結果

2023年 11月26日(日)

第68回 京阪杯(G3)

京都競馬場 芝1200m(内)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
トウシンマカオ 1.07.4 7-7(中団前) 32.7
ルガル 2 5-5(中団前) 33.3
エイシンスポッター 1/2 16-15(後方) 32.2

レースの上り:33.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6
今走 1.07.4 33.7 12.3 10.6 10.8 11.0 11.3 11.4
過去平均 1.08.26 34.0 12.3 10.9 11.1 11.0 11.2 11.8
-0.3 0.0 -0.3 -0.3 0.0 0.1 -0.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

前半坂のある京都1200mにしては、前半600mは速い方。

しかしこれは離して逃げた前2頭が刻んだラップ。

3番手以降の馬はそこそこ余裕を持って追走していたのではないか?

平均より少し速いくらいのペースで追走していた後続のトウシンマカオは、逃げ粘るビッグシーザーをゴール前捉えた。

勝ち馬にとっては外差しの馬場が有利に働いた面もあるにはあるが、SPの持続力と瞬発力で他馬を一蹴。

走破時計は優秀だが、当日の馬場は速い時計が出やすい馬場。

いずれにしても、外枠から道中外々を回って、しかも斤量58キロで後続を2馬身離した勝ち馬は、昨年の阪神開催の「京阪杯」からの連覇。

かなり強くなってきた印象。


回顧

1着は4番人気のトウシンマカオ。

外枠17番から、道中は中団やや前目、7番手の外を追走。

4角も7番手の大外を回して直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、みるみる先頭との差を詰めて行って、残り100mできっちり差し切ってゴール。

外枠から道中外々を回り、一番重い58キロの斤量を背負って、2着馬に2馬身の差をつけた。

連覇とは言え昨年は阪神開催だけに、得意コースの利があったというわけでもない。

頂上決戦ではもうワンパンチ足りない印象があったが、今後スプリント路線でひと暴れできるか?

トウシンマカオの分析

 

2着は1番人気のルガル。

道中は中団の前5番手を追走。

4角も5番手で直線に向いて、直線は馬群の外目から追い上げに入り、いい脚で逃げ粘るビッグシーザーを捉えにかかるが、これを捉える前に外から来た勝ち馬に交わされた。

勝ち切りたかっただろうが、勝った馬が強すぎた感じ。

2着は健闘したと捉えることもできるが、2馬身離されたこともあり、評価するには微妙なところ。

 

3着は6番人気のエイシンスポッター。

道中は後方16番手を追走。

4角も15番手で直線に向き、直線は馬群の真ん中をついて伸びてはくるが、0.4差の3着まで。

レースの上り33.7秒では、あの位置からでは届かない。

終いは確実に良い脚を繰り出すが、スタートが遅い。

 

2番人気のキミワクイーンは11着。

道中は中団のやや前目、7番手の最内を追走。

4角も7番手の内で直線に向いて、直線は馬群の内目から追い上げに入るが、良い脚は出せず。

勝ち時計、上り時計ともに、この馬にとっては速すぎた。

キミワクイーンの分析

 

3番人気のビッグシーザーは5着。

1枠2番から逃げ。

そこそこ速いラップを刻んで、4角も先頭で直線に向き、直線も残り100mあたりまでは逃げ粘っていたが、ゴール前で甘くなった。

最後に止まったのは、前半少し飛ばした分と、内外の馬場差だと思う。

2着の3歳より、こっちの3歳の方が内容はいいと思う。