ハーツコンチェルトのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
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ハーツコンチェルトの近走
23/4/29 青葉賞(G2)
東京 芝2400m 良
着順:2着(2.24.0・0.1差)
騎手:松山弘平(56キロ)
道中は中団の後ろ11番手の外、1番人気のスキルヴィングを前に見るかたちでレースを進める。
4角は12番手の外目で直線に向き、直線は馬群を割って伸びてきて、坂を伸ぼり切ったあたりで先頭に立ち、残り200mからはスキルヴィングと追い比べを演じるが、ゴール前、キレ負けした感じの2着。
ここは明らかなキレ負け。
23/5/28 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:3着(2.25.2・クビ-ハナ差)
騎手:松山弘平(57キロ)
スタート出遅れて序盤は後方16番手。
しかし向正面でジワジワと順位を上げて行き、3角では6番手、4角も6番手の外で直線。
直線は勝ち馬の直後から追い上げを計るがこれには追い付かず、2着馬と馬体を併せての追い比べの末、ゴール前でハナ差及ばずの3着。
向正面から脚を使っているにしては最後までSPは持続できていた。
そこそこ力はあるのではないか。
⇒2023年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
23/9/24 神戸新聞杯(G2)
阪神 芝2400m(外)良
着順:5着(2.23.6・0.1差)
騎手:松山弘平(56キロ)
大外13番から道中は中団の後ろ、8番手の外目を追走。
4角は7番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入り、そこそこの脚で追い上げてはくるが、0.1差の5着まで。
道中は終始外目を回って、4角も大外からの追い上げ。
基本スローの流れだっただけに、この距離ロスは痛い。
ただ、しっかり5着までにはきているので、力はしっかりと示していると思う。
本番へ抽選突破できれば、まだまだ侮れない。
23/10/22 菊花賞(G1)
京都 芝3000m(外)良
着順:6着(3.04.1・1.0差)
騎手:松山弘平(57キロ)
道中は中団の前、4、5番手あたり。
2周目の3~4角あたりでレースが動いたときに、ちょっとごちゃついて順位を下げた。
4角は8番手の内で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、そこそこの脚で伸びてはくるが、3着に0.1差の6着まで。
まあ、そこそこの走りはできただろう。
同世代では常に上位争いができた。
今後古馬に混じって成長力を示せるか?
24/1/14 日経新春杯(G2・ハンデ)
京都 芝2400m(外)良
着順:4着(2.24.3・0.6差)
騎手:松山弘平(55キロ)
道中は中団6番手の外目を追走。
3角を過ぎて外を回して、サトノグランツと馬体を併せるようにして早めの進出を開始して、4角は2番手で直線。
直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、サトノグランツと馬体を併せて追い比べ。
しかし残り200mを切って、少し脚色が鈍っての4着。
この馬も明け4歳だが、55キロのハンデでこの差なら、サヴォーナ、サトノグランツとの力の差はそこそこありそう。
ハーツコンチェルトの脚質
SPの持続力、スタミナはそこそこありそうな感じだが、切れ味となるとどうか?
古馬OPクラスでは、まだちょっと力の差がありそう。
ハーツコンチェルトの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック)。
母の父はアンブライドルズソング(ミスプロ系ファピアノ)。
アンブライドルズソングは米国で走り、「フロリダダービー」などダートG1を2勝。主戦場はダートの中距離。
アンブライドルズソングを母の父に持つ最近の活躍馬は、コントレイル、ジャックドール など。