結果

2024年12月15日(日)

第76回 朝日杯フューチュリティS(G1)

京都競馬場 芝1600m(外)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
アドマイヤズーム 1.34.1 2-2(先行) 33.6
ミュージアムマイル 2  1//2 3-4(先行) 33.8
ランスオブカオス 2  1/2 9-10(中団) 34.0

レースの上り:33.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.34.1 33.7 12.4 10.8 12.2 12.6 12.4 11.8 10.9 11.0
先週 1.33.4 34.9 12.1 10.6 11.5 12.3 12.0 12.0 11.5 11.4
-1.2 0.3 0.2 0.7 0.3 0.4 -0.2 -0.6 -0.4

京都開催の「朝日杯FF」はデータがないので、比較対象は先週同コースで行われた、同じ2歳の牝馬G1「阪神JF」。

先週の「阪神JF」がそこそこ流れた展開になったのに対して、今日の「朝日杯FF」は完全なスローペース。

勝ち馬は強い勝ち方をしたものの、ざっくり言えばスローの前残りに近いかたち。

1~4着馬が内枠の馬で占められたことも、緩い流れで内目の短いコースを通れたことで脚を温存できた故のことではないか。

走破時計も1分34秒台。

道中前目にいて、末脚がそこそこ出せる馬が1、2着となった感じ。

3着馬は道中中団からよく伸びてきてはいるが、勝ち馬に0.8秒差離されていては評価し辛い。

まあ、勝ち馬はレースのペースは選べないので、レースレベルが低いからと言ってこの馬に力がないとは言えない。

だた、この馬が来年の3歳戦線の主役になるか否かは、このレースだけではまだ計り辛い。


回顧

1着は5番人気のアドマイヤズーム。

1枠2番から道中は先団2番手の内目を追走。

4角も2番手の内で直線に向くと、直線は馬場の4~5分どころに進路を取って追い上げに入り、直線早々に先頭に立つと、そのまま突き抜けてゴール。

内枠からスムーズに先団に取り付いて、道中緩い流れの中、内目の経済コースを通って、直線は馬場の良い外目に進路取って快勝。

枠順、展開が向いたことは大きいが、2馬身半差の着差をつけて勝利していることも事実。

強いのか、そうではないのか、現状ではまだちょっと分からない。

 

2着は2番人気のミュージアムマイル。

スタート出遅れるが、内枠でペースも緩かったこともあり、二の脚で先団に取り付いて、道中は3番手の最内。

4角は4番手の最内で直線に向き、直線は勝ち馬の直後から追い上げに入るが、その差は詰まるどころか開く一方で、勝ち馬とは0.4秒差の2着。

スタート出遅れて、前半に要らない脚を使った分が、最後に詰め切れなかった原因かもしれない。

スタート五分なら際どかったか?

 

3着は9番人気のランスオブカオス。

スタートやや出遅れて、道中は中団9番手の内目。

4角は10番手の中ほどで直線に向き、直線は馬場の4~5分どころから追い上げに入り、ジワジワと伸びて3着。

ディープ系のそこそこの末脚は持っているのだろうが、勝ち馬に0.8差離されての3着では評価し辛い。

 

1番人気のアルテヴェローチェは5着。

道中は明らかに引っかかっていた様子。

鞍上が抑え込んで道中は中団の後ろ12番手あたり。

4角は13番手の中ほどで直線に向き、直線は馬場の4~5分どころから追い上げに入るが、5着に入るのが精一杯。

今日の流れでは後ろからではキツイ。

道中かかっていたこともあって、末脚にも迫力がなかった。

 

3番人気のトータルクラリティは13着。

道中は先団3~4番手の外目。

4角も3番手ので直線に向き、直線は馬場の4~5分どころから追い上げに入るが、直線ではまったく精彩を欠いた。

道中外目を回っていたことはあったが、この流れで前にいて、直線で粘れないのはおかしい。

休み明けのプラス12キロが堪えたのか?

いずれにしても力を出し切っていないことは確か。