結果

2024年 12月10日(日)

第75回 阪神ジュベナイルフィリーズ (G1)

京都 芝1600m(外)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
アルマヴェローチェ 1.33.4 7-9(中団) 34.3
ビップデイジー 1  1/4 12-9(中団後ろ) 34.4
テリオスララ 1  3/4 5-5(中団前) 35.1

レースの上り:34.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.33.4 34.9 12.1 10.6 11.5 12.3 12.0 12.0 11.5 11.4

(※今年は京都開催のため、比較対象は載せない)

レースの前半、坂の上りまでのペースがそこそこ流れた。

それでも前にいた馬は直線の残り200mあたりまで粘り腰を見せたが、残り150mくらいで後ろからの差し脚に飲み込まれた格好。

前傾ラップとまでは行かないが、2歳牝馬としては前半が流れる展開で、前がきつく、後ろがやや有利なレース展開と言えそう。

それでも、勝ったアルマヴェローチェは道中はそれほど後ろにいたわけではなく、中団あたりから直線で末脚を伸ばした。

SPの持続力と底力が試された一戦のような感じだが、前半もう少し緩んでいれば、ショウナンザナドゥあたりが残っていた可能性も捨てきれない。

上位4頭まではそこそこ良い内容だったのではないか?


回顧

1着は5番人気のアルマヴェローチェ。

道中は中団7番手を追走。

3~4角で少し息を入れる感じで順位を下げて、4角は9番手の外で直線に向く。

直線は馬群の外目から追い上げに入り、グングンと伸びて、残り100mで前の馬をまとめて交わした。

3~4角で勝負に出ずに、ワンテンポ置いてから、直線で勝負に出たのが、今回の展開にピッタリとハマった感じ。

着差はついたが、それほど下位と力の差があるかと言えば、まだそうとは思えない。

今後の走りに注目。

 

2着は8番人気のビップデイジー。

最内1番枠から、レース全半は中団の後ろ後方寄り11番手あたり。

3角の坂の下りを利用して少し順位を上げて行って、4角は9番手の内目で直線。

直線は馬場の外目に進路を取って追い上げに入り、勝ち馬と一緒に伸びてきたが、ゴール前で突き放されての2着。

ゴール前で勝ち馬と接戦を演じるようなら評価もできるが、後ろからの組なので、展開半分、実力半分、と言った感じに見えてしまう。

 

3着は7番人気のテリオスララ。

1枠2番から道中は中団の前、5番手の最内。

4角も5番手の内で直線に向き、直線は馬場の3分どころから追い上げに入り粘って粘って先団に食いつくも、3着まで。

終始最内の経済コースを通ったが、直線は内と外の馬場差もあっただろう。

そんな中、よく3着を死守できた。

パワーと底力を感じさせる走り。

 

1番人気のブラウンラチェットは16着。

道中は中団のやや後ろ11番手から、4角も11番手で直線に向くが、直線ではまったく見せ場を作れなかった。

体重は「調教後の馬体重」を見る限り、輸送で減った感じではないが、初の長距離輸送で、初の右回り。ここらへんが堪えたのかもしれない。

 

2番人気のショウナンザナドゥは4着。

道中は先団3番手から、3~4角で勝負に出て先頭に並びかけ、4角は3番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げに入り、残り200mでは先頭を窺う構えを見せたが、ゴール前で甘くなってしまった。

今回の流れは前の組にはキツかったことは確か。

そこを3~4角から動いて行って勝ちに行ったのだから、この4着は仕方ない。

今後も引き続き注目したい馬。

 

3番人気のコートアリシアンは6着。

スタート大きく出遅れて、道中はほぼ最後方の17番手。

4角も最後方近くの16番手の最内で直線。

直線は馬場の内目から馬群を縫うように追い上げてはくるが、6着まで。

出遅れがすべて。

終いの脚はありそうな馬だが、まだ力の有り無しは分からない。