オパールムーンのキャリアはまだ4戦だけなので、近走のみを振り返る。
Contents
オパールムーンのここまでの走り
20/8/1 2歳新馬
札幌 芝1500m 良
着順:1着(1.29.4・クビ差)
騎手:横山典弘(54キロ)
レース展開は、新馬戦にしては締まったペース。
オパールムーンは道中行きたがる素振りを見せながら中団あたりを追走。
4角は6番手で、直線は外に進路を取って追い上げて、ヴァーチャリティとの叩き合いを制してゴール。
走破時計はレコードに0.3秒迫る好時計。
ラストもしっかり伸びた。
20/11/7 ファンタジーS(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:2着(1.20.2・0.1差)
騎手:横山典弘(54キロ)
レース展開は序盤からハイラップを刻むハイペース。
オパールムーンはスタート出遅れて、行き脚も鈍く最後方からの競馬になる。
4角も最後方で、直線は馬場の外目から、上りメンバー最速33.5秒の脚で追い上げたが、勝ち馬のレコードタイムに0.1差届かず。
スタート五分なら際どい勝負。
出遅れが悔やまれるが確かな末脚。
【期待される能力】
- 瞬発力
20/12/13 阪神JF(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:6着(1.33.6・0.5差)
騎手:横山典弘(54キロ)
スタート出遅れて後方から。
4角も後方16番手から追い上げを見せるが、0.5差の6着まで。
レースの上りが34.4秒、この馬の上りは33.8秒。
最後方近くからだとここが精一杯だろう。
⇒2020年 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)のラップ分析&回顧
21/3/14 フィリーズレビュー(G2)
阪神 芝1400m(内)良
着順:9着(1.21.3・0.6差)
騎手:横山典弘(54キロ)
出遅れて道中は最後方。
4角も最後方から直線に向き、上り最速34.5秒の脚で追い上げて来るが、半分交わすのが精一杯。
位置取りが後ろ過ぎ。
これではいくらなんでも届かない。
オパールムーンの脚質
終いを生かす競馬。
終いの脚はある程度確実だが、スタートが悪いので位置取りはいつも最後方近く。
上りが速くなるとどうしても届かない。
オパールムーンの血統背景
父は2010年の「皐月賞」、「有馬記念」を制したヴィクトワールピサ(サンデー系)。
母の父は1995年の「菊花賞」、「有馬記念」。1996年の「宝塚記念」。1997年の「天皇賞(春)」を制したマヤノトップガン(ロベルト系)。
次走、ローズS(G2)に向けて
次走は9月19日(日)、中京競馬場 芝2000mで行われる「ローズS(G2)」。
登録のあった「桜花賞」を回避して、約半年ぶりの競馬。
終いは確実だが、何せスタートが悪い馬。
距離の大幅延長も不安材料。
⇒その他、2021・ローズS(G2)の出走馬を分析