

騎手:ルメール(54キロ)

道中は中団8番手。

4角も8番手の内で直線に向き、直線入口では前に小さく開いたスペースに飛び込もうとするが、ここで進路が狭くなり、他馬と大きく接触する不利。

立て直して追い上げてはくるが、3着争いが精一杯。

接触があり減速して、伸びない内目の馬場を通っての5着。

2着とは0.1差だけに、あの不利は痛かった。

不利がなくても、ポジション的に勝ち馬を交わせたかどうかは微妙。

2024年 エリザベス女王杯(G1)のラップ分析&回顧