結果
第68回 京都新聞杯(G2)
京都競馬場 芝2200m(外)良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ディープボンド | 2.11.7 | 5-5-6-6(中団前) | 35.4 | |
② | マンオブスピリット | 2.11.7 | クビ | 9-10-9-8(中団後) | 35.1 |
③ | ファルコニア | 2.12.0 | 1 1/2 | 8-7-4-4(中団) | 36.0 |
レース上り:36.2
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.11.7 | 36.2 | 12.4 | 10.3 | 11.8 | 11.9 | 11.9 | 12.5 | 12.7 | 12.0 | 12.5 | 11.7 | 12.0 |
過去平均 | 2.11.9 | 35.1 | 12.4 | 10.6 | 12.1 | 12.0 | 12.2 | 12.6 | 12.6 | 12.1 | 11.8 | 11.5 | 11.9 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去7走))
過去の良馬場平均と比べると、序盤も中盤も明らかに速いラップを刻んでいる。
これは逃げたシルヴェリオが大逃げを打ったため。
2番手、3番手も離して追走していたため、ハイラップにつき合ったのは道中の2~3番手まで。
道中4番手のアドマイヤビルゴから後ろの馬は、前半の1200mくらいまではゆったりとしたペースで追走していたものと思われる。
しかし、残り1000mを切ると、4番手以降の馬たちも、「このままではまずい」と距離を詰めはじめる。
特にアドマイヤビルゴなどは圧倒的な1番人気を背負っていただけに、その思いは強かったのではないか?
4番手以降の馬たちは、道中9馬身ほどあった先頭との差を、4角を回るあたりではほぼ1団の馬群になるくらいにまでその差を詰めた。
つまり、Lap7からLap9までの600mで、1.8秒ほどあったその差をほぼほぼゼロにした計算になる。
そしてそこから直線の追い比べで11.0–12.0というラップを刻むことになるのだから、上位に食い込んだ馬たちは、かなり長い間良い脚を使っていたことになる。
道中1~3番手にいた馬の直線のバテようを見ると、アドマイヤビルゴの末脚なら、上り3Fだけで勝負をしても、ゴール前差し切れた可能性は高いが、それはあくまで結果論。
スピードの持続力が問われたレースで、圧倒的な一番人気に支持されたアドマイヤビルゴは、その持ち味を発揮することは出来なかった。
回顧
1着は4番人気のディープボンド。
道中はアドマイヤビルゴの直後にポジションを取ってしっかりとマーク。
瞬発力では敵わないだろうが、持久力ではアドマイヤビルゴを上回った。
大トビの馬だけに、京都外回りの広いコースも合ったのだろう。
2着は3番人気のマンオブスピリット。
道中は中団の後ろで脚を溜めて、直線では馬場の外目からメンバー最速35.1秒の脚で追い込んで来た。
京都コースはこれで(2-1-0-1)。
3着は2番人気のファルコニア。
道中は中団、勝負どころでは4番手に進出して、直線は最内を突いて抜け出しを計ったが3着まで。
開催5日目で若干傷みが出はじめた内を選択したことが裏目に出たか?
1番人気のアドマイヤビルゴは4着。
詳細は「ラップ分析」で書いた通り。