2024年3月10日【金鯱賞】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、アラタの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)

アラタの距離適性

アラタはこれまでに芝2000m~芝2600mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1800m(1-0-0-0)
  • 芝2000m(3-0-3-11)
  • 芝2200m(1-1-0-1)
  • 芝2400m(0-0-0-1)
  • 芝2600m(1-0-0-0)

中距離は問題なく走る。

アラタの脚質

緩い流れを前目にポジションを取って流れ込む競馬。

時計がかかって良いタイプ。

速い時計はダメ。

中団からだと終いの脚はジリジリとしか伸びないため、前目にポジションが取れないと絶望的。

だが、中団からでも、直線急坂で、レースの上りが36秒後半あたりに差し掛かってくると、ジリ脚がジリジリと届いてしまう底力系。

極端な展開で浮上しやすい馬。

アラタのコース適正

アラタの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-0-0-1)
  • 函館(3-0-0-2)
  • 福島(0-0-2-0)
  • 新潟(未)
  • 東京(0-0-0-2)
  • 中山(2-0-0-5)
  • 中京(1-1-1-3)
  • 京都(未)
  • 阪神(未)
  • 小倉(未)

洋芝や、直線急坂といったパワーを要する競馬場で好走している。

アラタの持ち時計(ベストタイム)

アラタの持ち時計は次の通り;

  • 芝1800m:1.48.0 1着(函館)
  • 芝2000m:1.58.1 8着(中京)
  • 芝2200m:2.13.1 13着(中山)
  • 芝2400m:2.25.2 14着(東京)
  • 芝2600m:2.42.1 1着(函館)

速い時計、高速馬場には縁がなさそう。

アラタの重馬場適正

アラタの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(2-0-0-2)
  • 重(1-1-0-3)
  • 不良(未)

道悪は問題にしないが、上り時計はそこそこかからないとダメ。


アラタの鉄砲実績(休み明け)

アラタの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-0-1-3)

叩いてからは;

  • 2戦目(1-1-0-4)
  • 3戦目(2-0-1-1)
  • 4戦目(0-0-1-1)
  • 5戦目~(未)

アラタのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(1-0-0-1)
  • 中3~5週(2-1-0-1)
  • 中6~8週(1-0-2-7)

アラタの枠順適正

アラタの馬番別着度数は;

  • 1~4番(1-0-2-4)
  • 5~9番(3-1-0-6)
  • 10~14番(2-0-1-3)
  • 15~18番(未)

アラタの斤量別着度数

  • 54キロ(1-0-0-0)
  • 55キロ(1-0-0-2)
  • 56キロ(1-1-2-4)
  • 57キロ(2-0-1-5)
  • 58キロ(1-0-0-2)

アラタの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(1-0-0-3)
  • 3~5月(春):(1-1-1-5)
  • 6~8月(夏):(3-0-0-3)
  • 9~11月(秋):(1-0-2-2)

アラタの好走体重

3着以内の体重は;

  • 454~470キロ

アラタの血統背景

父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC、日本ダービー)。

母の父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック)。

近親にはワンカラット(フィリーズレビュー、函館SS、キーンランドC、オーシャンS)。

アラタの近走(重賞)

21/11/14 福島記念(G3・ハンデ)

福島 芝2000m 良

着順:3着(1.59.9・0.7差)

騎手:大野拓弥(56キロ)

道中は後方集団の真ん中あたり、9~10番手。

4角は9番手の大外を回して直線に向き、直線も馬群の外目から上り最速の脚で追い込んではくるが、2着にも届かない。

連勝は4連勝で途切れたが、力はしっかりと示した。

今回は仕方がない。

2021年 福島記念(G3)のラップ分析&回顧

22/3/13 金鯱賞(G2)

中京 芝2000m 良

着順:8着(1.58.1・0.9差)

騎手:大野拓弥(56キロ)

道中は中団の後ろ、8番手を追走。

4角は10番手の内で直線。

直線は馬場の最内から追い上げを計るが、良い脚は出せずに8着どまり。

あの位置取りから、レースの上りが34.6秒では歯が立たない。

2022年 金鯱賞(G2)のラップ分析&回顧

22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)

函館 芝2000m 重

着順:6着(2.04.7・1.1差)

騎手:横山武史(56キロ)

道中は中団の前、6番手の外を追走。

終始外々を回っていたせいか、3~4角ではちょっと手ごたえが怪しい。

4角は6番手で直線に向くが、直線では伸びずバテずの6着まで。

この馬は決して道悪が悪いわけではないだろうが、今回は前目の位置取りが裏目に出たか?

