結果
第52回 読売マイラーズカップ(G2)
阪神 芝1600m(外)良
クッション値:9.9(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ケイデンスコール | 1.31.4 | 8-8(中団後) | 33.8 | |
② | アルジャンナ | 1.31.6 | 1 1/4 | 10-10(中団後) | 33.7 |
③ | カイザーミノル | 1.31.6 | ハナ | 4-4(先行) | 34.6 |
レース上り:35.6
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.31.4 | 35.6 | 12.5 | 10.2 | 10.6 | 11.2 | 11.3 | 11.2 | 12.3 | 12.1 |
過去平均 | 1.33.28 | 33.9 | 12.6 | 11.2 | 11.8 | 12.0 | 11.9 | 11.0 | 11.2 | 11.7 |
差 | 1.7 | -0.1 | -1.0 | -1.2 | -0.8 | -0.6 | 0.2 | 1.1 | 0.4 |
京都競馬場が改修工事のため、今年の「マイラーズC」は阪神開催。
阪神芝1600mは、2、3歳の重賞は多いが、古馬重賞となると「マイラーズC]と「阪神牝馬S」くらい。
今回の過去平均は便宜上、「阪神牝馬S」の過去の良馬場5鞍の平均を参考として挙げた。
ラップの出方は一目瞭然。
これは「阪神牝馬S」のレベルが低すぎるわけではなく、今年の「マイラーズC」が速すぎた。
いわゆる前傾ラップ。
逃げたベステンダンクが2番手のフォックスクリークと競り合ったことでペースが一気に上がった。
前半1000mは55.8秒、3番手のボンセルヴィーソで1000m通過が56.8秒。
前の2頭だけではなく、3番手以降の馬たちのペースも、それなりに速かったことが窺える。
逃げるベステンダンクは坂下で一杯になり、レースは坂の上りで雌雄を決した。
走破時計は1.31.4。
今開催の阪神コースはずっと時計の出やすい高速馬場だが、レコードに0.3秒差は文句なしに速い。
総じて今年の「マイラーズC」は、スピードの持続力と底力が求められたレースと言えるだろう。
回顧
1着は2番人気のケイデンスコール。
道中は中団の後ろ、8番手あたり。
4角も中団の後ろ、8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から一気の追い上げ。
坂下で先団を射程圏に捉えると、坂の途中で抜け出して、ゴール前は後続に1馬身強の差をつけてゴール。
若干展開が向いた感も否めないが、それにしても、おそらくこれまで戦ってきた中では一番速い追走速度だったはず。
そんな流れの中を、最後一頭だけ抜け出すあたり、今のこの馬の充実ぶりがうかがえる。
⇒ケイデンスコールの分析
2着は3番人気のアルジャンナ。
道中は中団の後ろ10番手、勝ったケイデンスコールの後ろあたり。
4角も10番手で、直線はケイデンスコールの直後から一緒に伸びて来た感じ。
この馬も終いは確実。
直線内にモタれるのを修正しながら追っていた、と言うコメントが出ているあたり、まだまだ良くなりそうな雰囲気はある。
⇒アルジャンナの分析
3着は9番人気にカイザーミノル。
道中は4番手追走。
4角も4番手で直線に向き、直線も最後の最後まで粘り通した。
締まった流れを前目の位置で踏ん張った内容は評価できる。
3勝クラス突破に時間を要したが、ブリンカーを着け始めてここ3戦は良い内容。
1番人気のエアロロノアは5着。
道中は中団の後ろ10番手あたり。
2着に入ったアルジャンナの外という位置取り。
4角もアルジャンナと同じような位置取りから直線に向くが、直線でイマイチ伸びを欠いて5着まで。
当然この馬も、こう言う速い流れは初めてだったと思うが、そう言う流れに即座に対応する馬もいれば、出来ない馬もいる。
次に対応出来なければ、速い流れに向かないと言うこと。
⇒エアロロノアの分析