コマンドラインのキャリアはまだ3戦だけなので、近走のみを振り返る。

コマンドラインのここまでの走り

21/6/5 2歳新馬

東京 芝1600m 良

着順:1着(1.35.4・-0.5差)

騎手:ルメール(54キロ)

道中は先団3~4番手。

4角も4番手で直線に向くと、直線は馬群の外目に進路を取って追い上げにかかる。

坂の上りではまだ5番手あたり。

坂を上りきって先頭を射程圏に捉えると、残り100mあたりで交わしきってゴール。

トビが大きくて反応が遅かった、とは鞍上の談話。

まだまだ成長途上だが、新馬戦は楽勝。

21/10/9 サウジアラビアRC(G3)

東京 芝1600m 良

着順:1着(1.36.4・-0.1差)

騎手:ルメール(55キロ)

7頭立ての小頭数。

序盤は中位の5番手を追走。

しかしペースがかなり遅かったこともあり、3角手前でルメール騎手が反応。

3角2番手、4角も2番手で直線。

直線は坂の途中で気合を入れると、前走とはうって変わって反応は速く、スッと抜け出し、ステルナティーアの追撃を半馬身差しのいでゴール。

ペースはドスローの終い勝負。

開幕週の東京で、ドスローのペースを考えると、ちょっと物足りなさが残るのは気のせいか?

21/12/28 ホープフルS(G1)

中山 芝2000m 良

着順:12着(2.01.8・1.2差)

騎手:ルメール(55キロ)

スタートはアオって出遅れて、道中は中団のやや後ろ、10番手の内。

3~4角でのペースアップの場面でも反応は鈍く、4角は9番手で直線に向くが、直線ではまったくいいところなし。

前目で競馬をしてきた馬だけに、出遅れは痛かっただろう。

しかしその後のレース内容は案外。

初めての2000m、距離が長かったのかもしれないし、ただ単に力がないだけかもしれない。

2021年 ホープフルS(G1)のラップ分析&回顧


コマンドラインの脚質

テンの脚はなかなか速そうなので、好位抜け出しの競馬で安定しそう。

能力がありそうな雰囲気はあるが、ここまでの競馬を見て、「これは強い」と思える場面はまだない。


コマンドラインの血統背景

父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、春天、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)。

母はコンドコマンド(マンノウォー系)。

コンドコマンドは米国で走り、ダートG1を1勝。主戦場はダートの短距離~中距離。

母の父は ティズワンダフル(マンノウォー系)。

ティズワンダフルは米国で走り、ダートの中距離で活躍。

コマンドラインの全兄にはアルジャンナ(東京スポーツ杯2歳S2着、きさらぎ賞3着、毎日杯2着)。

次走、毎日杯(G3)に向けて

次走は3月26日(土)、阪神競馬場 芝1800m(外)で行われる「毎日杯(G3)」。

お兄さんはこのレース2着だが、弟は、あまり強調材料がない印象。

 

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