ジャスティンミラノのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

ジャスティンミラノの近走

24/2/11 共同通信杯(G3)

東京 芝1800m 良

着順:1着(1.48.0・-0.2差)

騎手:戸崎圭太(57キロ)

8番枠からスタートはイマイチだったが、レース序盤が12.8-12.2秒の流れなので、外を回って楽に先団2番手に取り付くことができた。

4角も2番手で直線に向き、直線は坂の上りで逃げるパワーホールを捉えると、ゴール前は追い上げてくるジャンタルマンタルの末脚を寄せ付けず、1馬身半差の快勝。

ドスローの流れを、前々で勝ち切っただけなので、まだホントの強さは分からない。

2024年 共同通信杯(G3)のラップ分析&回顧

24/4/14 皐月賞(G1)

中山 芝2000m(内)良

着順:1着(1.57.1・クビ差)※レコード

騎手:戸崎圭太(57キロ)

道中は中団の前4~5番手。ジャンタルマンタルの直後をぴったりとマーク。

4角の出口ではジャンタルマンタルに先にスッと抜け出されて、こちらの方が手応え的には悪かったように見えた。

4角4番手から最後の直線、馬群の外目からしっかりと先頭を追うものの、坂の上りではまだ劣勢。

しかしゴール前100mで、ジャンタルマンタルの脚色が急に鈍ったところをきっちりと差し切ってゴール。

「共同通信杯」からの一気のペースアップにもしっかりと対応。

瞬発力だけではなく、SP持続力、パワー、底力もしっかりとあるところを示した。

2024年 皐月賞(G1)のラップ分析&回顧


ジャスティンミラノの脚質

先行押し切り、好位差し。

SPの持続力、瞬発力、パワー、底力、すべてを持ち合わせている感じの馬で、その絶対値も高そう。

先行力もあるだけに、大崩れしにくい。

「新馬戦」「共同通信杯」の道中のペースはかなりのスローだったにも関わらず、「皐月賞」のタフな流れに即対応できたというのは、かなりの能力のように思える。

現状では間違いなく世代トップだろう。


ジャスティンミラノの血統背景

父はキズナ(サンデー系ディープインパクト/日本ダービー、毎日杯、京都新聞杯、産経大阪杯)。

母は英国の芝直線1000mのG1で勝利しているマーゴットディド。

母の父はエクシードアンドエクセル(ND系デインヒル)。

エクシードアンドエクセルは豪州で走り、芝のG1を2勝。主要距離は芝の短距離。

父方からは瞬発力、母方からはスピード、パワー、底力を受け継いでいるイメージ。