2024年10月13日【秋華賞】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ステレンボッシュの好走パターンを分析。

ステレンボッシュの距離適性

ステレンボッシュはこれまでに芝1600m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(2-2-0-0)
  • 芝1800m(1-0-0-0)
  • 芝2000m(0-0-1-0)
  • 芝2400m(0-1-0-0)

マイルの距離では末脚はキレるが、二千になると末脚が鈍る印象。

良いのはマイル、それとも2000mあたりまで?

オークスの2400mは少し長かった感じ。

ステレンボッシュの脚質

先行、もしくは好位あたりから終いを生かす競馬。

SP持続系と瞬発型は相当ありそうだが、マイルの距離では末脚はキレるが、二千になると末脚が鈍る印象。

適性はマイルあたりで、それ以上の距離は、3歳戦ではとりあえず、能力だけで走っているのかもしれない。


ステレンボッシュのコース適正

ステレンボッシュの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(1-0-0-0)
  • 函館(未)
  • 福島(未)
  • 新潟(未)
  • 東京(1-1-0-0)
  • 中山(0-1-0-0)
  • 中京(未)
  • 京都(0-0-1-0)
  • 阪神(1-1-0-0)
  • 小倉(未)

ステレンボッシュの持ち時計(ベストタイム)

ステレンボッシュの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.32.2 1着(阪神)
  • 芝1800m:1.51.1 1着(札幌)
  • 芝2000m:1.57.5 3着(京都)
  • 芝2400m:2.24.1 2着(東京)

千六の時計は「桜花賞」。そこそこ評価できる。

ステレンボッシュの重馬場適正

ステレンボッシュの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(未)
  • 重(未)
  • 不良(未)

道悪は未経験。


ステレンボッシュの血統背景

父はエピファネイア(ロベルト系/菊花賞、ジャパンカップ)。

母の父はルーラーシップ(ミスプロ系キングマンボ/クイーンエリザベス2世カップ、宝塚記念2着)。

母の母の母にディープインパクトの母であるウインドインハーヘアを持っているので、ディープ、そしてキタサンブラックの父であるブラックタイドは近親になる。

ステレンボッシュの近走

23/12/10 阪神JF(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:2着(1.32.6・クビ差)

騎手:ルメール(55キロ)

道中は中団のやや後ろ、11番手の中、直前に勝ち馬を見るかたち。

4角も10番手、直前に勝ち馬を見るかたちで直線。

直線も勝ち馬の直後から伸びてくるが、勝ち馬も簡単には抜かせない。

しかし坂の上りでは一完歩ずつその差を詰めて行って勝ちまに迫るが、クビ差届かずの2着。

この馬も良い伸びを見せた。

クビ差の2着ながら、この流れで33.5秒の脚なら及第点。

クラシック戦線に望みを繋いだ。

2023年 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)のラップ分析&回顧

24/4/7 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:1着(1.32.2・-0.1差)

騎手:モレイラ(55キロ)

道中は中団10番手あたりで、アスコリピチェーノの内でほぼ並走。

4角は8番手の外で直線に向き、アスコリピチェーノを押しのけるかたちでこれの前に出ると、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂下で前を行くエトヴプレを射程圏に捉えると、坂の上りでこれを交わして、ゴール前は食い下がるアスコリピチェーノを3/4馬身凌いでゴール。

4角でアスコリピチェーノの押しのけたところがポイントだろう。

結局そこでついた1馬身ほどの差が最後まで縮まらなかった。

馬の力の差はないように思えたが、どうか?

2024年 桜花賞(G1)のラップ分析&回顧

24/5/19 オークス(G1)

東京 芝2400m 良

着順:2着(2.24.1・0.1差)

騎手:戸崎圭太(55キロ)

道中は中団9番手の内目を追走。

4角は12番手の内で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、坂を上り切ったあたりで一頭抜け出してくるが、ゴール前、チェルヴィニアの外からの末脚に半馬身差屈した。

道中内目の追走で、4角も内を回っているだけに、最後は交わされてはダメ。

「桜花賞」では「NHKマイルC」で牡馬と対等に渡り合ったアスコリピチェーノを下しているだけに、2400mはちょっと長かったのかもしれない。

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24/10/13 秋華賞(G1)

京都競馬場 芝2000m(内)良

着順:1着(1.57.1・-0.3差)

騎手:ルメール(55キロ)

外枠14番から、スタートはイマイチだったが、二の脚で勝ち馬の直後、10番手あたりを追走。

4角も勝ち馬の直後、10番手で直線に向き、直線も勝ち馬の直後から追い上げに入るが、直線は進路を内に取ったことで、一瞬前が詰まる場面もあったての3着。

二千の距離でも、やはり末脚勝負になれば若干見劣りするところがあるのかもしれない。

末脚が生きるのは1600mまでか?

今回は枠順にもツキがなかった感じだが、力は世代上位であることは間違いない。

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