結果
第61回 京成杯(G3)
中山競馬場 芝2000m 良
クッション値:10.5(やや硬め)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | グラティアス | 2.03.1 | 3-2-3-2(先行) | 34.9 | |
② | タイムトゥヘヴン | 2.03.5 | 2 1/2 | 1-1-1-1(逃げ) | 35.6 |
③ | テンバガー | 2.03.7 | 1 1/4 | 5-5-5-5(中団前) | 35.2 |
レースの上り:35.2
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 2.03.1 | 35.2 | 12.6 | 10.9 | 14.0 | 13.3 | 12.9 | 12.3 | 11.9 | 11.9 | 11.3 | 12.0 |
過去平均 | 2.01.72 | 36.0 | 12.6 | 10.9 | 12.8 | 12.2 | 12.8 | 12.5 | 12.0 | 12.0 | 11.8 | 12.2 |
差 | -0.8 | 0.0 | 0.0 | 1.2 | 1.1 | 0.1 | -0.2 | -0.1 | -0.1 | -0.5 | -0.2 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
前半は14秒台が一度あるくらい、かなり緩い展開。
しかし前半1000mを63.7秒で折り返すと、次のラップ(Lap6)は0.6秒加速して、そこから一気にペースが締まってくる。
Lap9ではさらに0.6秒加速して11.3秒。
最後の坂も12.0秒のラップでまとめて上り3Fは35.2秒。
ペースアップの地点がLap6あたりからなので、一概にスローの瞬発力勝負とは言えない展開。
そこそこのSP持続力と、そして瞬発力、双方が求められたレースではなかったか。
回顧
1着は1番人気のグラティアス。
単勝3.1倍の倍率が示す通り、1戦1勝馬だけにまだ未知な面も多々あったが、この1戦でかなりその輪郭が明らかになった感じ。
道中は逃げるタイムトゥヘヴンをしっかりマーク。
途中のペースアップにも動じることなく、4角では最内を回って直線に向き、直線も内ラチ沿いをしっかり伸びて、結果的には2着馬に2馬身半の差をつける圧勝。
トラックバイアスとしては、この日の午後あたりのレースから、また内が伸び出してきたきらいはあったが、それにしても鮮やかな勝ち方。
血統の裏付けもあるだけに、この先のクラシック戦線では期待が持てそうな一頭。
⇒グラティアスの分析
2着は2番人気のタイムトゥヘヴン。
1枠1番からハナに立ち、4角も良い手応えで直線に向き、直線では馬場の良い外目を選んで追い出したが、内から伸びたグラティアスにはまったく抵抗できず。
切れ味の違いをまざまざと見せつけられた格好。
⇒タイムトゥヘヴンの分析
3着は6番人気のテンバガー。
道中は中団の前。
3~4角では馬群の外目から進出を開始して、4角は5番手の外で直線に向いた。
直線ではヴァイスメテオールが前でフラフラしていたために一旦加速を妨げられたが、そこから再加速しての3着。
終始外目を回っていた距離ロスもあるが、馬格のある馬なので、広いコースの方が力が出そう。
3番人気のタイソウは6着。
道中は2番手追走も、3~4角ではすでに手応えが怪しかった。
直線も坂下あたりでもう余力なし。
早めのペースアップには対応してきて良いはずだが・・・。
この走りはちょっと期待外れ。
⇒タイソウの分析