2022年 函館記念(G3)のラップ分析&回顧

2022/8/21 札幌記念(G2)

札幌 芝2000m 良

着順:4着(2.01.5・0.3差)

騎手:横山武史(57キロ)

【レース前寸評】

展開があまり向きそうにないのと、このメンバー構成では、ちょっと力が及ばない感じ。

【結果】

道中は中団6番手。

4角も6番手で直線に向くと、直線はジワジワとだが確実に伸びて、ゴール前ではソダシを交わして4着に入った。

こういう消耗戦は得意な馬。

2022年 札幌記念(G2)のラップ分析&回顧

22/11/13 福島記念(G3・ハンデ)

福島 芝2000m 良

着順:3着(2.00.6・0.4差)

騎手:大野拓弥(56キロ)

【レース前寸評】

上りがかかってナンボの馬なので、このレースには向いている。

消耗戦になって浮上。

【結果】

道中は逃げ馬から12馬身離れた第三集団。

4角は6番手で先頭を追ったが、3着が精一杯。

こういう展開になると上位には食い込める馬。

特に新たな発見はない。

2022年 福島記念(G3)のラップ分析&回顧

23/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)

中山 芝2000m(内)良

着順:4着(2.00.2・ハナ-頭-クビ差)

騎手:横山武史(57キロ)

道中は中団7~8番手の外を追走。

4角も8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げてはくるが、ハナ-アタマ-クビ差の4着。

この馬向きの展開になったが、この馬が馬券圏内に来るには、上りがもうあと0.2~0.3秒かかってほしかっただろう。

2023年 中山金杯(G3)のラップ分析&回顧

23/3/12 金鯱賞(G2)

中京 芝2000m 良

着順:3着(2.00.1・0.3差)

騎手:横山典弘(57キロ)

1枠1番から、道中は先団3~4番手の最内。

4角も4番手の内で直線に向き、直線も内ラチ沿いから粘り込んでの3着。

この馬にとっては上りが速すぎた感はあるが、それだけ道中の流れも緩かったこともあって3着に残ることができた。

1番枠から久々に先行できて、なおかつ最短コースを通れたこともよかったのだろう。

2023年 金鯱賞(G2)のラップ分析&回顧

23/7/16 函館記念(G3・ハンデ)

函館 芝2000m 稍重

着順:9着(2.02.0・0.6差)

騎手:横山武史(58キロ)

道中は中団の後ろ、11番手の外を追走。

4角も11番手の中で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入るが、伸びずバテずの9着まで。

いつもより位置取りは後ろになったが、上りのかかる展開では最後の直線で浮上してきてもいい馬。

やはり58キロの斤量はこのクラスでは重かったか。

2023年 函館記念(G3)のラップ分析&回顧

23/9/24 オールカマー(G2)

中山 芝2200m(外)良

着順:13着(2.13.1・1.1差)

騎手:田辺裕信(57キロ)

道中は中団後ろの後方寄り、11番手を追走。

4角は9番手の大外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、良い脚は出せず。

レースの上りが35秒台で、あの位置取りからでは勝負にならない。

2023年 オールカマー(G2)のラップ分析&回顧

24/1/6 中山金杯(G3・ハンデ)

中山 芝2000m(内)良

着順:13着(1.59.6・0.7差)

騎手:横山和生(58キロ)

1枠2番から、序盤は中団の前が取れるようなポジションだったが、1角で不利を受けて大きくポジションを下げた。

その後は終始後方で競馬を進め、4角も14番手で直線に向くが、直線では見せ場なく終わる。

あのポジションから追い込んでくる脚はない。

1角の不利がすべて。

2024年 中山金杯(G3)のラップ分析&回顧

24/3/10 金鯱賞(G2)

中京 芝2000m 良

着順:5着(1.58.7・1.1差)

騎手:横山典弘(57キロ)

道中後方から、4角も10番手の最内で直線。

直線も馬場の最内から追い上げを計るが、1.1差の5着まで。

道中中盤から、最内に潜り込んで距離ロスを防いだ分の5着だろう。

昨年は3着に入ったレースだが、走破時計が違い過ぎる。

近走で前に行けなくなっているのも良い傾向ではない。

2024年 金鯱賞(G2)のラップ分析&回顧