アサヒのキャリアはまだ5戦だけなので、近走のみを振り返る。

アサヒのここまでの走り

21/6/26 2歳新馬

東京 芝1800m 良

着順:2着(1.48.4・0.2差)

騎手:石橋脩(54キロ)

序盤は中団の前5番手だが、中盤にかけて順位を押し上げて、道中は3番手の外。

4角も3番手の外で直線に向くと、直線は抜群の手応えで坂を上ってきて先頭を走るアスクビクターモアに並びかけ、坂の頂上あたりから追い出して押し切りを計るが、ゴール前、外から追い込んで来たジオグリフの強襲に対抗できずに2着まで。

ジオグリフに切れ負けした感じだが、直線でもう少ししっかり追っていれば際どかったかも。

21/9/20 2歳未勝利

中山 芝1800m 良

着順:2着(1.49.3・0.2差)

騎手:田辺裕信(0.2差)

スタートで飛び上がってしまって出遅れ、序盤は最後方から。

前半1000mを過ぎたあたりから順位を押し上げにかかり、3角は8番手、4角は3番手の大外を回して直線。

直線はアスクビクターモアと併せ馬で先頭を争うが、坂の上りで1馬身半の差をつけられて2着。

このレース、前半はかなりのスローペースで推移したが、中盤あたりからセッタレダストがハナを奪うかたちで進出してから一気にペースが上がった。

アサヒが最後方から順位を押し上げていったのもまさにそのあたりで、それを考えると、アサヒはかなり速い流れの中で順位を押し上げて行ったことになる。

それも外々を回っての追い上げなので距離ロスもかなりあっただろう。

1馬身半差の2着だが、これはかなり内容の濃い2着だと思う。

【期待される能力】

  • SP持続力

21/10/17 2歳未勝利

東京 芝1800m 稍重

着順:1着(1.52.2・-0.2差)

騎手:田辺裕信(55キロ)

道中は中団のやや後ろ、7番手の内。

4角も7番手の内で直線に向くと、直線はなかなか進路が定まらないまま坂を上り、坂の頂上で進路を外に出して追い出しにかかると、スッと反応して一気に先頭を捉えてゴール。

道中はかなり緩い流れではあったが、アサヒの上りはメンバー最速の33.9秒。

ここでは力が違った。

21/11/20 東京スポーツ杯2歳S(G2)

東京 芝1800m 良

着順:2着(1.46.6・0.4差)

騎手:田辺裕信(55キロ)

道中は中団6番手の内。

4角も6番手の内で直線に向くと、直線は馬群の中ほどから追い上げに入り、坂を上りきったあたりで外から差し込んできたイクイノックスと併せ馬で先頭を競うが、ゴール前はイクイノックスに切れ負けしたかたちの2着。

「新馬戦」でもそうだったように、良い末脚は持ってはいるが、高いレベルのキレ味勝負になると後手を踏んでしまう感じ。

22/2/13 共同通信杯(G3)

東京 芝1800m 稍重

着順:5着(1.48.7・0.8差)

騎手:田辺裕信(56キロ)

2枠2番から、痛恨の出遅れで道中は最後方からの競馬。

4角も最後方から、直線は内にもぐり込んで追い上げを計るが、5着に追い上げるのが精一杯。

それでも自身の上りはダノンベルーガに次ぐメンバー2位の33.8秒。

もともと切れ味で勝負する馬ではないと思うので、やはり出遅れがすべてだろう。

2022年 共同通信杯(G3)のラップ分析&回顧


アサヒの脚質

スピードの持続力はかなり高い能力を持っているように思う。

終いの脚もそこそこは出せるが、一線級の「末脚の権化」には切れ負けしてしまう可能性あり。

控える競馬よりも、前々で押し切る競馬で強さを発揮するのではないか?


アサヒの血統背景

父はカレンブラックヒル(サンデー系ダイワメジャー/NHKマイルC、毎日王冠、ニュージーランドT など)。

母の父はデインヒル(ND系ダンチヒ)。

デインヒルは欧州で走り、芝のスプリントG1を1勝したのち種牡馬となり大成功を収めた。

母方の4代前ハイクレア(Highclere)を祖とする牝系は、欧州の名門牝系にあたり、アサヒの母・ライクザウインドの母はウインドインハーヘア。言わずと知れたディープインパクトの母。

アサヒにとってディープインパクトは「伯父」にあたる。

次走、スプリングS(G2)に向けて

次走は3月20日(日)、中山競馬場 芝1800m で行われる「スプリングS(G2)」。

しっかりと馬券に絡んで本番へ駒を進めてもらいたい一頭。

スタート五分なら固いと思うが。

 

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